ストレス解消のメカニズムから考える間違ったストレス解消法とは
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みなさんはストレスが溜まったと感じた時にどんなストレス解消法をしていますか?

趣味に没頭する人もいれば、長時間寝て疲れを回復させる人もいるでしょうし、身体を動かすのが好きな人は運動したり、食べる事やお酒が好きな人は、好きなものを食べたり、お酒を飲んだりと、人それぞれストレス解消法は違います。

では、自分が行っている事は本当にストレス解消できているのでしょうか?

間違えたストレス解消法を行ってしまうと逆効果。

ストレスを解消するどころかさらに身体にストレスが蓄積してしまうかもしれません。

今回の記事を読む事で、ストレスが溜まった時と発散するメカニズムを知る事で正しいストレス解消方法が分かります。

ストレス解消のメカニズム

ストレス解消法を考える場合に、知っておかなければならない事。

それは、「ストレスが溜まると身体の中で何が起きるのか」と「どう対処するべきか」です。

ストレスが溜まると身体の中は何が起きる?

ストレスを感じると、そのストレスの対応するため副腎からコルチゾールというホルモンが分泌されます

このコルチゾールはストレスホルモンといわれており、ストレスに対して身体を反応させる準備を行うわけです。

この反応自体は動物として正しい反応であり、この時期までにストレスをうまく解消できていると大きな問題は起こりません。

問題はストレスが持続的にかかり、長期間に渡って副腎からコルチゾールが分泌され続けた場合です。

さすがに副腎も疲労を起こしてしまい、正常な反応が出来なくなってしまいます。

この状態となってしまうと回復するまでに時間がかかってしまうようになってしまいます。

どう対処してストレス解消するべきか

ストレスを感じると「闘争逃走反応」というものが起こります。

動物が敵と遭遇してしまった場合に、闘うか逃げるかどちらかを選ぶ事になるのですが、どちらにしても筋肉の力を必要とします。

ストレス反応が生じた時には、筋肉を優先的に使えるように身体の中では準備が始まっているわけです。

人間でも同様の反応が起きるのですが、人間の場合のストレスは精神的なものが多くなっているため、ストレスを感じて身体が準備したものを使わない事がほとんどなんです。

そうすると体内ではストレス発散がうまくできずに、ストレスを溜め込んでいってしまうわけです。

ストレスの正しい解消方法は基本的に身体を使う事と言えます。

赤ちゃんや子供がストレスを感じるとどうなりますか?

泣きわめく、バタついて動き回るなどの反応になります。

幼少期はストレスに対して我慢する事がないので、そういった反応でストレスを解消します。

大人になるにつれ、ストレスに対してダイレクトに反応する事をしなくなりますが、ストレス自体は身体の中に溜まりますし、近年では運動量や一日の活動量も少なくなっているため、身体を動かして発散する事が出来ていない事が多いです。

このストレスに対しての人間の身体の反応を知ったうえで、色んなストレス解消法を分類していきましょう。

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要注意!間違ったストレス解消法

①タバコ・お酒

タバコは「百害あって一利なし」と言われますが、その通りです。

元喫煙者だからこそハッキリと言えます!

時間とお金の無駄使いナンバー1です。

喫煙者としては、ストレスを感じるとつい吸いたくなりますが、タバコで体内が酸欠状態になり、血流も悪くなるため、ストレス解消どころかもっと悪くなってしまいます。

お酒も飲みすぎには注意。

適量のお酒を親しい友人と楽しみながら飲むのは、ストレス解消に効果がありますが、愚痴をダラダラと言いながら飲んだりするのはNG行動。

愚痴を吐き出すのであれば短時間で、その後は楽しく飲みましょう。

もちろん、一人で大量のお酒を飲むのも良くありません。

アルコールを分解するために肝臓などに負担がかかり、身体の中にストレスが溜まってしまいます。

②ヤケ食い(過食)

ストレスから、ついヤケ食いに走ってしまう人も要注意。

美味しい物を食べるという行為は、簡単に自分の欲を満たしてくれます。

美味しい物を食べるだけで幸せな気持ちになりますが、食べる時間や量、質に注意しないと身体の負担が大きくなってしまい、結果的には身体の不調や体重の急増などを招いてしまいます。

③ショッピングやギャンブル(お金の散財)

ストレス解消に自分の欲しい物を買うというのも、一時的に自分の欲を満たしてはくれますが、本当に必要な物、欲しかったもの以外は後悔してしまう事になります。

後で買わなきゃ良かったという気持ちが出てしまったり、無駄遣いした後悔の方が大きくなってしまい、結果的にさらにストレスを溜める事になってしまいます。

ギャンブルも同様にスリルなど非日常的な体験ができ、一時的に日常のストレスを忘れる事が出来るかも知れませんが、ギャンブル依存症という物がある通り、抜け出せなくなる恐れもあります。

お金の散財にストレス解消の効果はありません。

④映画やゲーム、Youtubeなど画面を見続ける行為

映画やゲームなどを楽しむ事自体は、ストレス解消の効果があります。

それは、感動したり、笑ったり泣いたりする事で、感情が動く事にストレス解消の効果があると言われています。

だけど、画面を見るという行為は身体にストレスがかかっている事を知っておきましょう。

画面から発せられる、ブルーライトの光は交感神経を刺激するし、長時間見続けることで眼精疲労など身体にストレスが溜まります

映画は1本ごと、ゲームやYoutubeは60~90分ごとに休憩を入れるようにし、長時間画面を見続けないように注意しましょう。

理に適ったストレス解消法

①運動や散歩

単純にストレスは運動する事で発散できます。

先に述べたようにストレスがかかると闘争逃走反応が引き起こされ、動く準備が身体の中でされてしまいます。

この準備されたエネルギーを運動で使ってあげるだけです。

激しすぎる運動は身体への負担となってしまう恐れがありますので、散歩や軽いジョギングなどのリズム運動が適していると言われています。

楽しく行えるのであれば、趣味で行える運動なら何でも良いと思います。

ストレス解消が目的ならストイックに自分を追い込みすぎないように注意しましょう。

②瞑想

瞑想もストレス解消の効果があります。

瞑想の仕方はいくつかあるようですが、大事なのは「何も考えない事」

この何も考えないというのは、やってみると意外と難しい事に気づくでしょう。

コツは自分の呼吸に意識向けると良いと言われています。

吸気と呼気を1:2の割合とし、4拍子で吸って、8拍子で吐くというのをカウントするだけでも、カウントに意識がいくため、それ以外は何も考えていない状態となりやすいです。

③マッサージ

マッサージを受ける事もリラクゼーション効果があり、ストレス軽減に繋がります。

心と身体は繋がっており、ストレスで心が緊張状態にあると、全身の筋肉にも無意識に力が入ってしまいます。

反対に、筋肉の緊張がほぐれたら心の緊張も緩みます。

筋肉がほぐれる事で全身の血流も良くなりますので、不調の改善にも効果があります。

④人との交流

人は一人で生けていけないとよく言われますが、その通りです。

人は孤独を感じるだけでストレスを感じます。

いくら一人が好きな人でも、完全に孤立してしまうとストレスを感じます。

人には承認欲求という他者に認められたいという欲があります。

他者から自分という存在を認められているというだけでストレスが軽減します。

⑤音楽・読書

読書を行う事でストレスが68%も軽減すると言われています。

1日に30分以上は読書すると、ストレス解消の効果があります。

ただし電子書籍ではなく、本を読むことを勧めます。

理由は先ほど述べたように、画面を見る事自体がストレスとなるためです。

音楽も大きく感情を動かしてくれます。

アップテンポの曲を聴くと、前向きな気持ちになれたり、スローテンポの曲を聴くと、心が落ち着き心拍数や血圧が下がる効果があるようです。

ストレス解消法いかがでしたか?

普段の生活で自分が行っているストレス解消法を照らし合わせてみて下さい。

最後にまとめをして終わりましょう。

まとめ

ストレスがかかると副腎からコルチゾールというホルモンが分泌され、活動する準備を行います。

ストレスが溜まるという事は、この準備したエネルギーを使わずに溜め込んでしまう事です。

有効なストレス解消法というのは、まず運動などで身体を使う事!

溜め込んだエネルギーを使う事でストレス発散になります。

その他には瞑想やマッサージ、友人との交流などが効果的です。

反対にタバコやお酒の飲みすぎ、ギャンブルなどは悪影響となります。

意外と映画鑑賞なんかも長時間になると身体の負担となりますので要注意ですよ。

質問や感想などあればコメント下さい。

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