【1日2食VS1日3食】メリット・デメリットについて考察
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1日の食事回数って何食が良いのでしょうか?

調べてみると1日2食が良いという意見もあれば、3食が良いという意見もあり、「結局はどっちが良いの?」と悩んでしまいますよね?

食事回数の件は医者や栄養士などの専門家でも意見が分かれる所です。

色々と調べてみましたが、結論は人それぞれのライフスタイルに合わせるべきと思います。

今回は1日2食・3食お互いのメリットとデメリットを挙げていき、どちらが良いのか比較していきましょう。

何故、食事回数の問題が出てきたのか?

私が子供の時は「1日3食しっかり食べましょう!」と学校で教わるほどで、特に朝食に関しては「頭が働かないからキチンと朝食を食べましょう。」と言われてきました。

朝食を食べる子と食べない子では学力に差が出るといったデータもあったと思います。

現代社会では、食事は1日3食が当たり前と思っている人が大半でしょう。

さて、それでは何故1日2食の方が良いという議論が起こるようになってきたのでしょうか?

これには「生活習慣病」いわゆる肥満や高血圧、糖尿病といった過食によって引き起こされやすい疾患が、近年になって急増している事が背景にあると思います。

体重コントロールが昔よりも難しくなってきているんです。

食べ物に困らないし、美味しい物が溢れている社会になったので食べ物の誘惑が多くなったのは確かだと思います。

現代人は食べ過ぎだ!」って事で、1日2食が勧められるようになってきているんです。

では1日2食の何が良いのか。

そのメリットとデメリットについてみてみましょう。

1日2食のメリット・デメリット

まずは2食のメリットとデメリットを挙げてみましょう

【メリット】
・食事の回数を少なくする事で内臓の負担を減らせる
・血流が良くなる
・1日の食べる量が抑えられる
・空腹時間が長い事で、身体に取りこまれた糖質(エネルギ―)を使いきることが出来る
・食費の節約

【デメリット】
・空腹に慣れていないとイライラする(ストレスを感じてしまう)
・ドカ食いしてしまう危険性

ザッと挙げるとこんなものでしょう。

解説を加えていきますね。

【2食のメリット】

体内に入ってきた食べ物を消化して、栄養素を吸収し、その栄養素を血液に乗せて全身に行き渡らせるという食事という行為は内臓系の大仕事です。

消化・吸収を頻繁に行ってしまうと内臓の仕事も大変です。

食事回数が減るだけで、内臓が休める時間が出来るというメリットがあります。

また、食べ物が入ってきたら最優先で消化・吸収を行いますので、内臓に血液が集中します。

食後に眠たくなってしまうのは、内臓に血液が集中するから一時的に脳の血流量が低下するためなんですよ。

食べる回数が減るという事は、全身に血液が行き渡っている状態が長く保てるので手先や足先など末端部の血流も良くなるというメリットもあります。

単純に食べる回数が減るという事は食事にかかる費用や食べる量も抑えられます。

その浮いた費用で、より質の良い食べものを購入するなどすれば「量よりも質」の食事習慣が出来、身体の健康にとってもメリットと言えるでしょう。

【2食のデメリット】

デメリットはあえて挙げるとするなら、ストレスを感じてしまう事でしょうか?

でも大丈夫。これはやっていけば慣れます。

ドカ食いしてしまうリスクに関しても、食べる時に注意したり、よく噛む事を意識したりする事で抑えられます。

1回当たりの食事量が少し増える分にはあまり問題ありません。

1日2食生活を続けていくと、一回に食べられる量も減っていきます。

注意点としては、3食から2食に変えると、栄養を取る機会が減るので「食事の質を上げる」事です。

加工食品などを減らして、野菜やお肉、魚などをバランス良く取ることに気をつけましょう。

それでは1日3食のメリット・デメリットについても挙げてみます。

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1日3食のメリット・デメリット

3食のメリット・デメリットを挙げてみましょう。

【メリット】
・胃や腸を刺激する回数が増える
・栄養を取る機会が増えるため、食事内容を小分けに出来る
・エネルギ―不足になりにくい

デメリット】
・過食になりやすい
・食事の習慣化(お腹が空いていなくても時間がきたら食べてしまう)

【3食のメリット】

3食のメリットで挙げられる事は、食べ物が入って胃や腸が刺激される回数が増える事。

自律神経の研究で有名な小林弘幸先生は2回よりも3回の食事回数が良いと勧めています。

胃や腸を刺激する回数は、3回くらいが丁度よいそうです。

また、食事を取る回数が増える事で、必要な栄養素を1回の食事で摂取する量を小分けに出来ます。

腹8分目が守りやすいとも言えます。

空腹になっている時間が短くなる事でエネルギー切れになる事があまりないという事も言われています。

【3食のデメリット】

デメリットは、過食になりやすいという事。

現代社会においての食事摂取量と仕事内容や活動量が合わなくなってきています。

デスクワーク中心で、身体よりも頭を使う仕事の割合が増えてきています。

移動は歩く量が減り、車や交通機関を利用するので、以前よりも運動量そのものが減っています。

食事内容も昔に比べると、高カロリーの物が多く、食べる物に困る事はほとんどないでしょう。

こういったギャップから現代人は過食になる傾向にあります。

3食で済めばまだ良いですが、間食や夜食など3回以上食べ物を口に入れる機会があったりもします。

その回数が増える事で内臓が休む暇がなくなっていたり、カロリーオーバーで肥満になる人が増えています。

3食が悪いわけではないですが、それ以上にダラダラと食べ物を口にする回数が増える事や運動不足のままでいる事が悪いわけですが‥。

あまりお腹が空いていなくても決まった時間が来ると食べてしまうという事もデメリットに挙げられます。

本来食事は、体内に蓄えられたエネルギーを消費し、不足する頃に空腹という形で身体が知らせてくれる事が食事摂取のサインです。

何となく時間が来たからといって、惰性(だせい)で食べていないですか?

学校や仕事で休憩時間が決まっている場合は、多少仕方ありませんが今一度考えてみても良いかもしれませんね。

結局どっちが良いの?

お互いのメリット・デメリットを挙げてきましたが、「結局の所どっちが良いの?」となりますよね。

どちらが良いのかは年齢やライフスタイルによって変わります。

まずは年齢で区切ってみましょう。

学生時代(~10代):1日3食
20~30歳代:体型やライフスタイルに合わせて考える
40代以降:1日2食

何故40代以降からは2食が勧められるかの理由は、自律神経と関係があります。

自律神経は30~40代で機能が低下すると言われています。

内臓や血管の働きは自律神経が関係しています。

その自律神経の働きが弱まるという事は、内臓や血管の働きも弱くなってしまうという事です。

食事は内臓にとって、食べ物を消化したり、栄養素を吸収したりと大仕事です。

40歳以降では1日3回も大仕事する事はシンドイのです。

こういった理由から、40歳代以降は徐々に食事内容を見直した方が良いでしょう。

2食に抵抗がある人は3食生活を続けながら、腹8分を守ると良いですよ。

もう一つ考慮したい事はライフスタイル。

仕事や趣味、運動習慣などで、どれだけ身体を使うのかです。

インドア派の人では過食になりやすい傾向にあります。

現在の体重が適正体重であれば、そのままの生活で良いでしょうが、肥満傾向であれば2食生活に変更してみるのも良いかもしれません。

まとめ

1日2食or3食については、個人差が大きいため一概には言えません。

どちらにもメリットとデメリットがありますので、それらを参考にしながらやってみても良いかもしれません。

共通して言えることは、3食以上(間食や夜食)は良くない事。

年齢を重ねるごとに自律神経や内臓の働きが弱くなってしまう事は理解しておきましょう。

肥満傾向にある人は2食にして空腹時間を長くする事で、蓄積されたエネルギー(脂肪)を使う機会が増えますよ。

結局は食事の「回数」よりも「質」の方が大事なのかもしれませんね。

質問や感想などあればコメントにお願いします。

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