寝ている時の夢をよく覚えている人と覚えていない人の違いは?
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あなたは夢を覚えていますか?

夢をよく覚えている人とあまり覚えていないというか夢を見ないという人がいます。

この違いは何でしょうか?

夢を覚えていない人も本当に夢を見ていないのでしょうか?

日によっても違いますが、頻繁に夢を覚えている人と普段ほとんど夢を見ないという人の違いについて考察していきたいと思います。

あなたは夢を見ていますか?

睡眠中の「夢」は基本的には何かしら見ているようです。

ただそれを覚えているかどうかの違いです。

夢は浅い眠りのレム睡眠中に見ているものと認識している人も多くいると思いますが、レム睡眠とノンレム睡眠のどちらでも夢を見ることが分かっています。

レム睡眠で見る夢は、脳は起きていて身体が寝ている状態なので、ストーリーがあって現実に近い夢を見ます。

脳は起きているので大脳皮質の活動もみられ、見ている夢に関連して運動を司る脳の神経細胞も活性化します。

子供が寝ている時に声を上げて笑ったり、寝言を言ったりするのも、レム睡眠中の時に起こる現象だと思います。

ノンレム睡眠中では、脳も身体もどちらも寝ている状態なので、意味がわからないような夢や整合性がとれないような夢をみます。

ノンレム睡眠中の夢で起こされた場合は、場所や時間、何をしていたのかよくわからずに少し混乱した寝ぼけた状態になりやすいです。

睡眠中は、レム睡眠とノンレム睡眠とが約90分おきに交代しており、睡眠の形態が変わるときに夢も変わっていっているようです。

よく眠れていてレム睡眠、ノンレム睡眠のサイクルを多く回せたほどたくさんの夢を見たことになります。(最初の方の夢は全く覚えていませんが)

夢を覚えている人と覚えていない人の違い

レム睡眠、ノンレム睡眠のサイクルの中で自然に近い形で起きた場合は、覚醒準備中のレム睡眠中なので、脳は起きている状態になるので割とハッキリと夢の内容を覚えていたりします。

起きた時に夢の内容をあまり覚えていない場合はノンレム睡眠中に覚醒した可能性があるため、頻繁にそのような状態なのであれば、眠りが乱れている可能性があります。

また、心理状態によっても夢を覚えているか覚えていないか変わってくるようです。

夢をよく覚えている人の心理状態は、心配性や不安が強い傾向にあり、夢をあまり覚えていない人は、情緒が安定しており、ストレス耐性が強い傾向にあります。

情緒が安定している人は細かい事は気にせずに夢は見ているものの、起きたと同時にコロッと忘れてしまうのでしょうね。

夢を覚えていない人でも、目覚ましなく自然に起きれていたり、寝起きがスッキリしている人はあまり気にしなくて良いでしょうが、寝起きが悪く、何回も目覚ましを鳴らして無理して起きている人は眠りの質が悪い可能性があると考えられます。

ただ、夢を覚えているか覚えていないかだけで、眠りの良し悪しを決め切るのは難しいでしょう。

夢はレム睡眠、ノンレム睡眠の睡眠サイクルの中でコロコロ変わっており、覚えている夢はその最後の夢だけなのですから、夢を覚えている、覚えていないという事を過剰に意識する必要はないかと思います。

まとめ

夢を覚えている人も覚えていない人も夢自体は見ているようです。

夢を覚えている人はレム睡眠中の覚醒が出来ており、自然に近い形で覚醒していると言える反面、心配事や不安が強い人も夢を覚えている傾向があることが分かっています。

反対に夢を覚えていない人はノンレム睡眠中の覚醒で睡眠サイクルが乱れている可能性がある一方、精神的に安定している人も夢自体は見ているものの、脳が意識的に覚えるほどの内容ではないため、起きた時には夢を忘れるといった事があります。

見た夢の内容によっては心理状態が分かる夢占いみたいなものもありますが、夢自体はまだまだ解明できていないことも多いため、参考程度にしておいた方が良いでしょう。

ただ、夢は見たい夢を見ることが出来ないという研究結果もあることから、脳が無意識的にみせる映像であるため、自分の心理状態を表しているとも考えられるので、何かしらの意味があるのかもしれません。

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