冷え性の原因と対策。末梢血流を良くして冷え性改善する方法。
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足の「冷え性」に悩む人は多く、特に女性に多いです。

冷え性の原因は、末梢の血流の悪さが挙げられます。

なので、冷え性の対策は、この抹消血流をいかに改善するかが鍵となります。

抹消血流を良くするための方法って知っていますか?

この記事では、冷え性の原因と対策についてご紹介します。

冷え性の原因

冷え性の原因は主に末梢血流の悪化が挙げられます。

要するに手足の末端部分の血流が悪いという事。

血液は心臓から酸素を含んだ動脈血が拍出されて動脈を通ります。

動脈から細い毛細血管に進路を変えて、細胞の細かな所にも血液が届くようにし、各細胞に酸素や栄養素を渡して、不要物を回収してきます。

この不要物を回収した静脈血は静脈を通って、心臓へ帰ってくるというのが身体を循環する血液の一連の流れになります。

さて、血液は酸素や栄養素の他にも熱を一緒に運ぶのですが、血液の流れが悪くなると熱の伝達も悪くなります。

手足は脂肪や筋肉の厚みが薄いので、血管の位置は皮膚の真下になりますので、寒い環境にいると末梢の血液は冷やされやすい状態にあります。

血流が悪く末梢で停滞してしまっている血液は、より熱を奪われやすく血液が冷え切ってしまいます。

この冷え切った血液が身体に戻る際にも、身体のあちこちを冷やしながら戻ってきてしまうため冷え性が起こるというわけです。

冷え性の原因は末梢血流の悪さという事が分かった所で、予防法としては「いかに末梢の血流を良くするか」がポイントになります。

末梢の血流を良くする方法はいくつかあります。

次の項目で紹介していきますね。

末梢の血流を良くする方法

身体を冷やさない

まずは簡単な所で方法と言えるものでもないですが、重要な事「身体を冷やさないように温める」

温めるといってもこれも色んな方法がありますが、何でも良いと思います。

温かい靴下履いたり、レッグウォーマー使ったりでも良いでしょう。

腹巻なんかも腸を温めるので効果的。

足で冷えてしまった血液は内臓部分を通って心臓に帰ってきますので、内臓部分も冷やされてしまいます。

腹巻はその冷えを防止するためにも役立ちますし、腸の働きが悪くなる事で消化・吸収の働きも悪くなり、結果的に血液の質や作る血液の量が少なくなり、血が少ないために流れが悪くなるという事も避けることができます。

冷やさない努力って地味だけど大事なんですね。

食べ物でも身体を温める事はできます。

ショウガなんか食べると身体の芯から温まる感じがしますよね。

身体を温める食材は色に注目すればだいたい判別が出来ます。

「赤・黒・橙」の色のものであれば身体を温める効果が期待できる食材です。

反対に「青・白・緑」の色の物は身体を冷やす効果がある食材になりますので、摂り過ぎには気をつけましょう。

温冷交代浴

手足などの末梢を温める方法としては「温冷交代浴」も効果が高いです。

水とお湯に交互につける方法です。

30秒ずつを目安に水とお湯に交互につけましょう。

手だけ、足だけでしてもらっても全然構いません。

血管は冷えるとキュっと収縮し、温まると血管が開きます。

この反応を利用して、血管を刺激して血流を良くする方法です。

人間の身体はホメオスタシスといって環境の変化が起こっても、できるだけ現状を維持しようと働く力を持っています。

もちろん、身体が冷えればシバリングと言って、ガタガタ震えるように筋肉を動かし熱を産生しますし、体内に熱がこもって暑くなれば汗をかいて熱を放出させます。

末梢の手足を一時的に冷たい水につけるとその反作用で身体を温めようとする反応が出現します。

冷やしっぱなしになると冷え切ってしまうので、その後に温めてあげた方がより効果的です。

この冷やすと温めるを交互に行う事で、人間の身体が元々持っている反応を引き出す事が温冷交代浴の目的です。

してみたら分かると思いますが、終わった後はその部分がポカポカ身体の奥から暖かくなりますよ。

温冷交代浴について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
温冷交代浴の驚くべき健康効果。自宅のシャワーで簡単に出来る方法

空腹時間を取る

末梢血流を良くするためには「空腹時間」も重要です。

胃腸は食べ物が身体の中に入ってくると消化・吸収をしてくれますが、この消化・吸収の働きをする時に、身体の血液は内臓に集中します。

内臓に集中するという事は手足の末梢や脳への血流量が一時的に少なくなるという事。

食後に眠くなるのは、内臓に血液が集中するため一時的に脳の血流が少なくなるためなんです。

この空腹時間をきちんと取らずに、だらだらと食事や間食を取ってしまうとずっと末梢の血流は悪いままです。

空腹時間があると胃腸も休めますので、胃腸の働きも良くなるので血液の質が上がる事も期待出来ます。

足指体操

足先の抹消血流を押し返すのは足の筋肉の役目です。

足の筋肉が収縮した時に、ポンプの様に血流を押し上げるわけです。

足先の筋肉は使えていますか?

冷え性の人の足を見てみると、指先の筋肉が使えていないばかりか、足指の関節が硬くなっていて固まっている人が多いです。

要は足趾の筋肉が使えていないために、指先の関節を動かすことができずに硬くなっているわけです。

そのような状態では足先の血流が悪くなっているのは誰でも分るでしょう。

足の指が動かせるようになると、おのずと血流は改善してくれます。

足指体操としては、足指じゃんけんや足指でタオルを掴んで引き寄せるタオルギャザーなどの運動があります。

意外と足の指を動かすのは難しいです。

すぐには足指を動かせるようにはならないですが、冷え性の人は地道にチャレンジしていきましょう。

なかなか難しいのであれば、自分の手を使って足指の関節を曲げたり伸ばしたりして、足指が動く感覚を思い出すようにしてみましょう。

まとめ

冷え性の原因は血流の悪化です。

末梢血流が悪くなる事で血液が冷やされてしまい、その血液が身体に戻ってくる時に身体の熱を奪う事で冷え性になります。

冷え性の予防には末梢の血流を良くする習慣が大事で、「身体を冷やさない」「温冷交代浴」「空腹時間」を生活の中に取り入れましょう。

徐々に毛細血管が活性化され末梢の血流が改善します。

末梢の血流が改善する事で冷え性の改善が期待出来ますよ。

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