コーヒーは一日何杯までならOK?驚くべきコーヒーの健康効果
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コーヒーって身体に良いと思いますか?それともあまり良くないと思いますか?

以前のイメージはカフェインが大量に含まれるためにあまり良くないと思っていましたが、近年行われた研究でコーヒーが身体に良い事が明らかになってきています。

コーヒーは一日に何杯まで飲んで良いか知っていますか?

せっかく飲むのであれば、効果的な飲み方も知りたいですよね。

この記事を読む事で、コーヒーが健康に与える影響と一日何杯が適量なのか、効果的なコーヒーの飲み方が分かります。

コーヒーによる健康効果

脳を守る働き

コーヒーを飲む人のアルツハイマー病(認知症)の発症リスクが大幅に下がるという研究結果があります。

この研究は65歳以上79歳未満の人達を、一日にコーヒーを0~2杯飲む群(低レベル群)、3~5杯飲む群(中レベル)、5杯以上飲む群(高レベル)の3群に分けて、平均21年追跡調査を行っている。

この追跡調査の結果、中レベル群は低レベル群よりもアルツハイマー病の発症が65%下回っていたという。

中レベル群と高レベル群を比べると、高レベル群の方が認知症を発症する人が少なかったようですが、こちらは統計上差があるとは言えない結果になった様です。

アルツハイマー病は脳の慢性的な炎症で起こるとされているため、コーヒーを飲む事で脳を炎症から守り、認知症になるリスクを下げる事が期待できます。

また、アルツハイマー病以外にもパーキンソン病の予防効果もあると言われています。

Ⅱ型糖尿病を予防

コーヒーにはⅡ型糖尿病を予防する効果があるという研究結果もあります。

この研究では、1日に飲むコーヒーを1杯増やすごとにⅡ型糖尿病の発症リスクが7%減るという結果が出ています。

この効果は6杯まであるようです。

この他の研究でも毎日3杯以上コーヒーもしくは紅茶を飲むと、糖尿病の発症リスクが42%減るなど、その他にも同じような研究結果がいくつもあるようです。

抗酸化作用

コーヒーには抗酸化作用があり、身体の酸化を防いでくれます。

身体が酸化するという事は、身体の細胞の老化現象を引き起こすという意味になりますので、コーヒーの抗酸化作用は身体の老化現象を遅くしてくれる作用が期待できるという事です。

コーヒーに含まれるポリフェノール効果

コーヒーの何が身体に良い作用を起こすのでしょうか?

それはコーヒーに含まれるポリフェノールが関係します。

ポリフェノールは身近な食材から豊富に取れる身体の解毒剤であり、コーヒーからポリフェノールを摂取する事で、身体を守ります。

ここでポイントが一つ。

このポリフェノールを上手に使えるかは腸内細菌の状態によります。

身体の状態に合わせてポリフェノールを使うのは腸内細菌がコントロールしています。

腸内細菌の状態が悪いとせっかく摂取したポリフェノールがうまく機能しない可能性があります。

健康のためにコーヒーを飲むためには、腸内環境も整えておく必要があります。

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コーヒーのデメリット

カフェイン

コーヒーを飲むのが良くないとされる一番の理由はカフェインです。

カフェインは覚醒作用があり、摂取しすぎると頭痛や焦燥感、不眠、イライラなどの精神症状が出たりするとも言われます。

一日のカフェイン摂取量の目安はコーヒー3~5杯分と言われています。

先ほどコーヒーの健康効果の所で紹介した通り、一日3~5杯のコーヒーではアルツハイマーやパーキンソン病、糖尿病の発症リスクを下げるという研究結果があります。

これらの事から考えると、一日のコーヒー摂取量は3~5杯にしておくのが良いでしょう。

気になる方はカフェインレスのコーヒーもありますので、そちらを飲むのも良いですね。

カフェインは夕方以降に摂ると、寝つきが悪くなり睡眠の質が落ちてしまう可能性もあるので、遅い時間帯には飲まない方が健康には良さそうです。

副腎機能を妨げる

コーヒーは副腎機能を妨げる事があるため、副腎疲労を起こしている可能性がある人は避けた方が良いと言われています。

副腎疲労について詳しくはコチラの記事を参照ください。
疲れが取れない人の気づかれない病気【副腎疲労】

副腎疲労とは簡単に説明するとストレス過多により、副腎から分泌されるストレスホルモンが出にくくなってしまう状態です。

「ストレスを感じている」、「疲れが抜けにくい」という人は、一旦コーヒーやコーラなどのカフェイン含有飲料を飲むのをやめてみて下さい。

それでいつもより調子が良く感じるのであれば、しばらくコーヒーはやめておいた方が良いかもしれません。

酸化ストレス

コーヒーを焙煎した時に、コーヒーに含まれる油が酸化するスピードが早いと言われています。

少し時間を置いたコーヒーを飲むと、この酸化した油も一緒に摂取してしまいます。

酸化した油は細胞の老化現象を早めてしまいます。

前述したように、コーヒーにはポリフェノールによる抗酸化作用があるので、これに関してはどちらが良いとは言いづらいですが、コーヒーを飲むのなら出来るだけ挽きたて直後が良さそうです。

コーヒーの飲み方

基本的には、飲む直前にコーヒー豆から挽いて飲むのが良いでしょう。

健康のために飲む場合は、ブラックで砂糖類は加えない。

ブラックが苦手な人は、クリームを入れても良いです。

クリームの油がカフェインの影響を緩和してくれる働きがあります。

その他にもシナモンやバニラエッセンス、アーモンドエッセンスなどで風味をつけるのは良いでしょう。

牛乳との組み合わせはカフェインが牛乳の消化を妨げ、腸に負担がかかる可能性があるので要注意です。

まとめ

コーヒーの健康に関する効果についてまとめます。

コーヒーを飲む事で、脳や血管系の疾患や糖尿病などの予防が期待出来ます。

一方でコーヒーが健康に良くない理由として挙げられるのは、主にカフェインの作用。

カフェインによる覚醒作用が副腎などの機能低下を引き起こす可能性もあり、飲みすぎには注意が必要です。

毎日3~5杯のコーヒーが適量となります。

健康のためにコーヒーを飲むのであれば、挽きたてのコーヒーに砂糖類は加えず、クリームなどで風味をつける飲み方がベストです。

【参考書籍】
腸がすべて(東洋経済新報社)
腸の力であなたは変わる(三笠書房)
世界最新の太らないカラダ(サンマーク出版)
医者も知らないアドレナルファティーグ(中央アート出版)

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