冷え性対策に有効なツボとは。足の血流が良くなる2つのツボ。
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寒くなってくると「冷え性」に悩まされる人は多いです。

特に女性は男性に比べて筋肉量が少ないために冷え性になりやすいです。

冷え性には血流の悪さが関係しており、特に足の血流が悪い事が原因となります。

足の血液は静脈を通って心臓に帰っていくのですが、その通り道に子宮があるので冷え性は婦人科系の疾患や生理痛との関連もあるようです。

たかが冷え性と思わずにちゃんとした対策をした方が良いでしょう。

今回は冷え性対策に役立つ「足の血流を良くするツボ」をご紹介します。

皆さんの冷え性対策に役立てて下さい。

なぜ冷え性になるのか

冷え性の原因には血流の悪さが関係しています。

一番血流が悪くなりやすい場所は心臓から最も離れた場所にある『足』です。

重力の影響も受け、血液は下に溜まりやすいため、人間の体で一番下の部分になる足は血流を押し返すのも一苦労する場所なんです。

心臓から動脈を通って血液は全身に運ばれます。

動脈は内臓や筋肉の中を主に通っていますが、末梢の足の部分には分厚い筋肉はないため血管は皮膚のすぐ近くの表層部分に出てきています。

血流が悪い状態では血液の循環も停滞しており、表層近くにある血管は寒さの影響を受けやすいため、血管の中の血液も冷やされてしまいさらに血液の循環が悪化します。

冷やされた血液が心臓に戻る時には、身体の中も冷やされてしまうという事になります。

こうして冷え性は完成してしまいます。

足の血流を良くするツボ

足の血流を良くするツボは2つ「血海」と「三陰交」という部分になります。

血海

この部分は足に行った血液が心臓に戻る時の集合地点のようなものです。

血海は太ももの内側で膝関節の内側から指の横幅3~4本分の所にあります。

解剖学的には大腿動脈と大腿静脈部分に相当し、足からの血液は大腿静脈を通って鼡径部→心臓へと帰っていきます。

血海という場所は解剖学では内転筋管(ないてんきんかん)や内転筋裂孔(ないてんきんれっこう)という部分に近く、大腿動脈と大腿静脈がここを通ります。

この内転筋部分が硬くなると血管の動きや働きも悪くなるため内転筋は柔らかくしておく方が良いのです。

血海の部分を押すことで内転筋管近くの内転筋が柔らかくなる事で大腿動脈・静脈の血流が良くなるからだと思います。

三陰交

3つの陰のツボが交わる所。

太陰脾経(たいいんひけい)、厥陰肝経(けついんかんけい)、少陰腎経(しょういんじんけい)という3つの経路が交わります。

東洋医学では「陽」と「陰」の2つの側面に分けられ、性別では男性が「陽」、女性が「陰」に当たります。

また、血管では動脈が「陽」に当たり、静脈は「陰」になります。

3つの陰のツボが交わることから女性のためのツボのようなものです。

三陰交は内くるぶしから上側に指の横幅4本分離れたところにあります。

このツボを押す事で子宮の血流が改善する事が研究で明らかとなっているそうで、生理痛や婦人科系の疾患の改善にも効果が期待できます。

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ツボ押しの注意点

ツボを押す時の注意点は「強く押し過ぎない事」

「痛い」というのが「効いてる」と勘違いしてしまう人は多いです。

痛みを我慢しながら押してしまうと身体の筋肉は緊張してしまいます。

そうなってしまうとせっかくツボを押して血流を良くしようとしているのに、筋肉が緊張して血管を締め付けてしまいます。

自律神経では交感神経が刺激されてしまい、交感神経の働きが高まると血管は収縮してしまうため逆効果。

リラックスして気持ちの良い強さで押すことが大事です。

リラックスする事で副交感神経の働きも高まり、血管が拡張しさらに血流が良くなります。

マッサージなどもそうですが、痛い方が効果があるのではとついつい力が入ってしまいますが、強い力で押してしまうと毛細血管を傷つけて逆に血流が悪くなってしまう場合もあります。

最初は優しく触れながら徐々に力を強めていき、気持ちが良い範囲に留めましょう。

また、ツボを押す時には集中してしましょう。

テレビを見ながら、スマホを見ながらでしてしまうと効果半減。

自分の身体を触れつつ、その時に感覚に意識を向ける事でより効果が上がります。

ツボを押す時には「力を強く押し過ぎない」「集中した環境でする」と効果的ですよ。

最後にまとめをしていきます。

まとめ

冷え性は身体の血流の悪さが原因となっている事が多いです。

特に足の方は血流が悪くなりやすく、脂肪や筋肉の薄い足の部分に停滞した血液が冷やされ、その冷やされた血液が身体に戻る事で全身的に冷えが生じます。

冷え性を解消するツボは「血海」と「三陰交」。

太ももの内側と内くるぶしの上側に指幅約4本分の所にあるツボです。

ツボを押す時には「力を強く押し過ぎない」「集中した環境でする」の2点を意識して行いましょう。

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