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夜に足がつる「こむら返り」の原因と予防法。

夜に足が攣(つ)った経験ありませんか?

足の痛みで目が覚めて、しばらく身動きが取れないなんてすごく嫌な寝起きですよね。

動けるようになっても、しばらくは痛みを引きずってしまうのも本当に嫌になります。

足が攣る事はこむら返りとも言うのですが、こむら返りが起きやすい人には原因があります。

キチンと原因を知って、予防法を実践すれば夜中に足がつるこむら返りは防げます。

今回はこむら返りの原因と予防法について解説しています。

是非、参考にしてみて下さい。

こむら返りの原因

こむら返りとは、筋肉の痙攣(けいれん)の事。

特にふくらはぎになる事が多く、ふくらはぎの筋肉は腓腹筋(ひふくきん)と言うために、腓(こむら)返りと名前が付いたそうです。

このこむら返り、夜に起きたら激しい痛みで目が覚めて、しばらく身動きが取れないくらいの痛みがしばらく続きます。

よく夜に足が攣ってしまうという人の中には週の半分くらい、夜のこむら返りに悩まされているという人もいます。

このこむら返りの原因は、「筋肉の硬さによる血行不良」と「水分不足(ミネラル不足)」が原因となっている事が多いです。

筋肉の硬さによる血行不良

筋肉が硬くなってしまうと、その中を通る血管の動きも悪くなり、結果的に血流も悪くなってしまいます。

高齢になる程、こむら返りが起こりやすくなるのは、身体の柔軟性や筋肉量が低下してしまったからと言えます。

柔軟性の低下による血行不良や筋肉量低下による筋肉疲労が起き、さらに筋肉が硬くなってしまうという悪循環になっているという事です。

水分不足(ミネラル不足 )

身体の中の水分不足でもこむら返りは起こってしまいます。

睡眠中は意外と汗をかいており、自分が思っている以上に水分が失われています。

水分補給が出来ずに、脱水に近い状態になると筋肉を制御している筋紡錘(きんぼうすい)と腱紡錘(けんぼうすい)の働きが悪くなると筋肉が勝手に収縮してしまうという事が起きてしまいます。

こむら返りになってしまう原因は分かりましたか?

次に対処法をみていきましょう。

こむら返りになった時の対処法

こむら返りの対処法はストレッチになります。

筋肉が攣ってしまった場合は、しばらく身動きが取れなくなりますが、少し動けそうであれば攣っている筋肉をゆっくりと伸ばしてあげましょう。

主に起こりやすいふくらはぎの筋肉であれば、つま先を手で握り膝を伸ばします。

そこからアキレス腱を伸ばすように足首から先を手前に引くようにして伸ばしましょう。

身体が硬くて膝が伸びない人は、膝を曲げた状態でつま先を握って足首から先を手前に引くようにした状態から膝を伸ばすようにしましょう。

タオルを足の前側半分に引っ掛けて引っ張る事でもストレッチは出来ますが、夜中の急なこむら返りに準備をしておくのは難しいですね。

太ももの裏の筋肉も比較的に起こりやすい筋肉ですが、この場合は座ってこむら返りした方の脚を前に伸ばし、膝をしっかり伸ばして体の前屈運動をしていきましょう。

手伝ってくれる人が近くにいるのなら仰向けに寝た状態から、攣っている側の足を膝が伸びきったままの状態で上に持ち上げてもらいましょう。

筋肉が攣った状態が過ぎてしまえば、痛い所を優しく揉みほぐしてあげると痛みが和らぐのが早くなりますよ。

しかし、こむら返りは一度起きるとかなり痛みがあり辛いので、やはり予防(足が攣らないようにする事)が大事です。

普段からならないように予防を意識する事の方が大事ですね。

こむら返りの予防法

こむら返りの原因は主に筋肉の硬さと水分不足(ミネラル不足)でしたね。

これらに対処するように予防法を考えてみましょう。

筋肉のケア

筋肉の硬さが原因であれば、常日頃から硬くならないようにケアしておくことが重要です。

ふくらはぎのマッサージやストレッチを普段から行っておく事自体が予防法になります。

ふくらはぎの筋肉を自分で触ってみましょう。

痛い所がなければ理想的な状態ですが、誰しも少しは押したら痛い所があると思います。

押して痛い場所は筋肉の線維がこわばって血流が悪くなっている所です。

その部分を重点的に優しくマッサージしてあげるようにしましょう。

また、筋肉の硬さは運動不足でも生じてしまいます。

ウォーキングを少しするだけでもふくらはぎの筋肉が刺激され脚の血流も良くなります。

ウォーキングする時間がなかなか取れないという人は、つま先立ちをしてストンと踵を落とす運動を意識的に行う事でも、ふくらはぎの筋肉の運動になりますよ。

水分不足(ミネラル不足)の解消

水分不足に対しては寝る前にしっかりと水分補給をするよう心がけましょう。

夜にお酒を飲まれる人は特に水分補給が大事です。

アルコールを分解する時に体内の水分を大量に使用してしまうので、脱水を起こしやすい状態になります。

ミネラル不足もこむら返りの原因になります。

マグネシウムやカルシウムなどは筋肉が収縮したり弛緩(しかん)したりする時に作用します。

マグネシウムは海藻類や豆類に豊富に含まれ、カルシウムは乳製品や小魚類に多く含まれています。

普段の食事にこれらを意識的に取り入れたり、簡単な所ではスポーツドリンクで水分補給する方法もあります。

ただし、スポーツドリンクに頼り過ぎると糖質の取り過ぎになる場合がありますので、飲み過ぎには注意してください。

それでは最後に今回の内容をまとめていきます。

まとめ

夜に足がつる「こむら返り」の原因は大きく2つです。

筋肉の硬さと水分不足によって起こってしまいます。

こむら返りが起こってしまったらしばらく動けなくなりますが、動けるようになったらゆっくりとストレッチを行いましょう。

こむら返りは対処法よりも予防法が大事です。

予防法は筋肉を柔らかく保つためのケアです。

ストレッチやマッサージ、ウォーキングなどでふくらはぎや足の筋肉を刺激してあげましょう。

水分不足対策も重要で、寝る前の水分補給や日ごろの食事にマグネシウム(海藻類や豆類)やカルシウム(乳製品や小魚類)を意識的に取り入れる事も効果的ですよ。

それでは今回の内容は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

首の痛みと手の痺れの原因は頸椎症かも。有効な体操は?

首の痛みや腕から手にかけての痛み、痺れなどが出てしまうのは首の骨である頸椎が問題になっている事が多いです。

首回りのストレッチをしようにも痛くてできない場合や首を動かすと痛みや痺れが出てしまう事も多いでしょう。

首はデリケートな部分なので、変に動かしてしまうと逆に痛めてしまう事もあります。

早く良くしたいのに、首の運動ができずにもどかしさを感じる事もありますよね。

首から来る症状は頸椎以外の背中や腰の背骨の動きを良くしてあげる事でも症状が緩和していく事があります。

今回は頚部以外を動かす事で頸椎部分の負担を減らし、症状を改善していくための運動方法をお伝えします。

首の痛みや手の痺れの原因は?

首の痛みや手の痺れの症状がある場合は「頚椎症」が考えられます。

頸椎症は頸椎という首の骨の変形やその周囲の靭帯や椎間板などの変性によって起こる疾患です。

頸椎症について詳しく知りたい人はコチラの記事を参照ください。
頚椎症の治療法。主な症状や関連する疾患は? (karada-reset.com)

簡単に説明すると、頸椎からは両腕や手の神経が出ているので、この頸椎部分が傷んで神経を傷つけるなどしてしまうと、手の方にまで症状が出現してしまうという事です。

首を上に向けると痛みや痺れが出る場合は「頸椎症」になっている可能性が高いです。

この頸椎症を改善するためにはどんな事をするのが良いのでしょうか?

頸椎症の体操をする上での注意点をみてみましょう。

頚椎症の体操の注意点

頸椎症は頸椎の変性によって起こる事は先ほど説明しました。

注意して欲しい事は「首を動かすと痛みが出てしまう可能性がある」という事です。

基本的には首を上に向けたり、グルグル回したりする運動は症状が出現しやすいのです。

一般の人が自己判断で首の運動をする事は多少リスクがあるわけです。

私たちのような医療関係者の間でも頸椎周辺は非常にデリケートな部分であるため、触れる際には細心の注意を払います。

そんなデリケートな部分を自分で運動する方法はどんな事があるでしょうか?

それは頸椎以外の部分をしっかり動かす事です。

特に胸や背中、腰周りの部分をしっかり動かす事が重要です。

「頸椎が悪いのにその他の部分を動かすってどういう事?」と思うかもしれませんが、一般の人がリスクなく運動するにはそれくらいで良いのです。

体操のポイント首以外の部位

何故、胸や背中や腰の運動が良いのか解説していきます。

まず頸椎症には好発部位といわれる部分があります。

よく変形しやすい部分という事です。

その部分は頸椎が7個ある中での、下の方にあたる6番目と7番目の部分です。

頭を前に倒すと首の付け根付近の骨が出てくると思いますが、その部分が7番目になります。

この部分が何故よく変形を起こしてしまうのかを考えてみると、理由は単純で一番動きやすいからです。

一番動きやすいので、他の部分の動きが悪くなってしまった時に、その代わりにも働いてくれるので、その分負担が大きくなって変形が起こりやすいという事です。

今現在で頸椎症の様な症状がない人は、猫背の姿勢で上を向くのと腰から背中をしっかり起こしてから上を向くのとを比べてみましょう。

上を向いて見える景色が全然違うと思います。

猫背の時にはあまり後ろの方が見えないはずです。

それだけ動きに差があるという事と、首に負担がかかるという事なんです。

背中や腰も動きに参加してくれているとそれだけ首が動く量は少なくて済み、その分頚部にかかる負担も軽くなるというわけですね。

頸椎症は頚部の変性によって起こっている疾患ですが、自分で体操するとなると頚部を動かすのはリスクを伴うので、胸や背中、腰周りの運動を行うのも有効です。

いくつか体操の例を次の項目で紹介します。

頚椎症に効く体操例

肩甲骨の運動

姿勢よく座ります。
この運動をする時は常に顎を引いておくように注意しましょう。

①両腕を肩の高さまで挙げ、両肘同士をつけて90°曲げ、掌は自分の方に向けます。
②両腕を横に開くように広げます。この時掌は外を向くようにします。
③次に背伸びをするように両手を頭の上に挙げて、手の甲がくっつくようにします。

①→②→③→②→①と順番に繰り返して行います。

一つの動作あたり5秒程度キープして次の動作を行いましょう。

体幹の回旋運動

横向きに寝て股関節と膝は軽く曲げて置きます。

頭の後ろに上側の手を当て、肘を後ろに引くように身体を捻ります。

猫背の姿勢になると胸から背中にかけての肋骨の動きが少なくなってしまいます。

この肋骨の動きとその周囲の筋肉の運動です。

腰椎の回旋運動

仰向けに寝て、両腕は大の字のように横に広げます。

股関節と膝を曲げて両膝を立てて置き、横に倒す運動をします。

脚を倒していく際に両腕や背中が浮かないようにしましょう。

四股運動

浅く椅子に腰かけて、両脚は肩幅程度に開き、骨盤を起こします(前傾)。

骨盤から腰骨が起きた状態を保ちながら、徐々に股関節から曲げるように身体を前に倒していきます。

この時に腰や背中が丸くならないようにする事が大事です。

この運動は頭の重みが前にかかってしまうため、症状が出てしまう場合は避けましょう。

また、顎を軽く引いてから行うようにすると痛みなどが出にくいと思います。

いくつか運動方法を紹介しましたが、痛みなく行える運動を行うようにして下さい。

痛みが出る場合は、しばらく待って症状が軽くなってきてから試してみて下さい。

最後にまとめをしていきます。

 

まとめ

首の痛みや手の痺れの症状は「頸椎症」が原因である場合が多いです。

頸椎症は頸椎部分の変形によって起き、頸椎部分には両腕の神経が出てくるので、手の方にまで症状が出てしまうわけです。

頸椎周囲はデリケートな部分であるため、直接的に動かして運動をする場合にはリスクが伴います。

頸椎部分の負担を減らすためには背中や腰の他の背骨の動きを良くしてあげる事が有効です。

いくつか紹介した運動を行って、頸椎に負担がかかり過ぎないようにしていきましょう。

もちろん、今後頚椎症になりたくない人が行っても予防になりますよ。

それでは今回の内容は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

頚椎症の治療法。主な症状や関連する疾患は?

頸椎症は誰にでも起こりうる疾患の一つで、主には首から肩周囲の痛みや張り感などの症状が出ます。

最近はデスクワークでパソコンを使う機会やスマホを長時間使ったりする事で、頚椎症になる可能性は高くなっています。

慢性的な肩こりも頸椎部分に問題がある事も多いです。

今回は頚椎症の治療法や症状についてまとめています。

首や肩こりの悩みがある人は参考にしてみて下さい。

頚椎症とは

頚椎症とは頸椎の変形や周囲組織の変性がきっかけで起こる首から肩にかけての痛みが出てしまう疾患です。

実は頸椎の変形や変性は誰にでも起こるもので、60代以上であれば90%以上が何かしらの変形や変性があると言われています。

特に症状はないけどレントゲンを撮ってみたら、変形している人は意外に多いんですよ。

症状がなければ困る事はないので、一般的には痛みなどの症状があり、頸椎に変形や変性がある人の事を「頚椎症」と診断するようです。

頸椎に変形があっても痛みがない人もいますので、キチンとした対処をする事で、頸椎の変形は治せなくても症状は軽減できるという事です。

頸椎は主に両手の神経が集まっている部分になります。

変形の程度によっては神経を刺激してしまい、手の痺れや脱力感なども症状として出てくる場合があります。

次の項目では頸椎症に関連する疾患を挙げていきます。

頸椎症に関連する疾患

頸椎ヘルニア

頸椎の上下の間には椎間板というクッション材が傷むことで、中の髄核というジェル状の物が後方に飛び出し、神経を刺激してしまう疾患です。

ヘルニアは時間経過とともに徐々に消失していく事が期待されます。

頚部に負担がかからないように過ごしましょう。

頸椎症性神経根症

頸椎の変形によって脊髄神経から両手に分かれた部分の神経を圧迫してしまう事で起こります。

症状はどちらか片側に手に出る事が多く、腕から手にかけての痛みや痺れ、手に力が入りにくいなどの症状が出ます。

頚椎症性脊髄症

頸椎の変形が後方部分に影響し、後ろにある脊髄神経を圧迫してしまっている状態です。

脊髄神経の圧迫に伴い、両手や時には両脚の方にも痛みや痺れ、筋力低下が現れます。

両脚にも症状が出現する場合は、歩行のバランスが不安定となってしまう事もあります。

ヘルニアとの違いは自然に改善が見込めるかで、ヘルニアと違い頸椎の変形した部分が神経の圧迫原因となっているため、症状が進行すると手術を検討しなければなりません。

頚椎症の治療法は

病院で行われている頸椎症の治療法は薬物療法とリハビリが中心になっています。

基本的には自然に経過をみていく中で徐々に症状が軽減していく場合が多いです。

手術になる事はほとんどなく、頸椎症性脊髄症による脊髄症状(下肢の筋力低下や排尿障害など)が出現した場合は手術になる場合があります。

頸椎症では首から肩甲骨回りの筋肉が硬くなってしまっています。

その筋肉をマッサージやストレッチなどでほぐしていく事で痛みが緩和される事が多いのですが、そもそも筋肉が硬くなってしまった原因となる「姿勢の改善」も同時に意識していく必要があります。

頸椎症性神経根症に伴う腕から手にかけての痛みや痺れがある場合は、首を反らす動きや症状がある側へ首を倒す動きは注意しましょう。

これらの動きは神経が圧迫されやすい動きになります。

神経が圧迫され傷んでしまうと神経周りの組織の炎症や神経が少し腫れたような形になり、より刺激を受けやすくなります。

最初のうちはいかに痛み刺激を少なくし、炎症や腫れを改善させるかが重要です。

寝る姿勢で痛みが出る場合は枕の高さを調整しましょう。

痛みが強い場合は、枕を高くしてあげた方が痛みは出にくい事が多いです。

バスタオルなどで高さを増したり、首の下に出来てしまう空いたスペースを埋めてあげるように調整すると楽になる事もありますよ。

頸椎症の治療は、まずは除痛です。

いかに痛みを少なくして生活するかが重要です。

痛みを薬でコントロールしながら、マッサージやストレッチで筋肉をほぐす。

その後は姿勢を改善と背骨全体的な柔軟性や他の関節部分の可動性を高めて、頸椎部分にのみ負担が集中しないような身体作りが必要ですよ。

最後にここまでの内容をまとめます。

 

 

まとめ

頸椎症は頸椎(首の骨)の変形やその周辺組織の変性によって起こる疾患で、誰にでも起こる疾患でもあります。

症状は首から肩周囲の痛みが主ですが、腕や手のしびれを伴う頸椎ヘルニアや頸椎症性神経根症、両脚の方にまで症状が出てしまう頸椎症性脊髄症など関連した疾患もあります。

治療は基本的には保存療法(手術しない)が選択されますが、頸椎症性脊髄症の症状次第では手術が必要な場合もあります。

治療初期の段階は痛みを軽減させる事が先決で、薬やマッサージなどで痛みを軽減させていき、痛みが軽減してきたと同時に姿勢の改善や頚部に負担がかかりにくいように関節の動きを良くする運動などを行っていきます。

それでは今回の内容は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ストレートネックの治し方。自宅でできるタオルエクササイズ。

「首が痛い」や「よく肩が凝る」という悩みを持っている人はストレートネックになっている可能性があります。

ストレートネックは首の骨である頸椎部分に本来はあるはずの前反り(前弯)構造がなくなってしまった状態です。

最近はスマホの普及で早ければ10代からでもストレートネックがみられる事も増えてきたように感じます。

ストレートネックは将来的に頸椎の変形が起こりやすくなってしまいますし、常に首や肩周りの筋肉が張ってしまうなども引き起こしてしまいます。

今回はストレートネックの改善のために自宅で出来るエクササイズを紹介します。

ストレートネックになる原因

治し方を知るためには、まず何故ストレートネックになってしまうのかを知る必要があります。

ストレートネックとは頸椎(首の骨)が真っすぐになってしまう事を指します。

元々頸椎は前弯している構造をしています。

背骨全体で見ると、頸椎と腰椎(腰の骨)の部分は前弯しており、胸椎(背中の骨)の部分では後弯しております。

このような構造をしているのは、背骨で頭の重さや身体の重さを支えたりする時にバネのようにしならせる事で力をうまく分散させるためです。

では、何故この前弯した構造がなくなってしまうのでしょうか?

それはやはり「姿勢の悪さ」からでしょう。

猫背のような姿勢をとってしまうと、頭の位置は身体よりも前に出てしまう頭部前方突出位となります。

頸椎部分で前に反る構造をしているのは真っすぐとした姿勢の時です。

この位置から頭の位置を前方にずれると頸椎部分の反りはなくなり、真っすぐになってしまいます。

この姿勢、特に最近では多くなっています。

スマホ首とも言われているようです。

長時間このような姿勢ばかりを取っていると、頸椎も徐々に反りが少なくなってしまい、ッ最終的にはストレートネックとなってしまいます。

頭の重さを支えるための頸椎前弯がなくなってしまうと、その重さを支えるために首や肩周りの筋肉は張り、肩こりの様な症状が出てしまったり、頸椎自身が変形してしまったりと良い事はありません。

パソコンやスマホは現代社会において使わないという事は難しいでしょう。

そうであれば日頃からの首周りのケアをしっかりしてあげてストレートネックの予防や改善をする必要がありそうです。

次はストレートネックの治し方をみていきましょう。

ストレートネックの治し方

ストレートネックを治すためには、まず姿勢の改善が必要です。

座っている時につい背中が丸くなっていませんか?

姿勢の改善は難しい部分もありますが、普段から意識しておかないと治るものも治りません。

この後に紹介するエクササイズを頑張ってみたところで、ストレートネックになってしまった原因が治っていなければプラスマイナスゼロになってしまいます。

姿勢を良くしようと思って背中を伸ばそうとする人は多いのですが、骨盤を起こす事を意識してもらう方が良いでしょう。

頸椎の前弯がなくなっている人のほとんどは腰椎の前弯も一緒に低下しています。

骨盤が後ろに傾く量が大きくなっており、その結果背中が丸くなってしまっています。

骨盤をしっかりと前に傾けるように起こしてあげると、自然に背中も伸びてきます。

パソコンやスマホを使っている時も姿勢を意識してください。

これを繰り返す事で、良い姿勢を保持してくれる筋肉にも刺激が伝わり、徐々に意識しなくても楽に良い姿勢が取れるように変化していきますよ。

また、首回りの筋肉にも不均衡が生じてしまっています。

ストレートネックでは肩こり症状を併発する事が多いです。

首から肩にかけての後面の筋肉がパンパンに張ってしまっているという事です。

それだけ肩後面の筋肉に負担がかかる姿勢をしている事になるのですが、併せて首の前側の筋肉は筋力低下を起こしている場合が多くあります。

この前後の筋力の不均衡も改善しない事には首から頭の安定性が得られません。

首の前側にある筋肉はインナーマッスルで深層に位置しており、顎を引く作用のある筋肉です。

この筋肉はいくつかの筋肉があるのですが、総称として椎前筋とも呼ばれます。

この筋肉が筋力低下を起こしやすく、顎を引く力が弱くなってくるとストレートネックを助長してしまいます。

何故ならこの筋肉は顎の下あたりから首の前側にくっ付く筋肉で、この筋肉が収縮すると頸椎を前弯させる方向に引きつけます。

この筋力が弱ってしまうと前弯を保持するための前側から引っ張る力が弱くなるのと同じ意味になるので、ストレートネックになりやすくなります。

この深層にある顎を引く筋肉をトレーニングする必要があります。

具体的な方法は次の項目で紹介します。

では、最後にストレートネックの改善が期待できる、自宅でできるケアの方法をお伝えします。

自宅で出来るタオルエクササイズ

今回は自宅でも出来るタオルを使った運動方法をいくつかご紹介します。

頸椎の前弯矯正

タオルを首にかけます。両手でタオルを握りますが、この時脇を締めて肘を曲げ、自分の胸の高さでタオルを握りましょう。
骨盤を起こしながら姿勢を正して、顎を引きます。
タオルを斜め下方向に肘を伸ばすように軽く引っ張り、この力に負けないように姿勢を保持しておきます。
時間は15~30秒程で3~5セット繰り返しましょう。

*力を強くし過ぎないように注意しましょう。軽い力で行いましょう。

姿勢矯正と首の運動

タオルを持ったまま、両手をバンザイするように真っすぐ高くあげましょう。
この時腰や背中は真っすぐに伸ばし、反らさないように注意します。
この姿勢を保持したままタオルを見るように首を上に向け、顎を引くように視線を真っすぐに戻します。
頭の位置が前に出ないように耳を腕につけるようにするのも良いでしょう。
10回くらいを目安に繰り返しましょう。

椎前筋群のトレーニング

タオルをグルグル巻いてロール状にします。
仰向けに寝て、首の部分にロール状に巻いたタオルを当てます。
このタオルを押しつぶすようにしながら、顎を引きましょう。5~10秒押しつぶし、一度力を抜く。
これを10セット程繰り返しましょう。

まとめ

ストレートネックは姿勢の悪さが原因となる事が多いです。

頸椎の前弯がなくなってしまうと、首から肩にかけてかかる負担が大きくなり、さらに頸椎の変形が助長されてしまいます。

ストレートネックの改善には姿勢の改善と首周りの筋肉の不均衡を治す事が必要です。

姿勢の改善ではパソコンやスマホを使っている時の姿勢には特に注意したい所です。

首回りの筋肉は椎前筋と呼ばれる筋肉を使う事を意識しましょう。

椎前筋は顎を引く動作などで使う事が出来ますので、紹介したエクササイズなどを参考にしてみて下さい。

それでは今回の内容は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

肩こりからくる頭痛の対処法。頭痛の原因となりやすい筋肉。

普段から肩こりに悩まされている人いませんか?

肩こりも重症化すれば頭痛にまでなる事もあります。

人によっては頭痛から吐き気なども出てしまう場合まであります。

肩こりの原因になりやすいのは姿勢の悪さです。

姿勢の悪さから筋肉が過剰に張ってしまった結果、頭の血流が悪くなったりする事が頭痛に繋がってしまいます。

今回は肩こりからくる頭痛と関連性がある筋肉と対処法をお伝えします。

肩こりの原因

肩こりの原因は主には姿勢の悪さです。

頭部前方突出位{FHP(Forward Head Posture)}といわれる、いわゆる頭の位置が身体より前方に出てしまっている姿勢が肩こりの原因となりやすいのです。

このFHPの姿勢では頸椎(首)部分では前に倒れるような形となり、頭の付け根の部分で上を向くように持ちあげるような特徴の姿勢となります。

このような姿勢をしている人は非常に多く、「猫背」や「巻き肩」と言われる人達も頭の位置を見てみるとほとんどが前方突出位になっているはずです。

頭は身体のパーツの中では重たい方になります。

この重たい頭を支える力を、姿勢を良くして体幹部分から真っすぐと骨組みで支えるのか、頭の位置が前に傾いているため首から肩にかけての後面の筋肉や靭帯で常に引っ張り上げるように支えるかで肩こりになるかどうかが決まります。

このFHPの姿勢になると、肩こりの原因となる肩甲挙筋や僧帽筋といった首から肩の後面にある筋肉が張ってきます。

さらにひどくなると頭の付け根の部分をグッと引き上げてくれる「後頭下筋」と頸椎部分を前方に倒す力となる「胸鎖乳突筋」という筋肉も硬くなってきます。

実はこの2つの筋肉が硬くなり過ぎると、肩こりからくる頭痛の原因になると考えられます。

次の項目から「胸鎖乳突筋」と「後頭下筋群」についてもう少し詳しく解説していきます。

胸鎖乳突筋

胸鎖乳突筋は首の前側にある比較的大きい筋肉です。

頭を左に向けると、右の前側にある筋肉が収縮してくるのが分かりませんか?

これが胸鎖乳突筋です。

この筋肉は先ほどのFHPの姿勢になると筋肉の長さは短くなってしまい、筋肉は緩んでしまいます。

頭の重みを支えるのは基本的には首の骨になりますが、重たい頭を安定させるためにいくつかの筋肉で前後左右から引っ張りあって支えます。

前側は胸鎖乳突筋、後ろ側は肩甲挙筋や僧帽筋、左右は胸鎖乳突筋や斜角筋が同じように緊張し合う事で重たい頭を真ん中の位置で安定させてくれます。

筋肉名を挙げていますが、覚える必要はなく、お互いが協調し合って頭を支えているという事だけ覚えておいて下さい。

頭の位置が前側に倒れてしまうと胸鎖乳突筋は緩んでしまうと説明しましたが、この状態では前後左右からの筋肉の緊張が拮抗しない事になります。

頭の安定性は悪いという事です。

この状態では、まず前と後ろのバランスが崩れていますので、後ろ側の筋肉の僧帽筋と肩甲挙筋が張ってしまいます。

これが一般的な肩こりの状態です。

この状態が長く続くと頭の安定性が悪いので、身体は頭を支える力を拮抗させようと胸鎖乳突筋を緊張させて、力を無理矢理均一化させようとします。

少し難しい話になりましたが、ついてこれてますか?

簡単に話すと、『頭の位置が前になる→支える筋肉の力のバランスが悪くなる(前が緩み後ろが張る)→肩こり状態→力を拮抗させよう前側の筋肉(胸鎖乳突筋)が緊張する。

という事が起こっています。

ここでやっと本題です。

胸鎖乳突筋が硬くなると、何故頭痛の原因になるかです。

頸椎(首の骨)から出て頭の感覚を司る神経は胸鎖乳突筋の下で神経が集合し、すぐ後ろの筋膜部分を通って頭や首の感覚神経を出します。

後頭部や側頭部の感覚はここから出る神経が担当しています。

胸鎖乳突筋がガチガチに硬い状態になってしまうと神経の動きも悪くなったり、貫いて出てくる筋膜も硬くなってしまいます。

このような事が起こると、後頭部から側頭部にかけて起こる頭痛の原因になると思います。

後頭下筋群

後頭下筋群は頭と首の付け根部分にある筋肉です。

この筋肉の役割は細かな頭の動きのコントロールです。

目の動きに合わせて協調的に頭と首の位置を適切に合わせてくれます。

この筋肉はFHPの姿勢になると過度に緊張する事になります。

首が前方に傾くと視線も一緒に下を向くようになるので、視線を下げないように首の付け根から頭を持ちあげて視線を上げるように働きかけます。

姿勢が悪いとこの筋肉は常に緊張させられるという事です。

この筋肉が硬くなると、何故頭痛が起きてしまうのかを説明します。

脳の血流は心臓から出された後、首の骨に沿って上がり頭に入っていきます。

後頭下筋が硬くなってしまうと筋肉の硬さで血管の動きが阻害され、脳へ流れる血流が悪くなってしまいます。

この血流の悪さが頭痛の原因になる事があります。

今回挙げた2つの筋肉の重要性は何となくでも分かりましたか?

この筋肉を緩める方法をご紹介しますね。

筋肉を緩める方法

胸鎖乳突筋は耳の後ろ側にある乳様突起という部分と胸骨、鎖骨部分にくっつく事から筋肉の名前がきています。

この筋肉を緩めるのに効果的な場所は乳様突起に近い所を押し上げるようにマッサージする事です。

耳の後ろ側を触ると骨の出っ張りがありますが、この少し下に指を滑らせていくと胸鎖乳突筋が触れられます。

この部分を軽く圧迫しながら頭を支えてあげるようにちょっと上に持ちあげるようにしてあげながらマッサージしましょう。

また、鎖骨や胸骨部分をほぐすのも良いでしょう。

首の真下に鎖骨と胸骨がありますので、その部分を皮膚を滑らせるようにマッサージしてあげるのも効果的です。

後頭下筋は後頭部の頭の出っ張りからすぐ下の方に指を滑らせると筋肉が触れられます。

後頭下筋は首の骨の突起部から左右両側にあり、奥の方に位置する筋肉であるため外から内側に向けてグッと奥の方に指を入れる感じで圧を加えながらマッサージをすると良いでしょう。

マッサージする上での注意点は「強く押し過ぎない事」です。

あくまでリラックスが目的なので、強く押し過ぎると逆効果になりますよ。

まとめ

肩こりからくる頭痛と関連性が高い筋肉は「胸鎖乳突筋」と「後頭下筋」があります。

この2つの筋肉が硬くなる原因は、やはり姿勢の悪さです。

FHPという頭部前方突出位となると筋肉に過剰に負担がかかり硬くなってしまいます。

神経や動脈が近くを通っているため頭痛に繋がってしまう可能性があると言う事でした。

根本的には姿勢の改善が必要ではありますが、対処法としてはマッサージする事で頭痛の軽減が可能です。

それでは今回の内容は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。