太る原因はカロリーじゃなく「インスリン」!知っておきたい太るメカニズム
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どうしたら痩せるか知りたくないですか!?

毎年様々なダイエット方法が出てきて、結局何をしたら痩せるのか分からなくなりますよね?

ダイエットを考えた時に真っ先に思いつくのがカロリー制限だと思いますが、実はカロリー制限だけでは痩せません。

太る原因は体内に分泌されるインスリンの量なんです。

今回の記事を読めば、何故太ってしまうのかが理解できます。

太る原因はインスリンにあり!

痩せるためには、どうしたら太ってしまうかを考えた方が良さそうです。

だって、太る原因がわかればそれをしなければいいだけなので。

太る原因はズバリ『インスリン』です。

カロリーじゃないの?と思われた方も多いと思いますが、カロリーだけを気にしても痩せない理由は次の項目で説明します。

「インスリンって何?」という人のためにまずはインスリンの事から説明します。

インスリンの作用

インスリンは膵臓(すいぞう)から出てくるホルモンの一種で、血糖値を下げる働きがあります。

食べ物が身体の中に入ってくると、エネルギー源となる糖が血液の中に吸収されて全身に運ばれます。

この糖をエネルギーとして使うためにインスリンが分泌され、血液中の糖を各細胞に運びます。

各細胞にある「インスリン受容体」でインスリンが運んできた糖を受け取ります。

この働きのおかげで摂取した糖分をエネルギーとして使うことができます。

このインスリンが働かないとうまくエネルギーを取りこむことができません。

このインスリンがなぜ太る原因になるかを知る事で痩せ方は分かります。

インスリンは糖分を「グルコース」と「グリコーゲン」に変えて、グルコースはすぐに使うエネルギ―として、グリコーゲンは肝臓に蓄えて後から使えるようにしています。

これ以上に余ってしまった糖分が脂肪として蓄えられます。

インスリンは血液中の糖分の量が多いと、その分多く分泌されます。

身体の細胞が必要な量の糖を取りこんでも、まだ血液中の糖が余っているとさらにインスリンが多く分泌されてしまいます。

身体としては糖が血液の中に長い時間残っていると血管の内側を傷つけてしまうので、早く血液中からなくしたいわけです(糖って意外と大きくて血管の内側の壁にぶつかると徐々に血管が傷んでいくんです)。

でも細胞は必要な量は受け取っているので、インスリン受容体がインスリンに対して反応が鈍くなってしまいます。

血液中の糖を早く処理したい身体はさらに大量のインスリンを分泌させて、無理矢理にでも細胞に押し込みます。

お腹いっぱいの状態でも「これも食べなよ」とお皿に勝手についでくるような感じです。

余った食べ物を早く片付けたいために「これも食べてしまってね。」とさらにお皿にポンと乗せられる感じです。

こっちはお腹いっぱいなので「えっ!?」と反応鈍くなるのと一緒です。

このインスリンが過剰に出過ぎる状態を『インスリン抵抗性』と言います。

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ドカ食いなどで血糖値が急激に上がって血液中の糖分が過剰になる状態が日常的だったり、間食など糖分を摂取する回数が多くて日ごろからインスリンを分泌する回数が多くなってしまうと、この『インスリン抵抗性』という状態になってしまいます。

インスリンが効きにくくなった結果、必要な量よりも多くインスリンが出てしまう身体になってしまうのです。

インスリンは糖をエネルギ―として使う働きもありますが、余った分は脂肪として蓄える性質も持っています。

身体の中のインスリン量が増えてしまうと、その分脂肪として蓄える量も増えてしまうので太りやすい体質になってしまいます。

少し難しい内容かもしれませんが、インスリンが太る原因になるという話は何となく分かりましたか?

【糖質の取り過ぎ→インスリンの過剰分泌→インスリン抵抗性→太る体質】

という流れが出来てしまうと太るという事です。

カロリー制限は無意味な理由

ダイエット関連の記事を読んだりしていると、いまだに摂取カロリーが消費カロリーを下回るようにと書かれていたりします。

僕も以前はダイエットなんて【(摂取カロリー)-(消費カロリー)=(脂肪)】のように消費カロリーさえ上回れば簡単に痩せられると考えていました。

「痩せるなんていつでもできる。ただ今は運動して消費していないだけ」なんて少しずつ太っていく自分に言い聞かせて、いつでも本気を出せば痩せられると変に安心していました。

しかし、真剣にダイエットの事を勉強してみると分かりましたが、カロリーだけを考えていては痩せません。

カロリー制限して痩せたという人もいるでしょうが、カロリー制限で痩せたわけではなく、制限したカロリーの中の糖質がうまく制限できていたのでしょう。

極端な話、「野菜とお菓子で同量のカロリーを取り続ける2人がいたとしたら体重は一緒ですか?」と質問したとします。

これに「はい」と答える人はいないと思います。

カロリーは目安程度にはなるでしょうが、それよりも食べ物の「質」「回数」を考えた方が良いです。

痩せるには食習慣を変える

先ほどインスリンが太る原因という話でしたね?

インスリンを分泌させるのは「糖」でした。

痩せるためにはインスリンの出る「量」を減らす事「回数」を減らす事が正解になります。

まずはインスリン抵抗性の状態を改善しないことには痩せ体質になりません

このインスリン抵抗性を改善させるための方法はズバリ『空腹の時間を長くする』です。

インスリンが過剰にもしくは頻繁に分泌された事でインスリン抵抗性になったのなら、分泌される「量」と「回数」を少なくする。

つまり、インスリンが出ていない状態を長く作るという事です。

胃腸に何も入っていなければ、インスリンは出ません。

簡単に言うと間食の習慣をやめましょう。

早く痩せたいという人は一週間の内の1~2日食事回数を減らすという方法もあります。

「プチ断食」です。

よく紹介されているやり方としては休日前の夜ごはんを早めに済ませて、その翌日のお昼まで食べ物を口にしない(水やお茶などの糖質を含まない飲み物はOK)という方法です。

16時間以上空けられると効果があるようです。

まぁ、方法論は色々とありますので各個人にあった方法を見つけて頂けたらと思います。

空腹の時間を長く作る』たったこれだけで徐々に痩せる体質に戻っていきますよ。

最後に今回の内容をまとめていきましょう。

まとめ

太る原因の根本はカロリーじゃなく「インスリン」です。

食事を食べると血糖値が上がり、体内からインスリンが分泌されますが、血糖値が急激に上がったり、間食などで食べる回数が増えるとインスリンの分泌量が増えてインスリンが効きにくい「インスリン抵抗性」の状態になってしまいます。

このインスリンが過剰に出る事で脂肪をより蓄える体質になってしまう事が本当の太る原因でした。

痩せるためには「インスリン抵抗性」の状態を治す必要があり、「空腹時間を長く作る」とインスリンが出る量も少なくなってくるため、抵抗性の状態が改善されます。

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