
痩せるために一番効果的なのは食習慣そのものを見直す事です。
どのような食生活にすると痩せられるのか気になるところですね。
食事回数に関しても様々な情報があり、一体何を信じたら良いのかわからないと困惑されている方も多いんじゃないでしょうか。
僕が経験した中で一番効果的に痩せたのは「食事回数を減らす」という事でした。
今回は食事回数を減らすと何故痩せるのかをまとめました。
参考にしてみて下さい。
食事回数を減らすメリットとデメリット
ダイエットと食事回数については様々な考え方があります。
結論から言うと、食事回数だけを考えても痩せるかは分かりません。
「いや、食事回数減らしたら痩せたって言ったよね?」と思われた方、ちょっと待ってください。
僕の場合は、食事回数を減らす事で生活スタイルがよりシンプルになった事が一番大きかったように思います。
ストレスなく基本の食事スタイルを1日2食生活に変えられたのです。
ここにストレスを感じる人は一時的に食事回数を減らしても、1日3食の生活に戻すと、体重も元に戻ります。
人によっては、1回の食事量が減って痩せたままでいれる人もいますが、ストレスを感じながら食事回数を減らした人は3食に戻すと、「つい食べ過ぎてしまう」を繰り返して逆に太ってしまいます。
食事回数を減らす主なメリットとデメリットをまとめてみましょう。
【メリット】
・1日の食事のトータル摂取量自体を減らす事が出来る。
・空腹時間を長く取ることで、脂肪を燃焼する時間帯が作れる。
【デメリット】
・1回の食事量が増える。
・食事回数が減る事で身体の吸収率が上がり脂肪を蓄えようとする。
・栄養バランスが崩れてやすい。
主にはこれらの事が挙げられると思います。
反対に食事回数を増やした方(1日5~6食)が痩せるという側の主張はどんなものがあるでしょう?
【メリット】
・適度に間食するためインスリンの分泌を抑えられる。
・栄養が足りなくなり筋肉を分解してエネルギーに変える事を防げる
【デメリット】
・食べ過ぎに注意
だいたいこのような事が言われていると思います。
個々からもう少し踏み込んでみていきましょう。
食事回数を減らした方が良い理由
僕個人としては、多食にする事自体に違和感があるんです。
大事にしたいのは「自然」です。
「肥満」って人間と人間に飼われたペットだけの問題でしょ?
自然界に生きる動物たちに肥満はいないのです。
自然界に生きる動物たちで常に多食する動物っているのかな?
何か目的(越冬とか)がない限りは無駄に蓄えないと思います。
お腹も減っていないのに好き勝手に食べる動物っていないじゃないですか?
ライオンキングの世界でもスカーが王になって好き放題に捕食してたら、サバンナが住めなくなったじゃないですか?
そう考えると多食にする事はやっぱり不自然だなーと思っちゃうわけです。(あくまで個人的な感想です)
空腹になる前に食べるって事自体おかしくない??
空腹を知らせてくれるホルモンが働なくなるんじゃない?
空腹時間が長いと筋肉が分解されるのは、余計な脂肪を燃やしきった後だからほとんど心配しなくて大丈夫です。
そんなすぐに脂肪よりも筋肉を優先して分解されるのであれば、災害などが起きて食事が満足に取れる状況じゃなくなったら動きが鈍くなって危ないですよね?
多食にしないと徐々に筋肉が分解されていくのであれば、すぐに動けなくなってしまい自分の命を守る事すら危ういです。
人間がそんなヤワな種族なら、これまで生き残れていないのでそれはないと思います。
案外食べなくても生きていけるように人間の身体は設計されています。
こう考えると多食にして痩せる理由があまり思い当たりません(あくまで個人の見解ですが)。
しっかり一日の摂取量を管理できる人であれば多食で痩せる事も出来るとは思いますが、ズボラな性格の僕には向いていなさそう。
痩せるためには単純に食事回数を減らす方がシンプルで分かりやすいのです。
一日2食の食習慣は太りやすいという話もありますが、あまり根拠と言えるものがないように思います。
よく「お相撲さんは2食」と引き合いに出されますが、そもそも食べる量が桁違いです。
それは一般の人には当てはまりませんよ。
あなたはお相撲さんと同じ量食べられますか?
同じ量食べられる一般の人はそういないですし、そもそもお相撲さんと同じ量を食べて痩せたいという人はいないでしょ。
お相撲さんは身体作りのためにあれだけの量を食べているんですから、まず目的が違いますよね?
一日2食だとドカ食いして太ってしまうとも言われていますが、そもそもドカ食い避ければ良くないですか?
痩せたいと思っている人は、「食事をよく噛んでバランスの良い食事を心掛けましょう。」って事くらいは知っていると思います。
2食でドカ食いする太った人には、そもそも痩せたいと思っている人がいないだけなんです。
あと、2食と言いながら我慢できずにおやつなど間食してしまうとかもあります。
それ2食じゃないから。
食事回数を減らす最大のメリットは空腹時間です。
空腹時間が長く取れると腸が休めるのです。
腸はこの休んでいる時間に胃腸の中に残った食べ物カスを掃除してくれます。
常に食べ物を消化・吸収している状態だと、胃腸の中の掃除が出来ないので、少しずつ食べ物カスが貯まっていき、消化・吸収の効率が下がります。
空腹時間が長いと吸収効率が上がり脂肪が蓄積されるとデメリットの項目で挙げましたが、実は食べ物を消化・吸収の効率が上がることは良いことなのです。
こういう風に考えてみると、食事回数を減らした方が良いか増やした方が良いかの議論の答えとしては「食事回数を減らした方が良い」という答えにたどり着きました。
ここで疑問が一つ。
そもそも一日3食って誰が決めたのって思わないですか?
僕は気になったので3食の起源を調べてみました。
一日3食の食習慣は本当に良いのか?
食習慣というと「一日3食規則正しく食べましょう」といわれるのが定説です。
まずは3食が本当に必要か考えてみる必要がありそうです。
実は一日3食が普及したのは1700年前後の事で、300年くらいです。
紀元前から何千年という歴史から振り返ると、意外と3食の歴史って浅いんです。
一日3食になった背景には「照明器具の発達で夜の生活時間が長くなった事」や「物流が発達して物が手に入りやすくなった」など様々な理由が言われています。
エジソンが発明したトースターを売り込むために「1日2食より3食の方が健康に良い」
と言い出したなんて逸話もあるほどです。
これらの1日3食になった経緯を調べてみても「一日3食が健康に良い」という根拠はあまり見当たりませんね。
昔は食べ物が今ほど溢れていなかったので、3食にしないと栄養バランスが取れなかったという事は考えられますが、現代社会はどちらかというと飽食の時代。
また、当時とは仕事内容も違ってきていますし、車などのインフラ整備も進んでいますので動く量も全然違います。
やはり、3食+おやつやデザートは食べ過ぎになりやすいのです。
食事回数を減らしてみよう
さて、ここまで読んでいただくと「ちょっと食事回数減らしてみようかな。」と前向きになってきませんでしたか?
そう思えた人!後は実践するだけですよ。
とりあえず、始めてみましょう。
「鉄は熱いうちに打て!」です。
痩せるために注意点を一つ。
「インスリンを過剰に出さない事」
ココがポイントです。
太るメカニズムはインスリンが大量に分泌される事にあります。
食事でインスリンを大量に出さないようにするためには、食物繊維を取る事です。
食物繊維が糖の吸収を抑える役目をしてくれるので、野菜類をしっかり食べましょう。
また、食事回数を減らしているので、今まで以上にバランスの良い食事、特にタンパク質は意識的に食べてください。
そして、食事以外の時間帯には間食や糖質の入った飲み物も控えてくださいね。
僕がいう「2食」は、インスリンを分泌してしまう物を体内に入れる事を食事としてカウントしています。
せっかく食事を抜いて空腹時間を作っているのにジュース飲んだらアウトです。
どこの食事を抜くのが良いのかは自分のライフスタイルに合ったもので良いと思いますが、朝食か昼食がおススメです。
最後にポイントをおさらいしていきましょう。
まとめ
僕個人としては食事回数を減らした方が痩せると思います。
最大の理由は、空腹時間です。
空腹時間があることで、「脂肪を燃焼する」「胃腸を休ませる事で効率よく食べ物から栄養を摂取できるようになる」がありましたね。
多食でもキチンと管理できるのであれば痩せられると思います。
食事回数減らす事自体がストレスになる場合は止めておきましょう。
元々食が細くて一回の食事量が少ない場合も3食しっかり取った方が良かったりするかもしれません。
その場合は遅めの朝食と早めの夕食にして、夕食から次の朝食までの空腹時間を長く設定するという方法が良いですよ。
無理なくストレスなく続けられるが一番大事です。
それでは今回の内容は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。