読書がストレス解消に良い3つの理由
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本を読む習慣ありますか?

近年、特に若い世代での読書量の低下が問題視されています。

読書はお金もあまりかからず、知識や知恵を身につけるには最適な方法の一つです。

この読書には、実はもう一つあまり知られていないメリットがあるんです。

それは「ストレスに対して強くなる」事です。

今回は読書によってストレスに強くなる理由についてまとめました。

ストレスは誰しもが多少なりとも持っているもので、ストレスとの付き合い方で大きく人生が左右される事もあります。

この記事を読んで興味を持ったら読書習慣を身につけてみましょう。

読書でストレス解消

読書には68%ストレスを軽減出来る効果があるという研究結果があります。

読書するだけで、ストレスの半分以上解消できるなんてすごくないですか?

現代社会はストレスだらけ。

ストレス解消できるなら読書をするのも選択肢の一つとして持っておいても損はないです。

読書は本さえあれば、場所を選びません。

隙間時間に少し読書するだけでもストレス解消の効果があります。

読書する事で一時的に現実逃避できるのがその大きな理由の一つです。

心理学の世界でもセーフプレイスといって、ストレスから自分を守るための安全な場所の確保が重用視されています。

自分の中ではありますが、読書に没頭する事で一時的に現実世界と切り離す事で心と身体がリセットできます。

ストレスの程度にもよりますが、寝たらストレス解消出来たという経験は誰でも持っているはずです。

読書で一時的に現実世界と切り離す事で同様の効果が期待出来ます。

なんとなく読書をする事でストレスに強くなれそうというのは分かっていただけたでしょうか?

ここからはもう少し具体的な効果について説明していきます。

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読書でストレスに強くなれる理由

マインドフルネスの要素

読書をする行為そのものがマインドフルネスの要素を兼ね備えています。

マインドフルネスとは、「現在起こっている経験に注意を向ける心理的な過程」、「今この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせず、囚われのない状態でただ観る事」などと説明されています。

読書はマインドフルネスかと言うと厳密的には違うかもしれませんが、読書している時って「今、この瞬間」に集中していますよね。

「今現在」文字を読む事に集中しています。

自分の興味がある内容であれば、時間を忘れて読みハマります。

この「今現在」読書に集中している事が一種のマインドフルネスに近い状態だと思います。

ストレスを感じる時はどんなときでしょうか?

今現在、自分の嫌な事が起こる以外では、嫌な過去の体験を思い出す未来に対しての不安など、時間軸は過去や未来にある事がほとんどです。

今現在を読書に集中する事で、過去や未来の事を考えない時間を作る事でストレスを軽減させる事ができるのです。

読書に慣れていないうちは文字を読む事自体がストレスになると感じる人は、漫画でも良いし、短い小説で少しずつ文字慣れしていきましょう。

読書習慣がついてくると次第に興味を持つ分野も広がっていき、あの本もこの本も読んでみたいって本屋さん行くのが楽しくなりますよ。

自分の感情が明確に表現できる

読書をする事で語彙(ごい)力が高まります。

語彙力が高まると、自分の感情をより明確に表現したり、自分の思考がより明確に分かるようになるんです。

ストレスのかかり方って、自分で分かっている事もあれば、知らずにストレスを抱え込んでいたりする事など様々です。

その時の自分の感情を的確に捉える事ができるとストレスの捉え方も変わり、ストレスが軽減できます。

心理学の世界では、「感情の粒度(りゅうど)を高める」と言うようです。

例えば、「怒り」という感情も色んな表現が出来ます。

「イライラする」「腹が立つ」「憤る」「ムカつく」等。

いろんな類似語を知っていると、自分のその時の感情や心境に合った言葉で的確に表現できます。

自分の心境を的確に把握できると、脳が混乱しにくく、ストレスとして感じにくいと言われています。

反対に何でも「ムカつく」や「ダルい」なんて言葉で済ませていると、自分の正確な心境がわからなくなり、脳は混乱をきたしストレスを余計に溜め込んでしまうんです。

小学生高学年から高校生くらいまでは、その時の流行り言葉で何でも済ませちゃう傾向があります。

これもストレスの観点からは危険な傾向かもしれませんね。

怒っているのに「ウザっ!」とか「ダルっ!」なんて言われても、脳からすると自分の怒りの感情と違う言葉を使う事とのギャップで混乱します。

怒っているの?ウザいの?ダルいの?どっちなの??って。

表現に気をつけなければならないのはもちろんですが、言葉を知らない事には表現できません。

読書をする事で、様々な表現方法や言葉の意味を知る事で、自分の語彙力が高まり、環状の粒度も高まります。

余談かもしれませんが、近年のうつや不安症の増加は「読書量の低下」も一因かもしれませんね。

想像力が高まる

読書は想像力や発想力を養う事が出来ます。

小説や過去の偉人の伝記などを読む事で、そのストーリーを自分の頭の中で疑似体験が出来ます。

自分では直接体験した事でなくても、読書を通して経験値が貯まっている状態です。

不測の事態や困難な状況が起きても、それを乗り越えるための精神力や発想力を小説や伝記から事前に学んでいますので、その対処法も読書量に比例して様々な方法を思いつく事が出来ます。

実体験でないものがどこまで役に立つのかと思う人もいるでしょう。

しかし、全く何もない状態よりは少しでも状況を打開する案が思い浮かんでいる状態の方が精神的に落ち着いていられますよね?

これだけでもストレス軽減の効果といっても良いでしょう。

ストレスが掛かった時の一番のNG行動は「何もしないこと。」

基本的に動物はストレスがかかると「闘争逃走反応」といって、闘うか逃げるかの行動を起こすように身体が準備します。

時には「あえて何もしない」選択もあるかもしれませんが、これは自発的に何もしないという行動を選択しています。

ただ他力本願的に何もしないのとはわけが違います。

ストレスに対して何らかの行動を起こすためには、読書による知識や経験の幅があればあるほど、行動の選択肢が増えます。

偉人の名言に後押しされるように行動に移せることもあるでしょう。

読書によって想像力が高まるほど、行動の選択肢が増え、ストレスへの対応力が高まるわけです。

まとめ

読書にはストレス軽減の効果があります。

読書そのものに集中する事によって、今現在の出来事に集中するマインドフルネス効果が得られます。

語彙力が高まる事によって、自分の感情が的確に捉える事ができ、脳と感情のギャップが少なくなる事でストレスを感じにくくなる事もあります。

知識や知恵が多くなると自然と想像力や発想力も高まります。

ストレスがかかると本能的に起こる「闘争逃走反応」で行動を起こす選択肢が増え、ストレスに対して適切に対処できる能力も高める事が出来ます。

以上、3つ読書によってストレスが軽減できる理由について挙げました。

読書から得られるのは知識や知恵だけでなく、それを応用してストレスにも強くなれます。

是非、読書週間を身につけてみて下さい。

今回の内容は以上でーす。

最後までお読みいただきありがとうございました。

質問や感想などあればコメント頂けると嬉しいです。

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