血流が悪い原因は毛細血管のゴースト化?血管を元気にする5つの方法
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様々な病気や体調不良の原因は色んな要因が重なっているのですが、ほぼ全てにおいて血流の悪さはあるはずです。

血流が悪いと免疫力も下がりますし、体温も下がります。

身体の細胞の隅々にまで酸素や栄養素が行きわたらないので、細胞の老化現象も早くなってしまいます。

こうしてみてみると血流が悪いという事に良い事は一つもありませんね。

血の流れが悪い原因には血の通り道である「血管」にあります。

その中でも毛細血管という細い血管が注目されるようになってきています。

今回は毛細血管が血流においてどれだけ重要か解説し、さらに毛細血管を活性化する5つの方法をご紹介します。

血流が悪い原因は毛細血管?

血管には動脈、静脈、毛細血管があり、近年では毛細血管の重要性が分かるようになってきました。

詳しくは次の項目で説明しますが、毛細血管というのは非常に細い血管であり、身体の隅々の細胞に血を届ける役割の血管です。

道路で例えると、動脈と静脈は高速道路で毛細血管はローカルな地方道路といった感じでしょうか?

各地域の物流を守ってくれている身近な道路が、毛細血管というわけです。

高速道路で必要な物が運ばれても、地方道路が閉鎖しているとどうでしょう?

田舎の方には物資が届きませんよね?

こう考えてみると毛細血管の大事さが伝わると思います。

せっかく新鮮な血液を動脈が運んでくれても、毛細血管が機能していなければ届ける事ができないのです。

この毛細血管は非常に細く繊細な血管です。

だから身体の隅々まで血液を運ぶ事ができるのですが、細さゆえに壊れやすい特徴があります。

機能できなくなった血管を「ゴースト血管」と呼ぶ事もあるそうです。

このゴースト化した血管が多いほど血流が悪くなってしまうという事なんですね。

どうしたらゴースト化を防げるのか、ゴースト化した血管を治せるのか知りたいですよね?

まずは血管についてもう少し詳しくみていきましょう。

血管の種類と役割

人間の血管は動脈と静脈、そして毛細血管とに分類されます。

動脈では酸素と栄養素を各細胞に届けるべく、新鮮な血液を運ぶ役割があります。

静脈は細胞から出てくる不要物を血液に乗せて、身体の外に排出する役割があります。

毛細血管はこの動脈と静脈の間にあり、各細胞へ酸素と栄養素を届け、不要物を回収してくるという重要な役割があるんです。

身体の各細胞は非常に小さく、それらに届けるための毛細血管も非常に細く設計されているため、小さな道を作れる反面非常にもろく壊れやすい性質になっています。

動脈や静脈が3層構造しているのに対して、毛細血管は1層と単純な構造になっているのも、細い血管で身体の隅々に通す事が目的とされているからです。

せっかく動脈で酸素と栄養素を含んだ血液を運んできても、毛細血管が機能していないと届ける事ができませんし、細胞から不要物を受け取り静脈で運ぶ事も出来ませんので、血管でも非常に重要な役割を持っている事が分かります。

しかも全身の血管を全てつなぎ合わせると地球を2周半出来る程の長さになると言われているのですが、このほとんど(約9割)が毛細血管になります。

どれだけ人間の身体に毛細血管が張り巡らされているのか理解してもらえたでしょうか?

血流の大半は毛細血管の状態に左右されるという事です。

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毛細血管を元気にする方法

毛細血管が重要な役割を持っている事は分かりましたが、この毛細血管を元気にする方法が何か気になりますね。

その方法をいくつかご紹介していきます。

空腹時間を取る

身体の隅々の細胞に血液を届けるためには、しっかりと空腹時間を取る必要があります。

食べ物が体内に入り、胃腸で消化・吸収が行われている時は、血液は内臓に集まります。

手足の末端や内臓から遠い位置にある血管は血液が少なくなるという事です。

血の巡りが悪くなるのは仕方ありませんが、常日頃から内臓に血液が集中していると毛細血管の血流はずっと悪いままになり、使われないためゴースト血管になってしまいます。

糖質を抑える

血液中の糖分が多ければ、血管は傷つきやすくなってしまいます。

糖は血液中に含まれる物質の中では大きい方になりますので、糖が多ければその分血管の内側の壁にダメージを受ける機会が多くなってしまいます。

特に毛細血管はもろいので、小さな傷がつく事でも大ダメージになってしまい、ゴースト血管になってしまう恐れがあります。

身体を温める

身体を温める事で血管が広がり、動脈の流れが良くなる事で、結果的に毛細血管への血流量も増えます。

身体を温める部分でお勧めの場所はお腹です。

お腹を温める事で免疫の中心である内臓の働きが良くなります。

免疫力がアップする事で全身的な健康状態も改善されますし、内臓の働きが良いと食べ物からの吸収力も上がるため、血液を通して栄養素を各細胞へ効果的に運ぶことができます。

汗を流す

運動でもサウナなどでも良いので汗を流す事でも毛細血管は元気になります。

汗が出るという事は体温が上昇したという事にもなりますし、汗として水分を身体の外に出すことで冷えの原因となる余分な水分も排出できます。

汗は毛細血管を通して汗腺に渡された血液が原料で作られます。

汗を流すという事自体が毛細血管の働きを促す事になり、その刺激が毛細血管の活性化につながります。

手足のマッサージ

血流の流れは末梢(心臓から離れる程)に行くほど悪くなりやすいです。

手足の冷え性に悩む人達は末梢の血流が悪い人がほとんどです。

手足の指をグーパーする運動で血管を刺激してあげるのも良いですし、直接マッサージをして血流を良くしてあげるのも効果的です。

特にふくらはぎや内ももの筋肉は硬くなりやすく、近くに大きな血管が通っています。

この2つの部分を中心にお風呂に入った時にでも優しくマッサージしてみましょう。

強く揉みすぎると毛細血管は脆い構造をしていますので逆効果になってしまいます。

毛細血管を元気にする方法をいくつかご紹介しました。

実践できそうなものから始めてみて下さい。

最後に今回の内容をまとめていきます。

まとめ

血流が悪くなる原因は毛細血管が機能しないゴースト血管の状態かもしれません。

毛細血管は非常に細い血管で全身に張り巡らされており、身体の隅々の細胞に血液を届ける働きをしています。

細い作りのため脆い血管でもあり、ひとたび血流が悪くなると毛細血管自体が働けなくなってしまい、次第になくなってしまいます。

そうなってしまうと細胞への酸素と栄養素の供給と不要物の回収ができなくなってしまいます。

毛細血管の働きは血流の重要な役割を担っています。

毛細血管を元気にする方法は、①空腹時間、②糖質を抑える、③身体を温める、④汗を流す、⑤手足のマッサージの5項目を紹介しました。

是非実践してみて、毛細血管から血流を良くしてみましょう。

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