部分痩せはあり得ない!?ぽっこりお腹撃退法。
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「お腹が出てきたから腹筋を頑張っています。」

ぽっこりお腹が気になってこんなことしていませんか?

こうした部分痩せに期待する人がいますが、果たして部分痩せは起こり得るのでしょうか?

結論を言うと、腹筋をした所でお腹の脂肪を取れません!

この記事ではお腹周りをスッキリ見せるためのぽっこりお腹撃退法をお伝えします。

部分痩せは医学的には起こり得ない

「部分痩せはあり得ない。」

これが医学的な見解になります。

脂肪は糖質がグリコーゲンに置き換えられたもので、体内に貯蔵されたエネルギーです。

この脂肪は全身に満遍なくつくので、部分太り自体があり得ません

お腹周りに脂肪が多くつきやすいのは、お腹周りの面積が広いので目立ちやすいのもありますし、お腹には内臓があるので、内臓脂肪という形でも脂肪がつくからです。

脂肪を減らしたければ、摂取する糖質を制限し、体内に貯蔵した脂肪をエネルギーとして使うように解糖させるしかありません。

脂肪を解糖したら、その糖は血液に乗って全身に運ばれます。

気になる部分を良く使ったから、その部分の脂肪が優先的に消費されるなんて事はありません。

部分痩せは出来るのか

では、本当に部分痩せは起こらないのでしょうか?

先ほど説明した「部分痩せが医学的には起こらない」という事は、「部分的に脂肪を落とす事は出来ない」という意味です。

部分的に脂肪を落とすことが出来なくても、見え方は変える事が出来ます。

同じ体重でも見栄えする人としない人がいますよね。

何が違うのかは、筋肉の緊張や柔軟性、あとは姿勢でしょう。

みなさんが気になるお腹周りを部分痩せさせるポイントは「筋肉の緊張を取る」「背骨から動かす感覚を養う」や「身体を伸ばして使う」などです。

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部分痩せのための取り組み

硬さを取る

お腹や脇腹、腰などを触ってみて硬い所はないですか?

腹筋や背筋などの筋肉が無意識的に緊張している状態にあると、何もしていなくても筋肉が硬くなっています。

無意識なので本人の自覚もあまりありません。

ではどうやって無意識の緊張を取ればよいのでしょうか?

答えは「意識を向ける」と「マッサージなどのセルフケア」です。

まずは硬くなっている所を自覚することから。

無意識な筋肉の緊張に対しては触れて自覚するしかなく、触れて硬くなっている場所を探しましょう。

軽く押すと少し痛みがある所が、無意識に筋肉を緊張させている場所です。

筋肉がずっと硬くなっていると周辺組織の動きも少なくなり、皮膚や皮下脂肪などの動きも悪くなります。

これだと血流や循環も悪くなり、基礎代謝も悪くなります。

部分痩せさせたい場所を重点的に触れていくと、筋肉の硬さや皮膚の滑りが悪いなどが分かってきます。

分からないなら一度全身を触れてみて、触れた感じの違いなどを自覚しましょう。

比較対象がないと、どの状態が良いか悪いかも分からないからです。

少し硬さが自覚できるようになったら、優しく揉みほぐすようにしていきましょう。

ここで強めにマッサージしてしまうと逆効果です。

身体になじませるように優しく。

筋肉も内と外と層状になっていますし、筋肉の上には筋膜や脂肪、皮膚と階層状にあります。

最初は表面から徐々に奥の方を揉みほぐすようにしていきましょう。

お腹周りだと腹筋の奥には内臓があります。

内臓も動きが悪く、硬くなっている場合があります。

その状態では内臓系の働きが悪く、基礎代謝や消化・吸収が悪くなります。

腹筋の硬さを取った後は、その奥の内臓近くまで指を押し込み、ゆっくりと上下左右に動かすとお腹周りの動きや柔軟性が改善されて、ぽっこりお腹が解消できます。

背骨から動かす感覚を養う

ウォーキングやヨガなどの軽めの全身運動にはリラクゼーション効果があります。

筋肉の緊張をとるのに有効な手段は、その筋肉に軽い筋収縮をさせる事です。

固めている筋肉は常に一定の筋収縮させている状態です。

そこに軽い筋収縮を加えて動かしてあげると、筋肉の細胞が伸び縮みして筋肉内の血流が改善し、筋肉の緊張がほぐれるといった事が起こります。

軽い全身運動を行った後に身体全体が軽くなった感じがするのは、凝り固まった筋肉に軽い筋収縮をさせて、筋肉を伸び縮みさせた結果、筋肉内の血流が良くなるからです。

ただ、全身運動もせっかくするのであれば、もっと効率的に。

背骨から動く感覚を養うようにして下さい。

人は特に手先が器用なので、つい手足の末端部分だけで動かす癖が出やすいのですが、動物本来の動きは背骨から動きます。

背骨を中心とした動きをする事で、効率的に全身を使いパワーを生み出します。

やる事は常に体幹の軸を意識する事

体幹の軸がブレないように、背骨を柔軟に動かす事です。

こうした背骨の意識を高めて運動を行うと、自分の身体のどこに硬さがあるかが、さらに分かるようになります。

自分はどんな身体の使い方の癖があるのかなどを内観しながら行う事で、自分が無意識に筋肉を固めている箇所が分かるようになります。

そうして出てきた課題をセルフケアでほぐしていくようにするとさらに良くなっていきます。

伸ばして使う

ぽっこりお腹の人は、姿勢が悪い人が多いです。

背中を丸めて、肩は前に巻いている猫背姿勢になると身体が縮まります。

身体が縮まると、もちろん脂肪などもお腹に集まってきます。

お腹が大きく見えてしまうのは、このせいでもあるんです。

なので、身体を伸ばしておく意識が大事です。

常に伸長を伸ばしておくような意識ですが、この時に背筋をガチガチに固めてしまうのはあまり良くないです。

上下に伸びて、筋肉の力を抜くイメージです。

ビヨーンと自分の身体を伸ばすイメージです。

ガチガチに筋肉で固めなくても、綺麗な姿勢を保つだけで姿勢を保持する筋肉には軽い筋収縮が起こっています。

筋収縮にもいくつかあり、伸ばしながら筋肉を使う遠心性収縮を上手に使う事が鍵になります。

身体を伸ばしながら使うので、姿勢も良くなるし、適切な筋肉の使い方をするので基礎代謝も上がります。

まとめ

部分痩せは医学的には起こりません。(部分的に脂肪を落とすという意味で)

部分的に痩せたい箇所を使っても、その周辺だけ脂肪を燃焼させる事は起きないからです。

ただ、部分的に細く見せる事は可能です。

筋肉や皮膚など、お腹周りの硬さをとる事や背骨を上手に使えるようになる事でお腹周りをスッキリ見せられるようになります。

ただ脂肪が多すぎる場合は脂肪の燃焼(体重を落とす事)が必要です。

体重の落とし方は以下の記事を参考にしてみて下さい。

太る原因はカロリーじゃなく「インスリン」!知っておきたい太るメカニズム

確実に痩せたい人が守るべき5つの習慣

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