苦しみからの解放!抵抗せずに受容すると楽になれるわけ。
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痛みや人間関係などで嫌な事って誰にだってあります。

その状態によって苦しんでいる人もいるでしょう。

現状に苦しんでいる人は、とても辛いしどうしてよいのか路頭に迷う人もいるかもしれません。

この「苦しみ」を少しでも楽に出来たら良いですよね?

実は苦しんでいる事には、少なからず心や身体が抵抗している部分があるんです。

この記事では苦しみから解放されるための方法や考え方について紹介します。

苦しみの方程式

【苦しみ=痛み×抵抗】

この方程式は、仏教研究家のシンゼン・ヤングが表したそうです。

答えを聞いて「なるほどー」と納得できた人はすごいと思います。

恐らく答えを聞いてもよく分からない人の方が多いんじゃないでしょうか。

人間の苦しみは抵抗する事でより強まります。

例えば、ランニングで10km走るとしましょう。

走るのが好きで自主的に走る人と、無理矢理走らされている人はどちらが苦しいと思います?

当然、無理矢理は知らされている人ですよね!?

自分の好きで走っている人は、走っていくうちに「きつい」や「辛い」などの感情も多少あるでしょうが、そのきつさなどを受け入れる事ができます。

無理矢理走らされている人も同じようにきつい、辛いといった感情が出てきます。

でも、「きつい」や「辛い」といった感情に対して、「なんで自分がこんな目に合っているんだ。」などといった事を考えてしまいます。

運動する事で起こるきついといった感情に対して抵抗してしまう事が「苦しみ」という形になってしまうわけです。

苦しみを受け入れると苦しみが減る!?

ある研究では、サイクルトレーニングを2つのグループ分けて行い、一方のグループにだけ「不快な感情をできるだけ受け入れるように」とアドバイスをしました。

すると、このアドバイスを受けた方のグループは、トレーニング中に起こる運動の辛さなどによって起こる「苦しみ」の認知が変わり、主観的な苦しさは何もアドバイスを受けなかったグループよりも55%低下し、疲れて動けなくなるまでの時間が15%増加した結果が出たそうです。

同じ事をやっても、その状況に抵抗せずに受け入れるだけで、苦しみが軽減される。

これって凄い事です!

苦しみは人それぞれで生きていれば誰にだってあります。

痛みであったり、別れであったり、人間関係がうまくいかないとか仕事や勉強の事とか。

でもその苦しみには、少なからず抵抗があるはずです。

痛みであれば「痛くて辛いのに仕事しなきゃ」とか「早くこの痛みがなくなって欲しい」とか。

人間関係なら「あの人のこの態度が気に食わない」とか。

つい考えても仕方ない事まで考えてしまい、苦しんでしまうわけです。

痛みは自分ですぐには治せませんし、人も変わりません。

自分でコントロール出来ない所は、いくら抵抗しても一緒なんですね。

あるがままを受け入れる。

言葉で表すのは簡単ですが、実践するのは難しいです。

ある程度の訓練が必要かもしれませんが、この苦しみの方程式を知っているだけでも、お得です。

苦しみ=痛み×抵抗・・・かけ算になっているのがミソですね。

抵抗を0にすると、例え痛みが100あっても苦しみは0になるわけです。

たとえ身に病があっても、気までは病ますまい。たとえ運命に非なるものがあっても、心まで病ますまい。」とは中村天風氏の言葉。

苦しみを感じたら、どこか「現状に抵抗しようとしていないか?」自分の心を探ってみましょう

受け入れるっていっても、「諦める」とはまた違いますので注意が必要です。

受け入れるは「じゃあどうしよう?」と前向きな行動が出来ますが、諦めるは「どうせ・・・」と現状から何も変えようとしないし、変わらないのです。

現状を受け入れて、客観的に物事を捉えて淡々と問題解決に取り掛かる。

「負けるが勝ち」。抵抗せずに往(い)なす。

この辺りの東洋的な思想が大事なんでしょうね。

まとめ

苦しみは痛み×抵抗です。

身体の痛みや心の痛みはすぐに治るものではありません。

抵抗をやめることが苦しみから解放される方法です。

苦しみは自分の中で起きている事。

自分が変わらないと、いつまでも苦しみは変わらないままです。

苦しみを感じたら、まずは今の現状を一旦受け入れてみましょう。

そうする事で、不思議と苦しんでいた心も軽くなり、次の行動や対処などができるようになります。

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