肩こり解消には顎を引け!顎を引くと慢性肩こりが治る理由。
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肩こりがひどい時にはどのように対処しますか?

マッサージしても一時的には軽くなった気がしますが、すぐに元に戻るなんて経験をしている人は多いと思います。

肩こりを根本的に解決しようと思ったら試してほしい事があります。

それは顎を引くことを意識する事。

慢性的な肩こりにお悩みの方は顎を引くことで解消できます。

肩こりの根本原因

肩こりの解消のためには原因が何かを知らなければなりません。

肩こりの原因は姿勢の悪さです。

猫背になると体幹部分に対して頭の位置は前方になります。

この前方頭位という姿勢が肩こりの原因となります。

頭の位置が身体より前側になることは頭の重さが首の部分にかかることになります。

積み木を思い浮かべてもらうとわかりやすいのですが、土台となる下側から上に向けて垂直に積み上げると積み木は安定しています。

この積み木のずれるとどうなりますか?

支えていないと崩れてしまいますね。

この例を体に当てはめてみると、土台となる骨盤から背骨を中心とした体幹部分があって、その上に首と頭が来ます。

頭の位置が前側にずれると、支えがない状態では頭が前側に転がり落ちそうになります。

これを転がらないように支えなければならないのが、肩こりをする筋肉です。

姿勢の悪さのせいで、常に重たい頭を支えている結果パンパンに張って肩こりになるというメカニズムなんですね。

「顎を引く」事で起こること

それでは何故肩こりは顎を引くことで改善できるのか考えていきます。

顎を引くことで前方頭位の姿勢が改善できます。

顎を引くことを意識すると自然と頭の位置が適切な場所になり、骨などの人体構造で支えることが出来るため、頭の重みが首や肩の筋肉にかからなくなります。

また、姿勢も伸びます。

これはやってもらうとわかりやすいので試しに行ってみてください。

まずは敢えて猫背の姿勢をとりましょう。

そうすると自然と頭の位置は前側になります。

ここから、顎を引くことを意識しましょう。

自然と背筋が伸びて頭の位置も体幹部分の真上くらいに来るはずです。

顎を引いても猫背が伸びない人は頑なに猫背を保持しようとしすぎです。

猫背の姿勢から顎を引くと視線は下がるのはずなので、その姿勢で居続けるのは難しいはずです。

顎を引いた状態で視線を最適な状態に確保しようとすると、体幹部分が伸びないと真っすぐ前は見れません。

最初はこの姿勢を保持することが難しくても、意識し続けることで自然と姿勢が変化して頭の位置が元に戻り、肩こりを解消してくれるわけです。

顎を引くエクササイズ

顎を引くと肩こりが改善できるのがわかってきたところで、いくつか顎を引くためのエクササイズを紹介します。

仰向けでトレーニング

まずは仰向けに寝ます。

出来れば枕などはなく寝れる方が良いのですが、頭の位置が下がりすぎてその姿勢がきつい場合はバスタオルなどで頭の位置を調整しましょう。

仰向けの状態から顎を引きます。

この時には頭が持ち上がらないように注意しましょう。

顎を引いたときに、耳を中心に頭が回転するようなイメージで行います。

この運動をすることで、顎から頸椎の前側に付くインナーマッスルを刺激する事で頸椎の前弯を保持することも可能です。(頸椎は前弯が大事!)

座位で顎引きエクササイズ

仰向けで出来たら次は座位で挑戦。

この時、背もたれは使わないようにします。

まずは姿勢良く(坐骨座り)座りましょう。

坐骨座りというのは、骨盤を起こしてお尻の骨の出っ張った部分(坐骨)で体重を受ける座り方のことです。

坐骨座りを意識すると自然と背骨が上に伸びあがります。

この状態を作ったうえで、そこから顎を引きましょう。

目線はまっすぐ前を向くことを意識する事できれいに顎を引くことが出来ますので、目線には注意しましょう。

顎を引くことで胸が前に反らされます。

立位で顎引きエクササイズ

立位姿勢でも顎を引いて、姿勢を正しく取れるようにしましょう。

立位で行う場合は、まず壁を使いましょう。

壁を背中側にして踵やお尻、後頭部をつけるようにして立ち、垂直に立てるようにします。

この状態から顎を引きながら後頭部を壁に押し付けるようにします。

この運動を行うだけで頭と体の位置関係が適切なところに整います。

この頭の位置を(顎を引いた状態)を維持するように注意しながら、歩いたり、片足バランスをしたりすると効果的です。

まとめ

慢性的な肩こりの原因は、頭の位置が前側にずれてしまった姿勢になっている事です。

肩こりの解消には頭の位置を元の適切な位置に戻すために顎を引く事が重要です。

顎を引くことで頭の重みを骨構造で支える事ができれば、肩こりする筋肉が張ることはないでしょう。

顎を引くエクササイズは仰向けと座位、立位での3パターンを紹介しましたので、ぜひ試してみてください。

姿勢の改善にも役立つので将来的に身体が曲がった状態になりたくない人にも有効なエクササイズです。

質問や感想などあればコメントください。

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