アダムスキー腸活法の効果と食べ合わせ一覧
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近年では腸の重要性が知られるようになりました。

腸は免疫の中心を担い、ホルモンの分泌をコンロトールし、第二の脳として神経回路を駆使して脳と連携を取ったりしています。

人間が生きていく上で、重要な役割を担う「腸」のコンディションを整える事が病気をしない秘訣のようですね。

「腸活」という言葉も徐々に浸透してきました。

今回は腸を整えるためのアダムスキー腸活法という考え方をご紹介します。

この記事を読む事で、アダムスキー腸活法が理解し実践できるようになります。

アダムスキー腸活法とは

アダムスキー腸活法とは、フランク・ラポルト=アダムスキーが考案した食べ物の消化速度に着目して食べ合わせを考える、腸を整えるためのメソッドです。

食べ物は口から入り食道を通って胃で消化され、その後に小腸や大腸を通る中で栄養素を吸収し不要な物を排泄物として形作り、体の外に出すというのが一連の流れです。

食べ物の通り道は一本道なんです。

食べ物は消化に時間のかかる物もあれば、すぐに消化してしまう物、腸内の移動が速い物もあれば遅い物もあります。

この一本道を進むスピードがバラバラだったらどうなりますか?

消化管を通るスピードが遅い物が先にいたら、そこで渋滞が出来てしまうのでスピードの速い食べ物は先にいけません。

遅い物のスピードに合わせたり、時には遅い物を追い抜いたりと普段よりも時間がかかってしまいますね。

このように腸内での移動をモタモタしていたら、食べ物同士が化学反応を起こして腐敗してしまいます。

この腐敗したものが汚れとなって腸に貯まってしまうと、体調不良が引き起こされてしまいます。

このような食べ方で消化管の負担とならないよう、腸をきれいな状態に保つために、食べ物の消化速度に分けて食事をする必要があるというのが「アダムスキー腸活法」の概要です。

私たち人間の身体を作っているのは、他ならない食べ物です。

この「何を食べるか?」が非常に重要であり、当たり前ですが、私たちの身体はこの食べた物によって作られています。

「ブロッコリーが健康に良いらしい。」「ブルーベリーを食べると眼に良いらしい。」等の情報はいっぱいありますよね。

ここで少し考えてもらいたいのですが、いくら健康に良い食べ物を食べたとしても、それをうまく吸収できなかったらどうでしょう?

ハッキリ言って吸収できていないのなら、食べた物が無駄になっています!

この食べ物からの栄養素を吸収してくれる器官が「腸」であり、この「腸」の状態が悪ければ、食べ物から吸収するはずだった栄養素も十分には吸収できずに排泄物となります。

健康のために最初にしなければならない事は、「腸をきれいにする事」なんです。

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腸をきれいにする方法

では、どうしたら腸をきれいに整える事が出来るのか考えてみましょう。

腸内を掃除するには空腹時間が大事というのは別の記事で書いています。

コチラも参考にしてみて下さい。
自律神経の乱れを改善するには「空腹時間」

アダムスキー腸活法では、断食などでいきなり長時間の空腹時間を取る事には否定的なようです。

その理由は、汚れがこびりついた腸内をいきなり空っぽにして掃除をさせようとしても、汚れがこびりついているため腸を傷めてしまう可能性に言及しています。

腸内がある程度きれいに保たれている人であれば、断食で空腹時間を作ってもデトックス効果が期待できるが、腸が汚れてしまっている人には汚れを取るための潤滑油が必要です。

その役割を期待されるのが、果物やオリーブオイルです。

後述しますが、果物は消化速度が速い食べ物であり、すばやく腸内を通り抜けます。

食物繊維も豊富で水分も多く含まれているので、潤滑剤として優秀です。

オリーブオイルも便秘対策などで取る事が勧められる物で、腸内の潤滑剤として優秀です。

オリーブオイルはエキストラバージンオイルを使い、スプーン一杯くらいを目安に摂取しましょう。

腸をきれいに整えても、また汚してしまっては意味がありません。

次は消化スピード別のグループ分けを知りましょう。

消化スピード別グループ分けと食べ合わせ方

【消化の早い食べ物(ファストグループ】(30分~2時間で消化されるもの)

・ほぼ全ての果物
(ドライフルーツや梅干し、フルーツジュースや果実ベースのお酒も含む)

・はちみつ、メープルシロップ、ヨーグルト、緑茶

・トマト、かぼちゃ、パプリカ、唐辛子(カレー粉も含む)

【消化の遅い食べ物(スローグループ)】(8~10時間で消化される物)

・消化の速い食べ物以外の食品のほぼ全て

・野菜全般(例外は玉ねぎ、なす)

・穀物類(米、パン、パスタ、イモ類)

・動物性・植物性たんぱく質(肉、魚、大豆製品、、チーズ、卵など)

・ナッツ類

・海藻類

【どちらともいえない食べ物(ニュートラルグループ)】

・油、酢(ワインビネガー含む)

・にんにく、玉ねぎ、なす、エシャロット、バジルなどのハーブ類、わさび、こしょう、マスタード

・ワイン、ビール、コーヒー、紅茶、牛乳、砂糖

・ビターチョコレート

大雑把に捉えると、果物類は消化が速く、それ以外は基本的に消化が遅いグループと思っておけば良いでしょう。

ついやりがちな、食後のデザートとして果物を食べるのは、食べ合わせとしては良くないという事です。

果物類は食事とは別の時間に食べた方が良いようです。

ニュートラルグループの食べ物はどちらの食べ物とも組み合わせても良い食べ物になります。

一日を通しての食事の流れ

消化速度別のグループ分けが理解できたら、それをどのように一日の食生活に応用していけば良いのか例を挙げてみます。

まず、一日の食事を考える上で重要な点が2点。

消化速度の速いものと遅い物を混ぜない」「隙間時間をきちんと取る」です。

「消化速度の速い物と遅い物を混ぜない」はここまで読んで頂ければ理解できていると思います。

隙間時間について詳しく説明していきます。

消化速度が違うという事は、それでけ胃腸が空っぽになるまでの時間も違うという事です。

消化速度の速い食べ物を食べた後は最低1時間半、消化速度の遅い物を食べた後は最低4時間空けるようにしましょう。

それだけの時間を空けてもらえれば、消化活動が終わり、胃腸の掃除まで終わってしまいます。

その時間を空けずに間食などを行ってしまうと、食べ物の消化活動ばかりをせざるおえなくなり、胃腸の掃除ができずに汚れが貯まってしまいます。

これらを注意しながら一日の食事の流れの例を挙げてみます。

例1:

朝食(スロー、ニュートラルグループの食材で構成する)
↓(4~5時間空ける)
昼食(スロー、ニュートラルグループの食材で構成する)
↓(4~5時間空ける)
軽食(ファストグループ)
↓(1時間半空ける)
夕食(スロー、ニュートラルグループの食材で構成する)

例2:

朝食(ファストグループ)
↓(1時間半以上空ける)
昼食(スロー、ニュートラルグループの食材で構成する)
↓(4~5時間空ける)
夕食(スロー、ニュートラルグループの食材で構成する)

こちらは一日3食を守りたい方用です。

あくまで例えですので、皆さまそれぞれの生活スタイルに合わせてみて下さい。

守っていただくのは2点だけ。

「ファストとスローを混ぜない」「隙間時間を作る」

あと、もう一つありました。

一日一回ファストグループを摂る

こちらは腸内の洗浄用と思っておいて下さい。

それでは最後にまとめをしていきます。

まとめ

アダムスキー腸活法とは、食事の時に食べ物の消化速度に分けて食べ物を食べるようにし、消化速度の違う物は一緒に摂らないようにする方法です。

消化速度の違いは果物とそれ以外とに分けられ、果物類は消化が速く、その他の肉や魚、野菜などの食べ物は消化が遅い食べ物に分類されます。

消化速度が違う物を一緒に食べてしまうと腸の中で渋滞が起こり、化学反応も引き起こされ食べ物は腐敗し、その汚れが腸内に貯まってしまうという悪循環となります。

食事をする時の原則は、「消化速度の違うファストとスローを混ぜない」、「隙間時間を作る」、「ファスト食品である果物やトマトは一日一回摂る」です。

【参考書籍】
腸がすべて(東洋経済新報社)

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