ダイエット方法っていっぱいありすぎて、どの情報を信じていいか分からなくなりますよね。
色々と調べてみて知識はいっぱい入ったが実際どの方法が一番いいのかを探しているうちに、肝心な事を忘れていたりします。
それは「まず実践してみる」こと。
実践してみて、自分に合う方法を探していく事が一番大事です。
今回は実際の経験談を通して、こんな方法で実際に痩せた人がいるという成功体験をシェアします。
参考になれば幸いです。
ダイエット始める前の状態
まずは始める前の状態をご紹介。
伸長174㎝ 体重72kg 36歳(男)
年々微増を繰り返しているうちに、気づけば70kg突破。
その後も少しずつ増えてきたため、一度真剣に痩せようと決意する。
どのダイエット方法を選ぶのか
ダイエットを考える時、「食事」と「運動」のどちらにテコ入れするかを考えます。
今までは摂取カロリーが消費カロリーを上回れば痩せると考え、「運動」を選択してきました。
しかし、振り返ってみると「仕事が忙しい」「雨が降った」など様々な理由をつけ長続きはせず、短期的には痩せるが長期的にみると継続ができなかったわけです。
毎日のように運動を継続するのは難しいと悟り、いよいよもって大好きな食事にテコ入れする事を決意。
さて、どのような方法が良いのか色々と調べてみると「ファスティング」という方法を見つけます。
ファスティングとは断食の事。
今までは見向きもしなかった方法に目が留まる。
僕が尊敬している人が、一日一食で体調管理をされていることを知ったからだ。
人間って単純で尊敬する人がしている事ってしてみたくなるんです。
一日一食をいきなりするにはハードルが高すぎるので、少し別の方法を探る。
そこで手に入れた情報が「間欠的ファスティング」。
簡単に説明すると一日一食と一日三食を交互に繰り返す生活を送ること。
2日に一回のペースで我慢する日を設けるだけ。
食事の「質」にもこだわった方が良いのはもちろんだが、とりあえず難しい事は考えずに食事回数を減らすことだけ決断します。
毎食何を食べようかと楽しみにしている僕からすると大きな決断だ。
ここから僕の体重は大きく変化していくこととなります。
関係的ファスティング実践例
さて、先ほども少し触れた通り「間欠的ファスティング」は一日1食と一日3食を交互に繰り返す方法です。
一日一食の時は夕食だけを食べる。
そうすると前日の3食食べた夕食後から約24時間の空腹時間ができる事になります。
たったこれだけなので、ダイエット方法としては非常にシンプル。
この空腹時間で蓄積された脂肪を燃やすという仕組みです。
これならできそうだと早速実践してみる。
*この方法を理解するためには太る仕組みと空腹時間の重要性について知る必要があるので簡単に説明します。
食べ物が体内に入ると膵臓(すいぞう)からインスリンという物質が分泌されて食べ物に含まれる「糖」をエネルギ―に変えて細胞に届けます。この時に余った「糖」を脂肪に変換するのもインスリンの仕事になります。
つまり、インスリンの分泌量が多いと脂肪の蓄積がしやすくなるということです。
また、血液中の糖分が常に多い状態が続くとインスリンの分泌される量も増え、しまいにはインスリンの効き目が悪くなってしまう「インスリン抵抗性」という状態に陥ってしまいます。
インスリンの効き目が悪いため、さらに大量のインスリンを分泌してしまうという悪循環になると脂肪をため込みやすい体質になってしまうという事です。
この「インスリン抵抗性」を改善させるためにはインスリンの分泌する回数と量を減らす努力をしなければなりません。
インスリン抵抗性の改善には「食べ物を摂取する回数を減らす(空腹時間を長くする)」と「糖分の摂取量を制限する」ことです。
空腹時間が長ければ長いほどインスリンが体内に分泌されていない状態になりますので、インスリンに対する身体の耐性も元に戻るという事です。
詳しく知りたい方はコチラも読んでみてください。
→太る原因はカロリーじゃなく「インスリン」!知っておきたい太るメカニズム
一日一食なんて二日酔いがひどい時くらいしか経験がなく、シラフの状態でどれだけ我慢できるか心配ではありましたが、とりあえずお腹が空いた時に水分でごまかせるようにお茶やブラックコーヒー、紅茶など色んなバリエーションの飲み物を持って仕事に行きます。
飲み物での注意点は砂糖類が入っていないものを飲む事。
ここで砂糖類が含まれているものを飲んでしまえば元も子もない。
糖分によりインスリンが反応してしまうからです。
何とか無事に一日を終えた感想は「意外といけるな」という感じ。
たしかに昼休みにお腹は空きますが、昼過ぎにはそんなに気にならなくなります。
昼食後の眠気もなく、お腹は空いているが頭はいつもよりスッキリしている感じです。
次の日はいつも通り3食し、その翌日はまた1食にを繰り返していきます。
空腹時間を経験する事で、食事のありがたみを感じることができます。
今まで食べて当たり前で、食事の時間がきたらとりあえず何か食べるくらいにしか思っていなかった食事ですが、空腹時間を過ごすと食べ物へのありがたみが変わります。
本来なら食事の質にもこだわる方が良いのだが、今回の検証としては食事回数を減らす事だけでどれだけ体重が減るのかをみたかったので、普段通りの食事を続けました。
ただ、ダイエットもそうですが、少なくなった食事を無駄にしないように自然と「健康」への意識も高まります。
この生活を続けていく中で、「砂糖類」と「加工食品」の二つは意識的に減らすようになりました。
炭水化物のお米や麺類は特に制限していないし、パンは元々あまり食べる方ではない。
最初の1週間で2kg程減り、「これはイケる」と実感。
途中停滞期はあるものの1カ月単位で振り返ると確実に痩せてきているため、モチベーションも高いまま続けることが出来ました。
そして3カ月後・・・。
間欠的ファスティングの3カ月後
この食事方法を3カ月継続することで、体重は67kgまで減っていた。
-5kg達成!
この方法を続けていけばもっと痩せれることを実感した。
空腹に慣れ余裕が出たため、ズボラな性格が顔を出す。
「昼の弁当準備するのが面倒くさい」と思い始めたのだ。
さらに妻からは「いつが3食でいつが食べないか分からない」と言われたのもあり、昼食を毎食抜く事にしたのだ。
つまり毎日朝・夕の2食生活に変える事にしたのです。
こちらの方法は空腹時間が約12時間の間隔で設定されていることになる。
より痩せる効果が高いのは1食と3食を交互にする方法だと思いますが、昼食を抜くだけを毎日続けるという方が、生活がシンプルで分かりやすい。
とりあえず実験的に、この生活を3カ月続けて経過をみてみることに。
その後3カ月が経過した頃には、体重は64kg台!
-3kg達成。
半年で8kgの減量に成功しました!
今まで頑張って運動していたのが何だったのだろうと思うくらいに、食事回数を減らすだけで簡単に痩せる事が出来ました。
現在はこれ以上に体重を落としたくないので63kg台になったら、3食食べるようにして調整しています。
2食生活をちゃんと続けるとまだまだ痩せられます。
誤解のないように言っておきますが、運動が効果がないというわけではないです。
運動は健康や体力を維持させたり、基礎代謝を上げるためには重要な事です。
ただ「脂肪を減らす、体重を減らす」を主目標にするのであれば、ファスティング(空腹時間)を取り入れる方が効果的と言う事です。
この方法には一つ注意点があります。
恐らく完全に3食の生活に戻すと確実にリバウンドします。
今の僕の身体は2食が基本になっており、それを基に基礎代謝量を身体が決めているため、完全に3食に戻すだけで徐々に元の体重に戻っていってしまうでしょう。
大事なのは継続できる事。
1日3食にするメリットは今の僕にとってはほとんどなく、2食生活の方が生活がシンプルになって楽なんです。
ここ最近の健康関連の書籍でも40歳頃からは2食の生活が勧められているものも多いです。
時にはお腹いっぱい食べたいとか、好きなものを食べたいという日もあるでしょう。
普段から食事回数を減らしておけば、そのような行為をしても罪悪感はありませんし、太る心配もありません。
先に体重を減らしているからです。
自分の目標体重を下回ってきたら、自分の欲を満たす食事をしてあげる事でストレス解消もできるし、食事をしなくなった分の浮いた時間が持てることで、時間の余裕が出来るのもメリットの一つと言えそうです。
まとめ
ここまで、僕のダイエット体験談を読んでくださってありがとうございました。
食習慣については一日何食が良いのかは専門家でも意見が分かれています。
僕個人としては2食にした方が痩せたし、生活もシンプルになりストレスなく続けています。
特に健康上の問題もないし、逆に痩せた分調子が良い程です。
痩せたいと強く願っている時の空腹時間はすごく貴重な時間。
「身体の中の糖分使い果たしたから、今から脂肪分解して使います。」と教えてくれています。
そう考えると空腹時間のストレスが減り、むしろ「頑張って脂肪燃焼して」と思う事でしょう。
今回の内容を参考に自分がストレスなく続けられそうな食事回数を見つけてください。