太る食べ物の特徴とは。カロリーよりも注意すべきこと。
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ダイエットって運動を増やして食べる量を減らすという単純な事と思っていませんか?

僕も以前はそう思っていました。

しかし、本気でダイエットの事を勉強してみると、【(摂取カロリー)-(消費カロリー)】のような単純な話ではないんです。

太る原因は運動不足と思われがちですが、原因の大半は実は食べ物の「質」にあります。

どんな食べ物を食べると太るか知っていますか?

今回の記事を読む事で何故太るのかと、太る原因となる食べ物の特徴が分かります。

ぜひ参考にしてみて下さい。

太る食べ物はカロリーではなく「糖質」

太りやすい食べ物の特徴はなんでしょうか?

世間では高カロリーな食べ物というイメージが浸透していますが、はっきり言ってカロリーだけを考えていても痩せません。

太る直接的な原因はカロリーにはないからです。

確かにカロリーを取り過ぎると太りますが、菓子パンやジュースで取ったカロリーと野菜だけで同じカロリーを取った場合の体重はどうなるでしょう。

同じ結果になると思う人はいないと思いますし、同じようには太りません。

このように考えてもカロリーだけが太る原因とならない事は分かります。

太るには太るだけの原因があるのです。

太る食べ物の特徴は『インスリンを大量に分泌する事』です。

インスリンは食事をして血糖値が上がると反応して膵臓から出されます。

細胞にエネルギーを取りこむために出てくるのですが、糖質の量が多すぎると脂肪として蓄える働きもするのです。

このインスリンが大量に出る状態が続いてしまうと、インスリンが効きにくい体質になってしまうので、その結果さらに大量のインスリンが出されるようになり、身体に脂肪を蓄えてしまうために太っていくわけです。

このように太るメカニズムが分かれば、最初に例を挙げたような、お菓子類と野菜で同じカロリーを取った時の結果が変わってくるのも理解できます。

太る原因は血糖値を上げる過剰な糖質にあるんです。

炭水化物の食べ方

糖質の代表的なものといえば、【炭水化物】ですよね。

よく炭水化物の取り過ぎは太ると言われていますね。

これはまさしくその通りです。

しかし、一概に炭水化物と言っても全てを避けなければならないのでしょうか?

炭水化物も取らなければ身体のエネルギー不足に陥ってしまいます。

炭水化物の上手な取り方はどうしたら良いのでしょうか?

炭水化物の主なものといえば、米やパン、麺類が挙げられます。

この中で一番避けて欲しいものはパンになります。

パンは製造過程で砂糖を使って作られるので、痩せるためには避けたい所ですね。

糖質制限のためにお米の量も減らしましょうなんて話もよく聞きますが、お米に関しては個人的には食べた方が良いと思っています。

昔の人たちってお米が主食でも痩せていましたよね。

どこで肥満が生まれてきたかは、やはり食事の西洋化からでしょう。

ダイエットのために糖質制限するのも大事ですが、糖質も身体に必要なものです。

その糖質の摂取する所はお米にするべきです。

個人的には麺類がすごく好きなんですが、麺類も太る原因となりますので、食べ過ぎに注意してください。

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積極的に避ける食べ物

加工食品」と「人工甘味料」。

この2つは特に避けてほしい食べ物です。

加工食品は製造過程で食品の消費期限を延ばすために余分な脂質を取り除き、添加物を大量に入れているものが多いのです。

また、食感を良くするために食物繊維も取り除いています。

この状態が何を意味するのか?

加工することで脂質が少なくなり、ほぼ糖質の状態になっています。

脂質を取り除いているため、糖を体内に吸収するスピードも早くなります。

このため短時間に血糖値が上がり、それを処理するために大量のインスリンが分泌されてしまいます。

また、食物繊維が取り除かれてしまっているのも問題です。

食物繊維の働きは、糖の吸収を阻害する働きと満腹中枢を刺激する役目があります。

食物繊維がないことで糖の吸収スピードが早く、なおかつ食べ過ぎを招きやすいのです。

ダイエット補助食品なども色々とありますが、個人的には痩せる効果はあまり期待できないと思っています。

それよりも加工食品は避け、自然な状態の物を食べる方が効果的と思います。

自然食品はそのまま食べても身体に害とならないように、バランス良く栄養素と食物繊維を兼ね備えています。

調理の手間はありますが、極力ありのままの状態で食べ物を取るように意識したいものですね。

砂糖や人工甘味料も同様にインスリンが大量に分泌されてしまいます。

痩せたいのであれば砂糖類の摂取も極力控える事です。

特に人工甘味料は砂糖よりも太りやすくなりますので要注意です。

人工甘味料の厄介な所「グルコース(ブドウ糖)」と「フルクトース(果糖)」が混ざり合って出来ており、血糖値だけでみると上がりにくいのです。

血糖値が上がりにくいとインスリンが出にくいと思われがちですが、実はそうでもないのです。

フルクトースという糖質は肝臓でのみ処理されるため、知らないうちに肝臓を太らせてしまうのです。

太った肝臓は脂肪肝になり、従来の肝臓の働きもどんどん悪くなるという悪循環になってしまいます。

フルクトース(果糖)は果物系の甘味の成分です。

果物も食べない方が良いのかと思う人もいるでしょうが、果物をそのまま自然な形で取る場合は食物繊維も一緒に摂取できるので、さほど気にしなくて良いそうです。

人工甘味料の問題は加工されて凝縮されている事です。

果物にも食物繊維があり一緒に体内に入るので糖の吸収をある程度抑えてくれますが、加工されてしまうと体内に入る量も増えて、吸収を抑えてくれる食物繊維もないのでインスリンが大量に分泌されてしまう事になります。

シュガーレスやノンシュガーなど糖質オフと表記されているものは人工甘味料が使われているものが多いので注意が必要です。

人工甘味料の代表的なものはアセスルファムK、スクラロース、アスパルテーム、サッカリンなどがあります

また、天然由来の甘味料で果糖ブドウ糖液糖、ステビア、アガベシロップなど砂糖の代替品として登場した甘味料もありますが、砂糖と比べて特別に良いというわけではないようです。

最近の食品には色んな形で糖質が入っています。

全てを避けることは難しいですが、少し気にして避けるだけでも徐々に太りにくい体質に変化していきます。

ジュース類は一番糖質が含まれており、素早く体内に吸収されてしまいます。

ジュース類や市販のコーヒーなどをよく飲む習慣のある人はまずそれをやめましょう。

それだけでも砂糖や人工甘味料の摂取がかなり減り、痩せますよ。

最後に今回の内容をまとめましょう。

まとめ

注意すべきはカロリーよりも糖質です。

太る原因はカロリーよりもインスリンで、糖質の多い炭水化物の取り過ぎには注意が必要です。

炭水化物はパンや麺類は避けて、お米を積極的に選びましょう。

加工食品は食物繊維や脂質が取り除かれてしまうため、糖の吸収スピードが早くなるため、血糖値を急激にあげてしまうため太りやすい食べ物です。

また、人工甘味料は肝臓を太らせる脂肪肝のリスクがあるため、特に避けたいところ。

食物繊維は糖の吸収を抑えてくれる働きがあるため、食事の時は野菜や果物を一緒に取る事で太りにくい食事になりますよ。

【参考書籍】
世界最新の太らないカラダ(サンマーク出版)

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