google-site-verification=9Hq2345ryA3DRfXLh3W_WLqNp07yS2W8gHjgM458DFY

四十肩

四十肩とは?原因や症状と対処法はどうするのか。

中年以降の肩の痛みといえば「四十肩(五十肩)」を連想する人は多いと思います。

この四十肩は何故か世間では、「放置していればそのうち治る」という誤った認識を持っている人がかなり多くいます。

軽症の人は時間が経過すると徐々に良くなる場合もありますが、肩が痛くなっても「そのうち良くなる」と思って放置し、症状が悪化して病院に行ったなんて経験を持つ人も少なくないと思います。

病院に行くのを躊躇してしまった結果、肩の関節が硬くなり不自由な生活を長い期間過ごさなければいけないなんて事にならないように、きちんとした対応をして頂きたい所です。

今回は四十肩の原因や経過、治療の考え方などについて詳しく解説していきます。

四十肩の原因と症状は?

四十肩の原因は肩関節を構成している組織の炎症が痛みの原因ではあるのですが、実はいまだハッキリとは分かっていない事もあります。

まずは四十肩についてもう少し詳しく知りましょう。

四十肩の正式な病名は「肩関節周囲炎」という病名になります。

肩関節の周囲の組織に炎症があるという文字通りの原因です。

この炎症の原因に関しては、普段の姿勢が悪い事や肩甲骨の動きが悪かったり、肩関節を取り巻く筋肉が硬くなっていたりと、ある程度原因の推測や絞り込みはできます。

この四十肩の一番厄介な所は重度の可動域制限を伴ってしまう場合がある事。

拘縮肩(こうしゅくかた)と言われる状態になると、腕が90°(肩の高さ)くらいまでしか挙げられなくなったり、背中の方や反対の肩まで手を持っていけなくなったりしてしまいます。

この状態になってしまうと治療期間がかなり長くかかってしまう人が多いです。

この拘縮肩という状態は肩周囲の筋肉や靭帯、関節包といった様々な組織が全体的に硬くなってしまいます。

この硬くなってしまった状態は、別名「凍結肩(とうけつかた)」とも呼ばれ、あまりの関節の硬さにまるで凍結してしまったような状態になってしまうため、そのような名前が付けられています。

このような「凍結肩」にまでなる程の原因がまだハッキリとは解明されていません。

しかし、この凍結肩になった人達の治癒過程はほとんど同じ経過を辿ります。

凍結肩の治癒過程は?

凍結肩の治癒過程は主に3つに分けられます。

・急性期(炎症期)

この時期はとにかく痛みが強い時期になります。

少しでも動かすと痛かったり、炎症が強い場合は何もしていなくても痛みを訴える場合(安静時痛)もあります。

動かすのも痛いし、夜に寝ようとしても痛くて眠れない事や寝ても痛みですぐに起きてしまうなんて事も多いです。

患者さんにとっては一番つらい時期になり、この急性期から拘縮期に向かっていくにつれ、痛みと肩の動きが制限されてくる可動域制限が起こります。

・拘縮期

急性期が終わると痛みはだいぶ落ち着きますが、肩の動きの制限が出てしまいます。

重度の凍結肩では、全ての方向に動きの制限が出て、日常生活では着替えや入浴時の洗髪動作などが肩の動きが制限されている事で難しくなります。

この時期には安静時痛や夜間痛は落ち着いており、肩が痛くて動かせないから肩が固まって動かせないという状態に変わります。

・回復期

肩の動きが固まってしまい、痛みが落ち着いてきたらやっと回復期という段階に入ります。

徐々に肩の動きの制限が取れていき、動かせる範囲が広がります。

肩の動きが回復してくる時期ですが、日常生活に支障がなく元に近い状態までに回復するには長い期間がかかる事が多いです(半年~一年以上)。

この凍結肩は保存療法(注射や薬、リハビリなど)が選択される場合が多いのですが、次の項目で治療方法をみていきましょう。

治療法は何するの?

重度の凍結肩では関節受動術(かんせつじゅどうじゅつ)という手術が選択される場合もありますが、いきなり手術を勧められる事はほとんどないでしょう。

ほとんどの場合は、まず保存療法が選択されます。

この保存療法は先ほどの治癒過程で説明した時期によって対応が異なってきます。

・急性期(炎症期)

この時期はとにかく痛みを早く落ち着かせる事が目標です。

炎症を早く引かせるために注射や痛み止めの薬が処方されます。

日常生活で気をつけて欲しい事は、肩関節の安静です。

痛みが極力でないように工夫して生活する事が勧められます。

リハビリでは痛みが出にくい肩の位置を教えたり(ポジショニング指導)硬くなった肩周囲の筋肉の緊張を緩和させるようなマッサージや運動が行われます。

・拘縮期

痛みが落ち着いてきたら、肩の動きが制限される範囲を最小限に抑える事が目的になります。

痛みのない範囲をしっかり動かしたり、肩周囲の筋肉を軽く収縮させて筋肉の緊張を軽減するような運動が効果的です。

リハビリでは肩以外の関節(肋骨や背骨、骨盤など)も動かしたりして肩関節と協調して打動きやすくする事が行われたりもします。

・回復期

肩の拘縮期を過ぎたら、少しずつ肩の動きも回復してくる時期になりますので、ストレッチなども併用しながら組織の柔軟性や伸張性を改善させていく時期になります。

積極的に自宅での運動などに取り組んでもらうと回復は早くなります。

あまり無理に動かし過ぎると再び炎症が起こってしまうなんて事もありますので、無理矢理動かすのは注意しましょう。

それでは最後に今回の内容をまとめていきましょう。

まとめ

四十肩(五十肩)は正式には肩関節周囲炎といい、肩の動きが制限されてしまう拘縮肩(凍結肩)という状態に移行する場合があります。

治癒過程は急性期→拘縮期→回復期という段階に分けられ、段階別に対応が変わります。

まずは痛みの鎮静化が先決で、痛みが落ち着いたら徐々に肩の動きの制限を改善していくような運動を行っていきます。

関節の動きの制限が重度なほど治療期間は長くなってしまいます。

早めに治療を開始した方が結果的に治療期間の短縮になるので、肩の痛みが出始めたら様子をみるより近くの整形外科に相談した方が良いでしょう。

それでは今回の内容は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

肩が痛い原因に多い3つの疾患

「何も心当たりがないのに肩が痛くなった。」という人は結構多いです。

でも、肩が痛くなってきたからって、すぐに病院に行く人は少ないです。

しばらく様子を見て、いよいよ肩が痛くて生活に支障が出てしまってから病院に行く人が大半でしょう。

「そのうち良くなるかなと思っていたけど、かえってどんどん悪くなってきたから(病院に)来た」と言う人はめちゃくちゃ多いんです。

肩の痛みの原因は人それぞれであり、軽度の炎症で数日したら痛みが引く人もいれば、どんどん痛みが強くなって肩の動きまで悪くなる人もいます。

自分の症状は病院に行った方が良いのか悩みますよね?

今回は何も心当たりがないのに肩が痛くなった人に起こる3つの原因についてお伝えします。

肩の痛みの原因

肩の痛みの原因はどんな事が考えられるのでしょうか?

主な原因を3つ挙げます。

肩関節周囲炎

いわゆる四十肩(五十肩)と言われているもので、40代~50代に発生しやすいのが特徴です。

文字の通り、肩関節の周辺組織のどこかの炎症という事になり、筋肉の腱や靭帯、関節包や滑液包の炎症が起きています。

痛みは特にきっかけもなく痛みが出始める場合がほとんどで、数日で痛みが良くなる人もいれば数週間~数カ月続く人もいます。

痛みが長く続く場合は徐々に肩の動きも硬くなってしまい、日常生活にも不便な場面が出る事もあります。

腱板断裂、腱板損傷

肩関節には腱板と言われる重要な筋肉があります。

この腱板はインナーマッスルと言われる肩関節の安定性に関わる筋肉で、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つから構成されています。

この腱板の筋肉の損傷は外傷によるものや(転んだ時に手をついた、物を持ちあげた時に肩でプチッと音が鳴ったなど)、明らかな原因がなく腱板筋肉の退行変性(加齢により徐々に脆くなっていくこと)で起こります。

石灰沈着性腱板炎

上の2つに比べたら頻度は少ないですが、急に肩の激痛が起こったらこれが考えられます。

肩関節の腱板内に沈着したリン酸カルシウムが石灰化する事で痛みが発症します。

痛みの出方は特徴的で、ある日突然に激痛が出て肩を動かすのが苦痛になります。

この石灰はレントゲンでも確認でき、整形外科では注射器で吸い取ってくれる処置をしてもらうと痛みが軽くなります。

肩の痛みの原因となる主なものはこの3つが挙げられます。

病院には行くべき?

結論から言うと、「病院は早めに言った方が良い」です。

理由は当たり前の事になりますが、「痛みの原因を特定できる事」と「早めに治療を開始した方が治りが早いから」です。

肩関節は動きの自由度が高い分、安定性という面では他の部位によりも不安定になりやすいのです。

肩が痛くなるという事は、その部分に負担が大きくなっているという事。

特に原因が思い当たらない状態で痛みが出たのであれば、姿勢が悪いや筋肉が硬い、関節の動きが悪いなどが原因で、日常生活での動作自体が肩の負担になっている事が考えられます。

また、腱板が傷んでいるのかどうかも重要になります。

腱板は肩関節の安定性に重要な組織ですので、腱板自体の損傷があるのであれば肩関節の安定性も下がってしまうという事です。

これらの事は診断を受けないと分かりません。

また、肩関節の動きが悪くなってしまうと元に戻るまでにかなりの期間がかかります。

肩の動きが硬くなり、日常生活にも不自由を来してしまうと半年~1年またはそれ以上に治療期間がかかる場合もあります。

何事もそうですが、早めの対処が結果的に早く治ることに繋がります。

治療法は?

保存療法と手術療法がありますが、基本的には保存療法が選択されます。

保存療法とは薬や痛み止めの注射や運動などで治していく方法です。

肩関節周囲炎や腱板断裂など痛みの原因によって細かな内容は変わってきますが、整形外科での治療では医師が処方した薬や注射で痛みを抑えて、リハビリで硬くなった関節や筋肉を動きやすくしていく事が行われる事が多いと思います。

よく「痛みを我慢してでも動かした方が良いですか?」と聞かれる事があるのですが、それは避けた方が良いでしょう。

痛みが出るという事は、損傷している組織にストレスが生じている場合がほとんどです。

そうしてしまうと、損傷している組織の炎症が長引いたり、さらに損傷してしまう事に繋がりかねませんので止めておきましょう。

人間って痛みを感じたら身体を守るために筋肉を硬くしてしまう特徴があります。

痛みを我慢して無理矢理動かしても、その後に身体の反応はより一層筋肉を硬くして関節を動かないようにしようとします。

せっかく痛みを我慢して動かしても良い事はほとんどないのです。

特に痛みが強い時期は極力痛みが出ないように注意して、痛みが出ない範囲をしっかり動かしておくくらいの対応で十分です。

肩関節の回復過程は、痛みが強い急性期(炎症期)→痛みが落ち着いたけど動かない(拘縮期)→少しずつ元の動きを取り戻していく(回復期)の3段階に分かれます。

炎症期をいかに早く終わらせるかがポイントで、痛み止めの薬と注射でコントロールしながら、硬い筋肉をほぐして血流を良くするようにしておきましょう。

最後に今回の内容をおさらいしましょう。

まとめ

肩の痛みの原因は主に3つ、①肩関節周囲炎、②腱板損傷・断裂、③石灰沈着性腱板炎が挙げられます。

これらの原因によって治療内容も変わりますので、整形外科を受診して診断を受けましょう。

早めに治療を開始すれば、その分後遺症(肩の動きの制限や痛みの慢性化)も少なくて済むので、結果的に早く治療期間を終える事ができます。

治療方法の考え方は痛みが強い時期には無理に動かさないにして、炎症の鎮静化を第一に考えましょう。

痛みが落ち着いたその後に関節の動きを良くする運動などを積極的に始めていくという流れになります。