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原因

外反母趾の原因はアーチ構造の崩れ。予防のための運動は?

外反母趾はもっとも多くみられる足のトラブルです。

特に女性に多く、症状としては一般的に親指の付け根が痛くなります。

外反母趾に悩んでいる人はかなり多くいると思います。

ひどくなると親指が人差し指の上に乗ってしまうなど見た目も悪くなりますし、足の機能が上手く使えなくなるためにバランス能力の低下なども引き起こされてしまいます。

外反母趾は重度になると手術以外で治す事が難しくなります。

初期の段階や外反母趾になる前からしっかりと対策しておく事が重要です。

今回のこの記事を読む事で外反母趾の原因と予防法について理解を深めましょう。

外反母趾の原因

外反母趾とは足の親指が外側を向いてしまう状態です。

この外反母趾はひどくなってくると、隣にある足の人差し指の上に乗ってしまうようになってしまいます。

外反母趾は特に女性に多く、その原因の一つに靴の問題が挙げられます。

女性はハイヒールや靴の先端(つま先側)が細くなっている形状の靴が多く、そのような靴を履いた時には親指側も小指側も内側に圧迫されるような力が加わってしまいます。

さらにハイヒールの場合は踵が高くなっている分、つま先側に体重がより多くかかってしまう事もあり、さらに外反母趾になってしまうストレスが助長されてしまいます。

外反母趾の原因には靴の問題が取り上げられる事が多いのですが、もう一つ重要な問題があります。

それは足の機能の劣化です。

足にはアーチ構造があり、そのアーチが崩れる事が外反母趾の原因となる場合があります。

足の機能からみた外反母趾の原因

足のアーチ構造には内側縦アーチと外側縦アーチ、それと横アーチの3つがあります。

このアーチ構造があるおかげで自分の体重を支える事ができ、人間は2足歩行が出来るのです。

この3つのアーチ構造のうち、横アーチが崩れると外反母趾になりやすくなります。

横のアーチが崩れてしまうと「開帳足(かいちょうそく)」といって、足指の付け根の部分が横に広がってしまいます。

付け根の部分が広がる事によって相対的に親指の先端は内側の方に取り残される形になり、結果的に外反母趾になってしまうという事です。

また、扁平足の様に足の内側縦アーチの構造が崩れた場合も、外反母趾になりやすくなります。

内側のアーチ部分が落ち込む事と親指側に自分の体重が乗りやすくなります。

歩く時は前に進むために最後の蹴り出す時は親指側に体重が乗りますが、扁平足の状態では過剰に親指に体重が乗った状態で蹴り出しを行います。

歩く時の負担は少しのものですが、歩く事は人間の基本的な動きになります。

この負担の蓄積で、徐々に外反母趾へと移行してしまうという事です。

外反母趾にならないためには、この2つの足のアーチ構造は特に重要なものになっています。

少し専門的な話で難しくなりますが、特に内側アーチでは「後脛骨筋」や「長母趾屈筋」といった筋肉が上手く動かせなくなっている事が多く、横アーチでは「母趾内転筋」や「母趾外転筋」の機能が低下している事が多いです。

外反母趾は足の見た目も悪くなり、横に張り出してしまった骨の部分が靴などに擦れて痛くなったりしますので、出来るだけなりたくないですね。

外反母趾は日ごろからのケアで予防できます。

この予防法をこれからご紹介します。

外反母趾予防の運動

外反母趾の予防には先ほど挙げた筋肉を中心にトレーニングやケアを行い、機能を保つ事で予防ができます。

足指じゃんけん

足の指でグー、チョキ、パーを作ります。

グーは全ての指を曲げて作りますが、足の付け根の関節からしっかり曲げるようにしましょう。

チョキは親指が上で他の4本が下のパターンと親指が下で他の4本を上に反らす2つのパターンどちらも練習しましょう。

パーは一番難しいのですが、指と指の間に隙間ができるように開きます。

自分の力では足の指を開けない人は、足の指の間の手の指を入れていき足の指が開く感覚を養うことから始めましょう。

タオルギャザー

タオルを足の指でたぐりよ寄せるメジャーな運動方法です。

椅子に座り、床にタオルを引きタオルの端に足の指を乗せます。

足の指を曲げてタオルを掴みたぐり寄せ、足を開きタオルを離す事を繰り返します。

足の指の機能低下で上手くタオルがつかめない人は、まずは足指じゃんけんをしっかり練習しましょう。

物を掴むにはその前に足を開く動きが必要です。

実は足の指でパーが出来なければ、うまくタオルギャザーの運動はできないのです。

ショートフットエクササイズ

足を床につけて椅子に座ります。

まずは足の親指だけを上に反らせます。そうすると足の内側のアーチ部分が引きあがります。

内側アーチが上がっている状態を維持しながら、親指を床にゆっくり下ろします。

親指の先の方の関節(足の第1、第2関節)を曲げないようにしながら、指の付け根部分を下ろすように動かします。

親指が床についたら、次に全ての指を付け根から床に押し付けるようにし、横アーチの部分をドーム状に盛り上げます。

この時も足の先の関節は曲げないようにしましょう。

この運動で足裏にある内在筋や内側アーチ、横アーチを構成する筋肉を刺激する事ができます。

紹介した運動っは足の指の運動の一例ではありますが、やってみると意外と難しいものです。

特に近年では足の機能の衰えが目立ち、足に何かしらの痛みやトラブルがある場合は、細かな足の機能が使えていないケースが多いです。

外反母趾だけでなくその他の足のトラブル予防のためにも、足の運動を日常的に行った方が良いでしょう。

では、最後に今回の内容のまとめをしていきます。

まとめ

外反母趾の原因は靴にもありますが、根本的には足のアーチ機能の破綻です。

足の裏にある内側縦アーチと横アーチの構造が崩れる事により、外反母趾になってしまいます。

内側縦アーチが崩れる事で「扁平足」になり、親指側にかかる負担が減ってしまう事や、横アーチが崩れる事で「開帳足」になり、足の付け根が外に広がってしまうために外反母趾へと移行してしまうのです。

外反母趾予防のためには、足のアーチ構造を保つ事が重要です。

今回ご紹介した足の指のエクササイズを日常的に行うようにして、外反母趾の予防に役立てて下さい。

それでは今回の内容は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ストレートネックの治し方。自宅でできるタオルエクササイズ。

「首が痛い」や「よく肩が凝る」という悩みを持っている人はストレートネックになっている可能性があります。

ストレートネックは首の骨である頸椎部分に本来はあるはずの前反り(前弯)構造がなくなってしまった状態です。

最近はスマホの普及で早ければ10代からでもストレートネックがみられる事も増えてきたように感じます。

ストレートネックは将来的に頸椎の変形が起こりやすくなってしまいますし、常に首や肩周りの筋肉が張ってしまうなども引き起こしてしまいます。

今回はストレートネックの改善のために自宅で出来るエクササイズを紹介します。

ストレートネックになる原因

治し方を知るためには、まず何故ストレートネックになってしまうのかを知る必要があります。

ストレートネックとは頸椎(首の骨)が真っすぐになってしまう事を指します。

元々頸椎は前弯している構造をしています。

背骨全体で見ると、頸椎と腰椎(腰の骨)の部分は前弯しており、胸椎(背中の骨)の部分では後弯しております。

このような構造をしているのは、背骨で頭の重さや身体の重さを支えたりする時にバネのようにしならせる事で力をうまく分散させるためです。

では、何故この前弯した構造がなくなってしまうのでしょうか?

それはやはり「姿勢の悪さ」からでしょう。

猫背のような姿勢をとってしまうと、頭の位置は身体よりも前に出てしまう頭部前方突出位となります。

頸椎部分で前に反る構造をしているのは真っすぐとした姿勢の時です。

この位置から頭の位置を前方にずれると頸椎部分の反りはなくなり、真っすぐになってしまいます。

この姿勢、特に最近では多くなっています。

スマホ首とも言われているようです。

長時間このような姿勢ばかりを取っていると、頸椎も徐々に反りが少なくなってしまい、ッ最終的にはストレートネックとなってしまいます。

頭の重さを支えるための頸椎前弯がなくなってしまうと、その重さを支えるために首や肩周りの筋肉は張り、肩こりの様な症状が出てしまったり、頸椎自身が変形してしまったりと良い事はありません。

パソコンやスマホは現代社会において使わないという事は難しいでしょう。

そうであれば日頃からの首周りのケアをしっかりしてあげてストレートネックの予防や改善をする必要がありそうです。

次はストレートネックの治し方をみていきましょう。

ストレートネックの治し方

ストレートネックを治すためには、まず姿勢の改善が必要です。

座っている時につい背中が丸くなっていませんか?

姿勢の改善は難しい部分もありますが、普段から意識しておかないと治るものも治りません。

この後に紹介するエクササイズを頑張ってみたところで、ストレートネックになってしまった原因が治っていなければプラスマイナスゼロになってしまいます。

姿勢を良くしようと思って背中を伸ばそうとする人は多いのですが、骨盤を起こす事を意識してもらう方が良いでしょう。

頸椎の前弯がなくなっている人のほとんどは腰椎の前弯も一緒に低下しています。

骨盤が後ろに傾く量が大きくなっており、その結果背中が丸くなってしまっています。

骨盤をしっかりと前に傾けるように起こしてあげると、自然に背中も伸びてきます。

パソコンやスマホを使っている時も姿勢を意識してください。

これを繰り返す事で、良い姿勢を保持してくれる筋肉にも刺激が伝わり、徐々に意識しなくても楽に良い姿勢が取れるように変化していきますよ。

また、首回りの筋肉にも不均衡が生じてしまっています。

ストレートネックでは肩こり症状を併発する事が多いです。

首から肩にかけての後面の筋肉がパンパンに張ってしまっているという事です。

それだけ肩後面の筋肉に負担がかかる姿勢をしている事になるのですが、併せて首の前側の筋肉は筋力低下を起こしている場合が多くあります。

この前後の筋力の不均衡も改善しない事には首から頭の安定性が得られません。

首の前側にある筋肉はインナーマッスルで深層に位置しており、顎を引く作用のある筋肉です。

この筋肉はいくつかの筋肉があるのですが、総称として椎前筋とも呼ばれます。

この筋肉が筋力低下を起こしやすく、顎を引く力が弱くなってくるとストレートネックを助長してしまいます。

何故ならこの筋肉は顎の下あたりから首の前側にくっ付く筋肉で、この筋肉が収縮すると頸椎を前弯させる方向に引きつけます。

この筋力が弱ってしまうと前弯を保持するための前側から引っ張る力が弱くなるのと同じ意味になるので、ストレートネックになりやすくなります。

この深層にある顎を引く筋肉をトレーニングする必要があります。

具体的な方法は次の項目で紹介します。

では、最後にストレートネックの改善が期待できる、自宅でできるケアの方法をお伝えします。

自宅で出来るタオルエクササイズ

今回は自宅でも出来るタオルを使った運動方法をいくつかご紹介します。

頸椎の前弯矯正

タオルを首にかけます。両手でタオルを握りますが、この時脇を締めて肘を曲げ、自分の胸の高さでタオルを握りましょう。
骨盤を起こしながら姿勢を正して、顎を引きます。
タオルを斜め下方向に肘を伸ばすように軽く引っ張り、この力に負けないように姿勢を保持しておきます。
時間は15~30秒程で3~5セット繰り返しましょう。

*力を強くし過ぎないように注意しましょう。軽い力で行いましょう。

姿勢矯正と首の運動

タオルを持ったまま、両手をバンザイするように真っすぐ高くあげましょう。
この時腰や背中は真っすぐに伸ばし、反らさないように注意します。
この姿勢を保持したままタオルを見るように首を上に向け、顎を引くように視線を真っすぐに戻します。
頭の位置が前に出ないように耳を腕につけるようにするのも良いでしょう。
10回くらいを目安に繰り返しましょう。

椎前筋群のトレーニング

タオルをグルグル巻いてロール状にします。
仰向けに寝て、首の部分にロール状に巻いたタオルを当てます。
このタオルを押しつぶすようにしながら、顎を引きましょう。5~10秒押しつぶし、一度力を抜く。
これを10セット程繰り返しましょう。

まとめ

ストレートネックは姿勢の悪さが原因となる事が多いです。

頸椎の前弯がなくなってしまうと、首から肩にかけてかかる負担が大きくなり、さらに頸椎の変形が助長されてしまいます。

ストレートネックの改善には姿勢の改善と首周りの筋肉の不均衡を治す事が必要です。

姿勢の改善ではパソコンやスマホを使っている時の姿勢には特に注意したい所です。

首回りの筋肉は椎前筋と呼ばれる筋肉を使う事を意識しましょう。

椎前筋は顎を引く動作などで使う事が出来ますので、紹介したエクササイズなどを参考にしてみて下さい。

それでは今回の内容は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

腱板断裂の症状と原因。リハビリは何したら良いの?

肩を動かすたびに痛みがあったり、自分の力だけでは肩を上まで挙げられないという症上は腱板断裂かもしれません。

肩の痛みの原因は五十肩(肩関節周囲炎)か腱板断裂によるものが多いのですが、つい五十肩だろうと自己判断して病院に行かない人も多くいます。

五十肩か腱板断裂かの判断は自分では難しく、原因によって治療経過や内容も変わります。

放置して治ってくれれば良いのですが、逆に悪化してしまうと放置した期間が長いほど関節の動きが悪くなったり、筋肉の働きが悪くなったりと治療に要する期間が長くなってしまい治りも悪くなります。

今回は腱板断裂の症状や治療がどのように行われるかについてまとめています。

腱板断裂の原因

肩の腱板断裂が起こる原因は大きく分けて2つになります。

転んだ時に手をついたや重たい物を持ちあげた時など外傷や高い負荷が瞬間的に肩にかかった際に断裂を引き起こすパターンと特にきっかけなく身に覚えもなくいつの間にか断裂しているパターンがあります。

外傷などがある場合は腱板断裂になっても諦めがつきそうですが、特にきっかけもなく断裂しているのはなんか納得いかない気持ちになりそうです。

何故、特にきっかけもなく腱板断裂は起こるのでしょうか?

肩の腱板の役割は動きの自由度が高い肩関節を安定させる役割を担ってくれています。

肩が動くときに変な動きをしないように動く方向を誘導してくれるようなイメージで捉えてもらうといいと思います。

肩の動きは肩甲骨と腕の骨の上腕骨で主に動くのですが、姿勢の悪さで肩甲骨の動きが悪くなっていたり、肩周りの筋肉が硬くなる事で上腕骨の動きが悪くなってしまうと、肩の動きを誘導する腱板への負担も大きくなってしまいます。

動きがスムーズであれば誘導係もさほど負担なくできますが、動きが硬い、悪い状態を誘導するのはシンドイのです。

このような負担が日常的にかかってしまう事で微細なダメージが徐々に腱板に積み重なって損傷や断裂へと進んでいってしまいます。

腱板の特性の一つとして腱板には他の部位よりも痛みを感じる受容器が少ない特徴があります。

腱板は痛みを感じにくく設計されているんです。

これは言い換えると腱板は元々負担がかかりやすい組織として作られており、壊れる事が前提(多少壊れても良いように)作られた組織として捉えられます。

肩を動かすために自己犠牲しながら働いてくれる腱板はなんともけなげな組織ですね。

腱板断裂の症状は?

腱板断裂の症状は主に肩の痛みと動きの制限があります。

・肩の痛み

肩の痛みは先ほど述べたように、腱板自体は痛みを感じにくいように作られています。

腱板損傷、断裂があったからと言って必ずしも痛みが出ているとは限らないのです。

無作為に中高年層を選んで肩のMRI検査をした調査の結果では、痛みを訴えていない人達の中でも腱板断裂が確認されたそうです。

腱板断裂があるから痛みが出ているわけではなく、腱板断裂が起こった時の炎症による痛みもしくは腱板の機能不全(うまく役割が果たせない状態)のために他の筋肉や腱、靭帯への負担が大きくなって、他の部位が炎症を起こして痛みが出ているわけです。

腱板断裂があるから痛みが必ずあるわけではないという事は知っておきましょう。

肩の動きの制限

腱板断裂は肩の動きの誘導が上手くいかない場合が多いので、「自分で動かす時に肩が上まで挙がらない」という事が特徴です。

反対側の手で支えながらや他の人に動かしてもらう分にはまだ動くのに、自分では挙げられないのです。

また、肩を動かす途中(手の位置が肩の高さを超えそうな時)に痛みが出て、そこの高さを超えると痛みなく動かせたりするのも特徴です。

これらは腱板の働きが弱くなっているため、上腕骨側の誘導がうまくできずに腕を挙げられなかったり、腱板自体が肩甲骨と上腕骨に挟み込まれてしまったりする事で起きます。

そもそも腱板って何なの?

ここからは、肩の腱板についてもう少し詳しく説明していきます。

肩の腱板は4つの筋肉で構成されます。

それぞれ棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょっかきん)、小円筋(しょうえんきん)、肩甲下筋(けんこうかきん)という筋肉です。

肩の上側に棘上筋があり、前側には肩甲下筋、後ろ側に棘下筋と小円筋が位置しており、一番損傷しやすいのは上側の棘上筋になります。

この棘上筋は上側にあるので吊り下がっている腕の重みを常に支えていますし、動かす時は上腕骨側が上がってこないように押さえつけて腕の骨を回転させる働きをします。

肩甲下筋は前側の安定性に必要で上腕骨が前側に飛び出さないように押さえつけてくれます。

同様に棘下筋と小円筋は後方の安定性に関係しています。

肩の動きとしては、棘上筋は肩を挙げる動きの初期に働き、肩甲下筋は腕を内側に捻る動作、棘下筋・小円筋は腕を外側に捻る動作を行います。

棘上筋以外の筋肉は損傷する頻度は少なく、外傷など強い衝撃が加わった時に損傷する事が多いです。

治療、リハビリの考え方

治療は腱板損傷の程度によって判断されます。

腱板は自己修復する力はほとんどないので、断裂した状態は時間が経ってもそのままの状態です。

広範囲の断裂があり、肩が自分であまり動かせない場合は手術で腱板の修復をした方が良いでしょう。

3カ月~半年経過しても肩の動きに改善がみられない場合は手術を勧められるケースも多いと思います。

保存療法の場合は、腱板筋の働きを良くするような運動が勧められます。

腱板断裂の程度にもよりますが、残った筋肉の機能を強化していく事と肩やその他の関節の動きを良くする事で肩にかかる負担を軽減させるようなリハビリを実施していく事になります。

個々人で身体の特徴や損傷の程度は違いますので、その人に合った運動プログラムは近くの整形外科を受診し、理学療法士さんに指導してもらうと良いでしょう。

簡単な方法を一つ紹介しておきます。

まず、両脇を締めて拳をお腹の前にくっつけます。
親指は拳の上になるように出しておき、両方の親指に輪ゴムをかけます。
患側(痛い側)の手を外側に開いていくように動かし、元に戻すを繰り返します。

運動する時の注意点は、できるだけ力を入れないように動かす事。

腱板筋のようなインナーマッスルは、力を入れようとするほどもっと大きな筋肉であるアウターマッスルの働きが強くなってしまい、結果的にインナーマッスルはあまり使えていない事が起こってしまいます。

また、痛みの出ない範囲で反復運動をする方が効果的です。

負荷量を上げるよりは回数を多くする方が良いでしょう。

それでは最後に今回の内容をまとめていきます。

まとめ

腱板断裂は外傷によるものと腱板組織の劣化と日常生活での小さな負担の蓄積で特に誘因なく発症する事があります。

腱板自体は痛みを感じにくい組織なので、痛みはなくてもMRIを撮ってみたら腱板が傷んでいるのが確認される人もいます。

腱板の役割は関節の動きを誘導する事と関節を安定させる事。

腱板損傷が起こってしまうと関節が不安定になり、肩関節の動きをうまく誘導できなくなるので腱板やその他の筋肉や腱への負担も大きくなり、炎症が起こりやすくなってしまいます。

治療の方法は保存療法を勧められる人が多いと思いますが、断裂の程度が大きかったり、何カ月も自分で肩を動かすのが難しい人は手術を勧められる場合もあります。

それでは今回の内容は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

四十肩とは?原因や症状と対処法はどうするのか。

中年以降の肩の痛みといえば「四十肩(五十肩)」を連想する人は多いと思います。

この四十肩は何故か世間では、「放置していればそのうち治る」という誤った認識を持っている人がかなり多くいます。

軽症の人は時間が経過すると徐々に良くなる場合もありますが、肩が痛くなっても「そのうち良くなる」と思って放置し、症状が悪化して病院に行ったなんて経験を持つ人も少なくないと思います。

病院に行くのを躊躇してしまった結果、肩の関節が硬くなり不自由な生活を長い期間過ごさなければいけないなんて事にならないように、きちんとした対応をして頂きたい所です。

今回は四十肩の原因や経過、治療の考え方などについて詳しく解説していきます。

四十肩の原因と症状は?

四十肩の原因は肩関節を構成している組織の炎症が痛みの原因ではあるのですが、実はいまだハッキリとは分かっていない事もあります。

まずは四十肩についてもう少し詳しく知りましょう。

四十肩の正式な病名は「肩関節周囲炎」という病名になります。

肩関節の周囲の組織に炎症があるという文字通りの原因です。

この炎症の原因に関しては、普段の姿勢が悪い事や肩甲骨の動きが悪かったり、肩関節を取り巻く筋肉が硬くなっていたりと、ある程度原因の推測や絞り込みはできます。

この四十肩の一番厄介な所は重度の可動域制限を伴ってしまう場合がある事。

拘縮肩(こうしゅくかた)と言われる状態になると、腕が90°(肩の高さ)くらいまでしか挙げられなくなったり、背中の方や反対の肩まで手を持っていけなくなったりしてしまいます。

この状態になってしまうと治療期間がかなり長くかかってしまう人が多いです。

この拘縮肩という状態は肩周囲の筋肉や靭帯、関節包といった様々な組織が全体的に硬くなってしまいます。

この硬くなってしまった状態は、別名「凍結肩(とうけつかた)」とも呼ばれ、あまりの関節の硬さにまるで凍結してしまったような状態になってしまうため、そのような名前が付けられています。

このような「凍結肩」にまでなる程の原因がまだハッキリとは解明されていません。

しかし、この凍結肩になった人達の治癒過程はほとんど同じ経過を辿ります。

凍結肩の治癒過程は?

凍結肩の治癒過程は主に3つに分けられます。

・急性期(炎症期)

この時期はとにかく痛みが強い時期になります。

少しでも動かすと痛かったり、炎症が強い場合は何もしていなくても痛みを訴える場合(安静時痛)もあります。

動かすのも痛いし、夜に寝ようとしても痛くて眠れない事や寝ても痛みですぐに起きてしまうなんて事も多いです。

患者さんにとっては一番つらい時期になり、この急性期から拘縮期に向かっていくにつれ、痛みと肩の動きが制限されてくる可動域制限が起こります。

・拘縮期

急性期が終わると痛みはだいぶ落ち着きますが、肩の動きの制限が出てしまいます。

重度の凍結肩では、全ての方向に動きの制限が出て、日常生活では着替えや入浴時の洗髪動作などが肩の動きが制限されている事で難しくなります。

この時期には安静時痛や夜間痛は落ち着いており、肩が痛くて動かせないから肩が固まって動かせないという状態に変わります。

・回復期

肩の動きが固まってしまい、痛みが落ち着いてきたらやっと回復期という段階に入ります。

徐々に肩の動きの制限が取れていき、動かせる範囲が広がります。

肩の動きが回復してくる時期ですが、日常生活に支障がなく元に近い状態までに回復するには長い期間がかかる事が多いです(半年~一年以上)。

この凍結肩は保存療法(注射や薬、リハビリなど)が選択される場合が多いのですが、次の項目で治療方法をみていきましょう。

治療法は何するの?

重度の凍結肩では関節受動術(かんせつじゅどうじゅつ)という手術が選択される場合もありますが、いきなり手術を勧められる事はほとんどないでしょう。

ほとんどの場合は、まず保存療法が選択されます。

この保存療法は先ほどの治癒過程で説明した時期によって対応が異なってきます。

・急性期(炎症期)

この時期はとにかく痛みを早く落ち着かせる事が目標です。

炎症を早く引かせるために注射や痛み止めの薬が処方されます。

日常生活で気をつけて欲しい事は、肩関節の安静です。

痛みが極力でないように工夫して生活する事が勧められます。

リハビリでは痛みが出にくい肩の位置を教えたり(ポジショニング指導)硬くなった肩周囲の筋肉の緊張を緩和させるようなマッサージや運動が行われます。

・拘縮期

痛みが落ち着いてきたら、肩の動きが制限される範囲を最小限に抑える事が目的になります。

痛みのない範囲をしっかり動かしたり、肩周囲の筋肉を軽く収縮させて筋肉の緊張を軽減するような運動が効果的です。

リハビリでは肩以外の関節(肋骨や背骨、骨盤など)も動かしたりして肩関節と協調して打動きやすくする事が行われたりもします。

・回復期

肩の拘縮期を過ぎたら、少しずつ肩の動きも回復してくる時期になりますので、ストレッチなども併用しながら組織の柔軟性や伸張性を改善させていく時期になります。

積極的に自宅での運動などに取り組んでもらうと回復は早くなります。

あまり無理に動かし過ぎると再び炎症が起こってしまうなんて事もありますので、無理矢理動かすのは注意しましょう。

それでは最後に今回の内容をまとめていきましょう。

まとめ

四十肩(五十肩)は正式には肩関節周囲炎といい、肩の動きが制限されてしまう拘縮肩(凍結肩)という状態に移行する場合があります。

治癒過程は急性期→拘縮期→回復期という段階に分けられ、段階別に対応が変わります。

まずは痛みの鎮静化が先決で、痛みが落ち着いたら徐々に肩の動きの制限を改善していくような運動を行っていきます。

関節の動きの制限が重度なほど治療期間は長くなってしまいます。

早めに治療を開始した方が結果的に治療期間の短縮になるので、肩の痛みが出始めたら様子をみるより近くの整形外科に相談した方が良いでしょう。

それでは今回の内容は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。