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胸郭出口症候群のテスト別ストレッチ方法

胸郭出口症候群には神経を絞扼(こうやく)してしまうポイントが3つあって、その中のどこが原因で起こっているのかを把握する事が重要です。

この3つのポイントのどこが原因かを探る方法は、いくつか徒手的なテストがあります。

今回は胸郭出口症候群の原因部位を探るためのテスト方法と部位別のストレッチ方法の一例をご紹介していきます。

胸郭出口症候群とは

胸郭出口症候群とは手のしびれや脱力感、その他にも頭痛や自律神経の障害などを引き起こす疾患です。

この疾患は頸椎(首の骨)から出てきた腕の神経が、首の筋肉や鎖骨などの間を通って腕まで行くまでの道のりの途中の通り道が狭くなってしまい、神経がストレスを受けてしまう事で起こります。

詳しくはコチラ
胸郭出口症候群とは?症状と原因を分かりやすく解説します。 (karada-reset.com)

この胸郭出口症候群は3つの場所で神経が絞扼されやすいとされており、斜角間隙、肋鎖間隙、小胸筋下間隙の3つのポイントで神経が絞扼されてしまいます。

胸郭出口症候群はこの3つのポイントのどこが原因で起こっているのかを特定して対処しなければならないのですが、この特定が専門的な知識がないと難しいでしょう。

次の項でどの部位で起きているのかを調べるテストの中で、あまり知識がなくても出来そうなテストを紹介していきます。

胸郭出口症候群の部位別テスト

斜角間隙

・Morley(モーリー)テスト

斜角筋部分を圧迫して、痛みや上肢への放散痛が出ると陽性(疑わしい)。

斜角筋は鎖骨上窩(さこつじょうか)という鎖骨の上側にあるくぼみ部分を押すと圧迫できます。

肋鎖間隙

・Eden(エデン)テスト

これは誰かに橈骨動脈(とうこつどうみゃく)を確認してもらわないと出来ないテストです。

橈骨動脈とは脈拍を取る時の一般的な場所で、小中学生の時くらいに保健の授業かなにかで習う場所です。

手首の親指側を人差し指~薬指の3本で軽く押さえて脈を測るってしなかったですか?

アレです。

Edenテストは検査する人が橈骨動脈を押さえて、手を後ろに引っ張った状態での脈拍を確認するテストになります。

この時の姿勢は座って姿勢を伸ばしてから行いましょう。

後ろに引っ張った時に軽く下側に牽引するとさらに肋鎖間隙にかかるストレスを強める事が出来るので、分かりやすくなります。

普通の時の脈の状態と、後ろに引っ張った時の脈の状態とを比べて、脈の拍動が弱くなっていると陽性という事になります。

小胸筋下間隙

・Roos(ルース)テスト

両手を横から肩に水平の高さまで挙げて、手のひらを前側に向け肘を曲げます。

この状態を保ちながら、3分間指をグーパーし続けます。

3分間しても大丈夫であれば陰性(問題ない)。

上肢のしびれや脱力感が出現して3分間行う事が出来なければ陽性となります。

どのテストも陽性だと胸郭出口症候群が疑わしいと言えるテストになっています。

これらのテストで不調の原因の目星がついたところで、次はそれらを治すためのストレッチ方法をご紹介していきます。

胸郭出口症候群のストレッチ

斜角間隙

斜角間隙は前斜角筋と中斜角筋、第一肋骨で作られるトンネル部分で神経の絞扼が起こってしまっているという事です。

斜角筋は頸椎から第一肋骨に付着する筋肉で、首を前に倒す動作や横に倒す動作を行う筋肉です。

肋骨を引き上げる作用もあり、呼吸補助筋としての機能もあります。

呼吸が浅いと、呼吸補助筋である斜角筋の緊張も高まっている場合がありますので、深呼吸なんかも斜角筋の緊張をやわらげる一つの手段となります。

それでは斜角筋のストレッチ方法をご説明します。

右側の斜角筋をストレッチするという設定で説明していきます。

まずは、左側の手で右側の鎖骨や肩に手を置きます。

この置いた手はストレッチした時に第一肋骨が挙がってこないように抑える役目をします。

次に天井をみるように首を上向きに反らして、伸ばしたい側と反対方向に(右の斜角筋を伸ばす場合は左側に)首を倒します。

これだけでも良いのですが、そこからさらに少し左側を向くように頭を回すとよりストレッチ効果が上がります。

肋鎖間隙

肋鎖間隙は鎖骨と第一肋骨の隙間です。

鎖骨と第一肋骨をつなぐ組織は、「前胸鎖靭帯」「肋鎖靭帯」「鎖骨下筋」になります。

これらの組織のストレッチと鎖骨の動きを改善させたいわけです。

鎖骨と第一肋骨の間はストレッチというよりは、指でマッサージして靭帯や筋肉をほぐしましょう。

やり方は簡単で、鎖骨の一番内側の下側に指を当て左右にずらすようにマッサージしながら、少しずつ鎖骨の内側から外側にずらしていきます。

これで先ほど挙げた靭帯や筋肉のマッサージがある程度できます。

また、鎖骨の動きも重要なんですが、鎖骨の動きは小さいので一般の方には少し分かりづらいかもしれません。

鎖骨と胸の真ん中にある胸骨との関節である、胸鎖関節部分の鎖骨側を軽く押して動かしたり、鎖骨の下側から押し上げるように動かすのも良い運動になります。

第一肋骨の動きには、先ほどの斜角筋のストレッチも有効です。

斜角筋が硬くなると第一肋骨は引き上げられてしまうので、鎖骨と第一肋骨との隙間は狭くなってしまいます。

肋鎖間隙が原因となっている場合は、鎖骨周囲のマッサージや斜角筋のストレッチが有効になります。

小胸筋下間隙

小胸筋下間隙は文字通りに小胸筋のストレッチが必要です。

小胸筋は胸の前側の筋肉で烏口突起という部分か第3~5の肋骨に付着している筋肉です。

ストレッチ方法は伸ばす側の腕を横側から肩を90°挙げ、肘も90°曲げます。

その手を壁際で引っ掛けるように当てて固定し、身体の向きを変えるように捻ります。

この動きだけで小胸筋のストレッチは可能です。

それ以外にも、脇の位置から少し内側に小胸筋がありますので直接マッサージなどをするのも有効です。

各部位におけるストレッチやマッサージ方法の一例をご紹介しました。

参考にして頂ければと思います。

まとめ

胸郭出口症候群の原因には3つのポイントがあり、そのポイントごとに必要なストレッチやマッサージの部位が異なります。

まずは原因となっている部位を見極める事。

今回紹介したテストで疑わしい場所を把握して、その部位に対してのストレッチやマッサージを行いましょう。

それでもなかなか改善しないようであれば、姿勢の問題や他の部位との兼ね合いなどもう少し複合的に診る必要があるかもしれません。

胸郭出口症候群とは?症状と原因を分かりやすく解説します。

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)って聞いたことありますか?

腕のしびれや脱力感、それ以外にも頭痛や倦怠感(けんたいかん)など様々な症状を引き起こす可能性がある疾患なんです。

今回は不定愁訴にも近い症状を引き起こす可能性があるこの疾患の特徴について解説していきます。

胸郭出口症候群とは

胸郭出口症候群とは、首から出た神経群に対して何らかの原因で牽引や圧迫という負担がかかる事で、上肢のしびれや脱力感などの様々な症状が出現する疾患です。

ちなみに学術的な定義は、「腕神経叢(わんしんけいそう)が胸郭出口において圧迫あるいは牽引的刺激要素により神経過敏状態となり、頚・肩・腕の痛みを引きおこした疾患群である」とされているようです。

首からは腕や手先の神経が出ており、頸椎の5番目~胸椎の1番目の間から出ている神経がこれに当たります。

腕神経叢とは、この腕や手先に行く神経が首から出た後に神経の束を作り、それぞれの神経になっていく部分の事をいいます。

この腕神経叢が走行するルートのうちで牽引や圧迫を受けやすい部位が3か所あります。

それぞれ斜角間隙(しゃかくかんげき)、肋鎖間隙(ろくさかんげき)、小胸筋下間隙(しょうきょうきんかかんげき)と呼ばれています。

胸郭出口症候群の名前の通り、胸郭(鎖骨や肋骨を含めた総称)の腕神経叢の出口が狭くなり神経系の様々な症状が出る症候群という事です。

各間隙についてもう少し詳しく説明します。

斜角間隙
前側が前斜角筋、後ろ側が中斜角筋、下側が第一肋骨で構成された三角形の形をした隙間に腕神経叢と鎖骨下動脈が通ります。

肋鎖間隙
上側が鎖骨と鎖骨下筋、下側は第一肋骨、内側は肋鎖靭帯で出来たもので腕神経叢と鎖骨下動脈・静脈が通ります。

小胸筋下間隙
小胸筋と烏口鎖骨靭帯の間を腕神経叢が通る、線維性のトンネルです。
この部分から腕神経叢と鎖骨下動脈・静脈は下降していきますが、腕を挙げるとこの部分が支点となって走行する向きが変わるため、引き伸ばされるストレスが大きくなります。

解剖学的な用語が多くて分かりにくいかもしれませんが、首の筋肉と鎖骨、肋骨や肩の前側付近で神経を刺激しやすいポイントがあるくらいの理解で良いと思います。

胸郭出口症候群の症状は?

胸郭出口症候群の症状は本当に様々あります。

代表的な症状は、上肢のしびれや脱力感になるでしょう。

このほかにも自律神経の障害を引き起こして、手指の冷感や浮腫などの血管障害や、頭痛や肩こり、全身倦怠感など首や腕の症状だけでなく、不定愁訴のように全身症状なんかもあるんです。

なかなか厄介なやつですね。

症状は一般的には午前中より午後にひどくなりやすい特徴があると言われていますが、症状の出方に関しては個人差が大きいと思います。

その人の一日の生活リズムや動作によって変わってくるはずなので、あくまで参考程度にしておきましょう。

では、次に胸郭出口症候群の原因となるものはなんなのかをみていきます。

原因が違う2タイプ

胸郭出口症候群の原因は不良姿勢によるものが大きいと思います。

とは言っても、胸郭出口症候群には2つのタイプがある事を知っておかなければなりません。

この2つは圧迫型と牽引型とに分かれており、それによって悪化する姿勢の特徴が変わります。

圧迫型はいかり肩と言われる姿勢でなりやすく、牽引型はなで肩の人がなりやすいという事を知っておきましょう。

圧迫型(いかり肩タイプ) 

筋肉質で男性に多いと言われています。(男:女=2:1)

平均年齢は比較的に高く、中高年の力仕事をしている人がなりやすい特徴があります。

また、重量物を上に持ちあげたり手を上に挙げて作業する仕事をしている時に症状が出やすいなどの特徴もあります。

牽引型(なで肩タイプ)

痩せ型の若い女性に多い。(男:女=1:5~7)

猫背のように背中が曲がり頭の位置が前方に突出している姿勢が特徴です。

肩甲骨周りの筋肉も弱いため肩甲骨や鎖骨の安定性が悪く、肩甲骨や鎖骨の位置が下がっているために首が長く見える人がなりやすいです。

ちなみに胸郭出口症候群は牽引型が80%程度と言われていますので、圧倒的に女性に多い疾患になります。

治療法

治療法はタイプ別に対応が変わりますが、不良姿勢や動作を改善させる事が目標になります。

まずは自分のタイプを見極める事が重要です。

圧迫型では手を上に挙げる動作が多いと症状が出やすく、牽引型では荷物を下げるなど下方向へ腕が引っ張られるストレスで症状が出現しやすいはずです。

どの動作で症状が引き起こされるかを

圧迫型では首から肩甲骨周りの筋肉の硬さを改善させて鎖骨や肋骨周りの柔軟性が必要になりますし、牽引型では猫背姿勢を改善させたり、鎖骨や胸まわりの硬くなっている筋肉の柔軟性を改善する必要があります。

まとめ

胸郭出口症候群は首から出た神経が圧迫もしくは牽引される事で引き起こされる疾患群になります。

症状は上肢のしびれや脱力感の他にも自律神経の異常を引き起こした末梢循環障害(冷感や浮腫など)や全身倦怠感、頭痛など人それぞれで違うために症状だけでは胸郭出口症候群かどうか分かりにくいです。

胸郭出口症候群は斜角筋間隙、肋鎖間隙、小胸筋下間隙の3つのポイントで絞扼されやすいです。

圧迫型と牽引型で治療の考え方は変わりますが、姿勢や首から肩甲骨周りの柔軟性の改善が必要です。

首の痛みと手の痺れの原因は頸椎症かも。有効な体操は?

首の痛みや腕から手にかけての痛み、痺れなどが出てしまうのは首の骨である頸椎が問題になっている事が多いです。

首回りのストレッチをしようにも痛くてできない場合や首を動かすと痛みや痺れが出てしまう事も多いでしょう。

首はデリケートな部分なので、変に動かしてしまうと逆に痛めてしまう事もあります。

早く良くしたいのに、首の運動ができずにもどかしさを感じる事もありますよね。

首から来る症状は頸椎以外の背中や腰の背骨の動きを良くしてあげる事でも症状が緩和していく事があります。

今回は頚部以外を動かす事で頸椎部分の負担を減らし、症状を改善していくための運動方法をお伝えします。

首の痛みや手の痺れの原因は?

首の痛みや手の痺れの症状がある場合は「頚椎症」が考えられます。

頸椎症は頸椎という首の骨の変形やその周囲の靭帯や椎間板などの変性によって起こる疾患です。

頸椎症について詳しく知りたい人はコチラの記事を参照ください。
頚椎症の治療法。主な症状や関連する疾患は? (karada-reset.com)

簡単に説明すると、頸椎からは両腕や手の神経が出ているので、この頸椎部分が傷んで神経を傷つけるなどしてしまうと、手の方にまで症状が出現してしまうという事です。

首を上に向けると痛みや痺れが出る場合は「頸椎症」になっている可能性が高いです。

この頸椎症を改善するためにはどんな事をするのが良いのでしょうか?

頸椎症の体操をする上での注意点をみてみましょう。

頚椎症の体操の注意点

頸椎症は頸椎の変性によって起こる事は先ほど説明しました。

注意して欲しい事は「首を動かすと痛みが出てしまう可能性がある」という事です。

基本的には首を上に向けたり、グルグル回したりする運動は症状が出現しやすいのです。

一般の人が自己判断で首の運動をする事は多少リスクがあるわけです。

私たちのような医療関係者の間でも頸椎周辺は非常にデリケートな部分であるため、触れる際には細心の注意を払います。

そんなデリケートな部分を自分で運動する方法はどんな事があるでしょうか?

それは頸椎以外の部分をしっかり動かす事です。

特に胸や背中、腰周りの部分をしっかり動かす事が重要です。

「頸椎が悪いのにその他の部分を動かすってどういう事?」と思うかもしれませんが、一般の人がリスクなく運動するにはそれくらいで良いのです。

体操のポイント首以外の部位

何故、胸や背中や腰の運動が良いのか解説していきます。

まず頸椎症には好発部位といわれる部分があります。

よく変形しやすい部分という事です。

その部分は頸椎が7個ある中での、下の方にあたる6番目と7番目の部分です。

頭を前に倒すと首の付け根付近の骨が出てくると思いますが、その部分が7番目になります。

この部分が何故よく変形を起こしてしまうのかを考えてみると、理由は単純で一番動きやすいからです。

一番動きやすいので、他の部分の動きが悪くなってしまった時に、その代わりにも働いてくれるので、その分負担が大きくなって変形が起こりやすいという事です。

今現在で頸椎症の様な症状がない人は、猫背の姿勢で上を向くのと腰から背中をしっかり起こしてから上を向くのとを比べてみましょう。

上を向いて見える景色が全然違うと思います。

猫背の時にはあまり後ろの方が見えないはずです。

それだけ動きに差があるという事と、首に負担がかかるという事なんです。

背中や腰も動きに参加してくれているとそれだけ首が動く量は少なくて済み、その分頚部にかかる負担も軽くなるというわけですね。

頸椎症は頚部の変性によって起こっている疾患ですが、自分で体操するとなると頚部を動かすのはリスクを伴うので、胸や背中、腰周りの運動を行うのも有効です。

いくつか体操の例を次の項目で紹介します。

頚椎症に効く体操例

肩甲骨の運動

姿勢よく座ります。
この運動をする時は常に顎を引いておくように注意しましょう。

①両腕を肩の高さまで挙げ、両肘同士をつけて90°曲げ、掌は自分の方に向けます。
②両腕を横に開くように広げます。この時掌は外を向くようにします。
③次に背伸びをするように両手を頭の上に挙げて、手の甲がくっつくようにします。

①→②→③→②→①と順番に繰り返して行います。

一つの動作あたり5秒程度キープして次の動作を行いましょう。

体幹の回旋運動

横向きに寝て股関節と膝は軽く曲げて置きます。

頭の後ろに上側の手を当て、肘を後ろに引くように身体を捻ります。

猫背の姿勢になると胸から背中にかけての肋骨の動きが少なくなってしまいます。

この肋骨の動きとその周囲の筋肉の運動です。

腰椎の回旋運動

仰向けに寝て、両腕は大の字のように横に広げます。

股関節と膝を曲げて両膝を立てて置き、横に倒す運動をします。

脚を倒していく際に両腕や背中が浮かないようにしましょう。

四股運動

浅く椅子に腰かけて、両脚は肩幅程度に開き、骨盤を起こします(前傾)。

骨盤から腰骨が起きた状態を保ちながら、徐々に股関節から曲げるように身体を前に倒していきます。

この時に腰や背中が丸くならないようにする事が大事です。

この運動は頭の重みが前にかかってしまうため、症状が出てしまう場合は避けましょう。

また、顎を軽く引いてから行うようにすると痛みなどが出にくいと思います。

いくつか運動方法を紹介しましたが、痛みなく行える運動を行うようにして下さい。

痛みが出る場合は、しばらく待って症状が軽くなってきてから試してみて下さい。

最後にまとめをしていきます。

 

まとめ

首の痛みや手の痺れの症状は「頸椎症」が原因である場合が多いです。

頸椎症は頸椎部分の変形によって起き、頸椎部分には両腕の神経が出てくるので、手の方にまで症状が出てしまうわけです。

頸椎周囲はデリケートな部分であるため、直接的に動かして運動をする場合にはリスクが伴います。

頸椎部分の負担を減らすためには背中や腰の他の背骨の動きを良くしてあげる事が有効です。

いくつか紹介した運動を行って、頸椎に負担がかかり過ぎないようにしていきましょう。

もちろん、今後頚椎症になりたくない人が行っても予防になりますよ。

それでは今回の内容は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

頚椎症の治療法。主な症状や関連する疾患は?

頸椎症は誰にでも起こりうる疾患の一つで、主には首から肩周囲の痛みや張り感などの症状が出ます。

最近はデスクワークでパソコンを使う機会やスマホを長時間使ったりする事で、頚椎症になる可能性は高くなっています。

慢性的な肩こりも頸椎部分に問題がある事も多いです。

今回は頚椎症の治療法や症状についてまとめています。

首や肩こりの悩みがある人は参考にしてみて下さい。

頚椎症とは

頚椎症とは頸椎の変形や周囲組織の変性がきっかけで起こる首から肩にかけての痛みが出てしまう疾患です。

実は頸椎の変形や変性は誰にでも起こるもので、60代以上であれば90%以上が何かしらの変形や変性があると言われています。

特に症状はないけどレントゲンを撮ってみたら、変形している人は意外に多いんですよ。

症状がなければ困る事はないので、一般的には痛みなどの症状があり、頸椎に変形や変性がある人の事を「頚椎症」と診断するようです。

頸椎に変形があっても痛みがない人もいますので、キチンとした対処をする事で、頸椎の変形は治せなくても症状は軽減できるという事です。

頸椎は主に両手の神経が集まっている部分になります。

変形の程度によっては神経を刺激してしまい、手の痺れや脱力感なども症状として出てくる場合があります。

次の項目では頸椎症に関連する疾患を挙げていきます。

頸椎症に関連する疾患

頸椎ヘルニア

頸椎の上下の間には椎間板というクッション材が傷むことで、中の髄核というジェル状の物が後方に飛び出し、神経を刺激してしまう疾患です。

ヘルニアは時間経過とともに徐々に消失していく事が期待されます。

頚部に負担がかからないように過ごしましょう。

頸椎症性神経根症

頸椎の変形によって脊髄神経から両手に分かれた部分の神経を圧迫してしまう事で起こります。

症状はどちらか片側に手に出る事が多く、腕から手にかけての痛みや痺れ、手に力が入りにくいなどの症状が出ます。

頚椎症性脊髄症

頸椎の変形が後方部分に影響し、後ろにある脊髄神経を圧迫してしまっている状態です。

脊髄神経の圧迫に伴い、両手や時には両脚の方にも痛みや痺れ、筋力低下が現れます。

両脚にも症状が出現する場合は、歩行のバランスが不安定となってしまう事もあります。

ヘルニアとの違いは自然に改善が見込めるかで、ヘルニアと違い頸椎の変形した部分が神経の圧迫原因となっているため、症状が進行すると手術を検討しなければなりません。

頚椎症の治療法は

病院で行われている頸椎症の治療法は薬物療法とリハビリが中心になっています。

基本的には自然に経過をみていく中で徐々に症状が軽減していく場合が多いです。

手術になる事はほとんどなく、頸椎症性脊髄症による脊髄症状(下肢の筋力低下や排尿障害など)が出現した場合は手術になる場合があります。

頸椎症では首から肩甲骨回りの筋肉が硬くなってしまっています。

その筋肉をマッサージやストレッチなどでほぐしていく事で痛みが緩和される事が多いのですが、そもそも筋肉が硬くなってしまった原因となる「姿勢の改善」も同時に意識していく必要があります。

頸椎症性神経根症に伴う腕から手にかけての痛みや痺れがある場合は、首を反らす動きや症状がある側へ首を倒す動きは注意しましょう。

これらの動きは神経が圧迫されやすい動きになります。

神経が圧迫され傷んでしまうと神経周りの組織の炎症や神経が少し腫れたような形になり、より刺激を受けやすくなります。

最初のうちはいかに痛み刺激を少なくし、炎症や腫れを改善させるかが重要です。

寝る姿勢で痛みが出る場合は枕の高さを調整しましょう。

痛みが強い場合は、枕を高くしてあげた方が痛みは出にくい事が多いです。

バスタオルなどで高さを増したり、首の下に出来てしまう空いたスペースを埋めてあげるように調整すると楽になる事もありますよ。

頸椎症の治療は、まずは除痛です。

いかに痛みを少なくして生活するかが重要です。

痛みを薬でコントロールしながら、マッサージやストレッチで筋肉をほぐす。

その後は姿勢を改善と背骨全体的な柔軟性や他の関節部分の可動性を高めて、頸椎部分にのみ負担が集中しないような身体作りが必要ですよ。

最後にここまでの内容をまとめます。

 

 

まとめ

頸椎症は頸椎(首の骨)の変形やその周辺組織の変性によって起こる疾患で、誰にでも起こる疾患でもあります。

症状は首から肩周囲の痛みが主ですが、腕や手のしびれを伴う頸椎ヘルニアや頸椎症性神経根症、両脚の方にまで症状が出てしまう頸椎症性脊髄症など関連した疾患もあります。

治療は基本的には保存療法(手術しない)が選択されますが、頸椎症性脊髄症の症状次第では手術が必要な場合もあります。

治療初期の段階は痛みを軽減させる事が先決で、薬やマッサージなどで痛みを軽減させていき、痛みが軽減してきたと同時に姿勢の改善や頚部に負担がかかりにくいように関節の動きを良くする運動などを行っていきます。

それでは今回の内容は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ストレートネックの治し方。自宅でできるタオルエクササイズ。

「首が痛い」や「よく肩が凝る」という悩みを持っている人はストレートネックになっている可能性があります。

ストレートネックは首の骨である頸椎部分に本来はあるはずの前反り(前弯)構造がなくなってしまった状態です。

最近はスマホの普及で早ければ10代からでもストレートネックがみられる事も増えてきたように感じます。

ストレートネックは将来的に頸椎の変形が起こりやすくなってしまいますし、常に首や肩周りの筋肉が張ってしまうなども引き起こしてしまいます。

今回はストレートネックの改善のために自宅で出来るエクササイズを紹介します。

ストレートネックになる原因

治し方を知るためには、まず何故ストレートネックになってしまうのかを知る必要があります。

ストレートネックとは頸椎(首の骨)が真っすぐになってしまう事を指します。

元々頸椎は前弯している構造をしています。

背骨全体で見ると、頸椎と腰椎(腰の骨)の部分は前弯しており、胸椎(背中の骨)の部分では後弯しております。

このような構造をしているのは、背骨で頭の重さや身体の重さを支えたりする時にバネのようにしならせる事で力をうまく分散させるためです。

では、何故この前弯した構造がなくなってしまうのでしょうか?

それはやはり「姿勢の悪さ」からでしょう。

猫背のような姿勢をとってしまうと、頭の位置は身体よりも前に出てしまう頭部前方突出位となります。

頸椎部分で前に反る構造をしているのは真っすぐとした姿勢の時です。

この位置から頭の位置を前方にずれると頸椎部分の反りはなくなり、真っすぐになってしまいます。

この姿勢、特に最近では多くなっています。

スマホ首とも言われているようです。

長時間このような姿勢ばかりを取っていると、頸椎も徐々に反りが少なくなってしまい、ッ最終的にはストレートネックとなってしまいます。

頭の重さを支えるための頸椎前弯がなくなってしまうと、その重さを支えるために首や肩周りの筋肉は張り、肩こりの様な症状が出てしまったり、頸椎自身が変形してしまったりと良い事はありません。

パソコンやスマホは現代社会において使わないという事は難しいでしょう。

そうであれば日頃からの首周りのケアをしっかりしてあげてストレートネックの予防や改善をする必要がありそうです。

次はストレートネックの治し方をみていきましょう。

ストレートネックの治し方

ストレートネックを治すためには、まず姿勢の改善が必要です。

座っている時につい背中が丸くなっていませんか?

姿勢の改善は難しい部分もありますが、普段から意識しておかないと治るものも治りません。

この後に紹介するエクササイズを頑張ってみたところで、ストレートネックになってしまった原因が治っていなければプラスマイナスゼロになってしまいます。

姿勢を良くしようと思って背中を伸ばそうとする人は多いのですが、骨盤を起こす事を意識してもらう方が良いでしょう。

頸椎の前弯がなくなっている人のほとんどは腰椎の前弯も一緒に低下しています。

骨盤が後ろに傾く量が大きくなっており、その結果背中が丸くなってしまっています。

骨盤をしっかりと前に傾けるように起こしてあげると、自然に背中も伸びてきます。

パソコンやスマホを使っている時も姿勢を意識してください。

これを繰り返す事で、良い姿勢を保持してくれる筋肉にも刺激が伝わり、徐々に意識しなくても楽に良い姿勢が取れるように変化していきますよ。

また、首回りの筋肉にも不均衡が生じてしまっています。

ストレートネックでは肩こり症状を併発する事が多いです。

首から肩にかけての後面の筋肉がパンパンに張ってしまっているという事です。

それだけ肩後面の筋肉に負担がかかる姿勢をしている事になるのですが、併せて首の前側の筋肉は筋力低下を起こしている場合が多くあります。

この前後の筋力の不均衡も改善しない事には首から頭の安定性が得られません。

首の前側にある筋肉はインナーマッスルで深層に位置しており、顎を引く作用のある筋肉です。

この筋肉はいくつかの筋肉があるのですが、総称として椎前筋とも呼ばれます。

この筋肉が筋力低下を起こしやすく、顎を引く力が弱くなってくるとストレートネックを助長してしまいます。

何故ならこの筋肉は顎の下あたりから首の前側にくっ付く筋肉で、この筋肉が収縮すると頸椎を前弯させる方向に引きつけます。

この筋力が弱ってしまうと前弯を保持するための前側から引っ張る力が弱くなるのと同じ意味になるので、ストレートネックになりやすくなります。

この深層にある顎を引く筋肉をトレーニングする必要があります。

具体的な方法は次の項目で紹介します。

では、最後にストレートネックの改善が期待できる、自宅でできるケアの方法をお伝えします。

自宅で出来るタオルエクササイズ

今回は自宅でも出来るタオルを使った運動方法をいくつかご紹介します。

頸椎の前弯矯正

タオルを首にかけます。両手でタオルを握りますが、この時脇を締めて肘を曲げ、自分の胸の高さでタオルを握りましょう。
骨盤を起こしながら姿勢を正して、顎を引きます。
タオルを斜め下方向に肘を伸ばすように軽く引っ張り、この力に負けないように姿勢を保持しておきます。
時間は15~30秒程で3~5セット繰り返しましょう。

*力を強くし過ぎないように注意しましょう。軽い力で行いましょう。

姿勢矯正と首の運動

タオルを持ったまま、両手をバンザイするように真っすぐ高くあげましょう。
この時腰や背中は真っすぐに伸ばし、反らさないように注意します。
この姿勢を保持したままタオルを見るように首を上に向け、顎を引くように視線を真っすぐに戻します。
頭の位置が前に出ないように耳を腕につけるようにするのも良いでしょう。
10回くらいを目安に繰り返しましょう。

椎前筋群のトレーニング

タオルをグルグル巻いてロール状にします。
仰向けに寝て、首の部分にロール状に巻いたタオルを当てます。
このタオルを押しつぶすようにしながら、顎を引きましょう。5~10秒押しつぶし、一度力を抜く。
これを10セット程繰り返しましょう。

まとめ

ストレートネックは姿勢の悪さが原因となる事が多いです。

頸椎の前弯がなくなってしまうと、首から肩にかけてかかる負担が大きくなり、さらに頸椎の変形が助長されてしまいます。

ストレートネックの改善には姿勢の改善と首周りの筋肉の不均衡を治す事が必要です。

姿勢の改善ではパソコンやスマホを使っている時の姿勢には特に注意したい所です。

首回りの筋肉は椎前筋と呼ばれる筋肉を使う事を意識しましょう。

椎前筋は顎を引く動作などで使う事が出来ますので、紹介したエクササイズなどを参考にしてみて下さい。