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私のライフワーク~最終章~

2014/08/01

いずれ自分で店を出すために夕方までの暇な時間帯に稼げて尚且つ独立にプラスになる仕事をしたいと思い契約したのがマッサージ店でした。

堺市深井にある店で面接を受けました。

ただこの店は客が少なく、我が家から近いスーパー銭湯の前に出店を考えているからそこが決まればそこでマッサージと鍼もしてもらって良いから、それまではまだ集客のある富田林のお店で勤務してと言われ決めたのでした。

勤務を始めたのは残暑が厳しい9月でした。

この頃からお客さんが少なくなってきたらしく、悪くても朝10時から5時まで働いたら3人は入れて6千円、良い時なら1万だなと計算していたのに実際はその半分程でした。

ここはあくまでお店だけれど雇われているのではなく、個人契約なのでお客に入った数で収入が変わるのです。
つまり暇で入れないと収入もゼロな訳です。

実際にゼロはありませんでしたが一人だけで終了って事が数日ありましたね

結局4ヵ月半いましたが、予定していた近所のお店は頓挫しずっと富田林にいました

暇な状況が続きましたが、今までで一番指名を取ったので社長からは一目置かれてました。
ゴリ押しのマッサージは出来ませんが、きちんと丁寧にほぐしてくれると好評だったみたいです。

マッサージの時間が短くて30分、平均が60分か90分、たまに120分と2時間もする事があるのですが、そういう時にでも力を抜かず丁寧さを心掛けていました。

ここでは長いマッサージでも私の手技は有効だと解った事が収穫でした。

マッサージ店で思ったようにお客さんが来られず稼げなかった事でまた方向転換をしなければいけなくなりました。

私は整骨院に勤めながらも整骨院は苦手でした。

何故かと言うと私は「先生」と言われるのが嫌なんです。

私は人から敬われるような人間ではないと思うのです。
間違った事もしますし、人間が出来ていませんから。

なので「先生」と言われるのが苦手なのです。

整骨院では先生で呼びます。
専門学校で3年は勉強したとは言え、医師は5年とインターンを経験します。

それから比べたら勉強量はかなり違うし頭も違うと思うのです。

だから整骨院で先生づらして指導するのが嫌なんです。

そして通常の整骨院は昼休憩がある関係上午前勤務と夕方からの勤務があり、夜が遅くなるし、拘束時間が長いんです。

そういう事もあってマッサージ店を辞めても整骨院で働く気はありませんでした。

しかし、たまたま見掛けた求人の整骨院が昼休憩なしでシフト制とあり、堺駅近くの整骨院と同じ名前だった事から行くか行かないかは別にして面接を受けに行ったのです。

すると院長が専門学校時代の同級生だった事と、いずれ別院を出したいと言っていた事でもう一度整骨院でやってみようと思った訳です。

しかしいざやってみると大変でした。

勿論院長と雇われスタッフと言う立場でしたが、院長が同級生だった事もあり何か思った事があっても強く言えない。

院長は何事に対しても慎重派、私は効果を上げるには攻めるところは攻めないといけないと思う派なので意見が食い違います。

例をあげるとメドマーと言う足の血行を良くするために空気の圧力で順々に圧迫していく機械があります。

前の整骨院にもあったのですが、強さのレベルが5までありました。
男性とか足のむくみが強い人には最大の5にする事も多かったのです。

しかし院長はレベル3までにしろと言います。
強くして何か訴えられたら怖いからです。

鍼に関してもそうでした。

見映えも良い事もありますが、置き鍼をメインでしてました。

私はする時は単刺と言ってツボに刺し、刺激を入れてほぐれたら抜いて違うところにしていくやりかたを好みます。

だって置き鍼は刺している間は動けないからしんどいのです。

その中で一番しんどかったのは先生らしくと言われる事でしたね。
新患さんへの対応でかなり文句を言われました。

私は例えばヘルニアがあるとか、狭窄症があるとかがあればカルテに記入はしますが、後は実際に施術をする時に触った感じで強くしたり弱くしたら良いと思うのです。

しかし院長はもっと聞き出して細かくカルテに書くのが仕事やと言うんです。

私は知識があっても相手に対して相手の望む事が出来なければ相手は満足しないと思うのです。

マッサージ店は軽く怪我をしているところや気をつけて欲しいところを聞く程度でやっていきます。
それは治療行為をする訳ではないですし、細かなところまではしないからです。

整骨院は治療をするところと言う位置づけもあるので、聞かなければいけないところはあると思います。
しかし最終的には触ったりした筋肉の状態や、ツボの反応、皮膚の温感冷感を探る事が大事だと思うのです。

私の手技と院長の手技があまりにも違う為、初めは色々指摘されました。

仕事を始めた時、私は左の親指を怪我してまともに手技出来ませんでした。

その為、只でさえ強く圧さない手技だったので患者さんの何人から「強くして欲しい」と言う要望があり、それを散々指摘されました。

指が治った後は希望通りにある程度は押すようにはなったのですが、やはり自分が思った以上は強くしませんでした。

初めは「強くして」と言われていた人も、私が説明をして実際に施術後に確認すると楽になった事を実感したり、慣れて気持ち良くなったと言われるようになりました。

結局辞めた後も院長には伝えていないのですが、実は院長の手技がダメだと言う人がかなりいました。

経験もかなりあるのでプライドも強いです。

その為、こう言う感じでしたらどうですか?みたいな事を全く言えなかったんです。

院長の手技は揉捏を使いません。指圧のみです。

指圧なのですが、圧す時間が短いのでほぐされた感じがしないのです。
そして硬くなっているところだけを攻めるのです。

それも必要のないところまで。

例えば肩甲骨周囲が硬くなっている場合、私は腕も必ずほぐします。
腰の上の部分が張っている時は足を丁寧にほぐします。

すると意外に張りがましになるんです。

院長の手技が駄目だという人は張りがきつい人だけでなく、高齢の方も駄目だという人が何人かいました。

やっぱり一緒にやっていくのなら、例え院長であろうと駄目なところは一緒に直していける部分が必要だったと思います。

1年2ヶ月の期間でしたが、患者さんに入っている時は楽しかったです。
少しでも楽になって帰ってもらってると言う実感ももてましたし、そういう声が多かったからです。

今までしていなかった手技もするようになりました。
意外と好評でした。

そうそう、この期間に霊感が強くなったのと何事に関してもバランス感覚が鋭くなり、触っただけで違和感のあるところが解ったり、歌ってる人の何処が響いていないのかが解るようになりました。

これで「私のライフワーク」シリーズは完結です。

延べ10年間の私の経験を書きました。
今思えばこれらの経験があったからこそ今の自分になってると思います。

そしてこれらの経験をこれからに活かしていきたいと思っています。

更に色んな事を勉強して受け手に負担の少ないけれど効果の上がる手技を目指していきます。