» 私のライフワーク~その5(受け手に優しい手技編)|出張マッサージ 鍼治療|ぱんだFACTORY!へようこそ。ただ揉むだけではない、体の芯からコリやハリをほぐします。

私のライフワーク~その5(受け手に優しい手技編)

2014/08/01

次に勤務したのは堺駅近くにある整骨院でした。

ある意味カリスマだった院長が独立する為、新たに加わったスタッフで店を作っていく時期でした。
今までの整骨院とは違い、高齢者の割合が非常に少なく、午前中が暇だと言う珍しい整骨院でした。

初代院長はそれまでに幾つもの整骨院の立ち上げを経験している人で柔らかいですが、ポイントは外さない手技と矯正を売りにしていました。

そして何よりカリスマと言われたのは患者さんとのトークでした。

トークの才能が凄くて患者さんの内情をさりげなく聞きだすだけでなく、患者さんのテンションも上手く上げる人でした。

雰囲気作りが非常に上手く院長としては最高に上手い人でした。
社長との付き合いも上手く、相手の機嫌を損ねないように会話をしながら、自分の主張も上手い事していくと言う私には絶対真似の出来ない人でしたね。

ただ仕事を離れるとかなり性格が悪く患者さんなどの悪口を言いまくる人でした。
そんな人が初代院長だったので残ったメンバーは大変でした。

2代目院長をすることになったのはこの仕事を始めた頃に初代院長と一緒に仕事をした縁からオープニングスタッフとして勤務していた20代後半のH先生でした。

20代とは言え既に10年のキャリアがあり、学生時代にはサッカーを本格的にしていたH先生は色んな技を持っている人でした。

そこで私達がやった事は初代院長が掴んだ患者さんを如何に取りこぼさずに売り上げをキープするかでした。

先ず院長が取り掛かったのは初代院長が抱えていた患者さんに頭痛が多かった事です。

初代院長はあまり必要性がなくても矯正をしていたのです。

ゆっくりと時間を掛けて矯正したり、勢いをつけない矯正ならば問題はないのですが、初代院長がしていた矯正は勢いをつけて矯正する方法でした。

これをすると例えば首の稼働域は上がります。

しかしその外側の筋肉に張りが出てしまい、結果それが原因で頭痛を引き起こしてしまう患者さんが多かったのです。

なので院長は矯正はせずに取り切れない張りは打つ場所を指定され私が鍼で緩めるやり方で対応を始めました。

その内、殆どの患者さんの頭痛が改善し、よっぽどでない限り鍼もしなくてもいけるようになりました。

その事があるので下手に私が矯正に手を出さないのはそういう理由です。

次に院長から言われた事は「お前らが(患者さんに)入った後は変なところが硬くなっている。強く押しすぎるから違うところが硬くなるんや」でした。

初めは何言ってるねん。患者さんがしんどいと言うところをきっちりほぐしているんやから文句無いやろ!って思っていました。

しかし何度も言われたので押す力を考えながらするようになると、今まですぐにコリを訴えていた人が少し長持ちしてたり張りがマシになっている事に気付きました。

そうなんです。
強く押しすぎるとほぐしてる周りが要らない力が加わっている事で硬くなるのです。
乳酸が出て筋肉自体も硬くなってしまいます。

つまりほぐすのに必要な力だけで手技をしないと、余分な力が全て受け手にマイナスに作用するという事でした。

その典型が「揉み返し」です。

ほぐすために力を入れる。
でもそれが余計な力だこそ筋肉がオーバーワークになりダルさを感じてしまうのです。

その為、それ以降意図的に強くして!と言われる方以外で揉み返しの症状が出るのは稀になりました。

その他、身体に負担が出ないけれど、身体を楽にする手技を教えてもらったり自分でも勉強していったのがこの時期でした。

その前の整体整骨院での「伸ばし」のテクニックと、受け手に負担の少ない手技を考えた結果、現在の私の手技が出来上がってきたと言えます。